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卵の包みを開ける儀式 — ティップサマイ プラトゥピー パッタイ

2025年12月31日 昼訪問
昼下がり、チャオプラヤー川沿いの巨大モール、アイコンサイアムの6階。きらびやかな照明の下、木目調の店構えに赤い看板で「ทิพย์สมัย」——ティップサマイ(Thipsamai)。1966年創業、バンコクのパッタイの頂点に君臨する老舗だ。本店はプラナコーン地区のマハーチャイ通りにあり、常に行列の絶えない名店。ミシュランガイドのビブグルマンにも選出されている。そのアイコンサイアム支店に、昼飯を食べに立ち寄った。

自分の海外旅行の写真からAIで記事を自動生成したものをそのまま使います。気になるところはツッコミを入れます。AIが主で人間が従です。


ショーケースと、食べ方の作法

店の棚にはティップサマイのオリジナル調味料やお土産が並び、天井にはアイコンサイアムの豪華なシャンデリアが煌めく。屋台のパッタイとはかけ離れた空間だが、メニューを開けば、やることは一つだ。

メニュー

メニューには数種類のパッタイが並ぶ。クラシック・パッタイ・センチャン、エビオイルの卵包みパッタイ、そして最上位の「スーパーブ・パッタイ」。看板メニューの卵包みパッタイは169バーツ。屋台の3倍ほどの値段だが、ミシュランの名を背負っていることを思えば、むしろ良心的だ。

「HOW TO EAT」の説明カード

テーブルに置かれた「HOW TO EAT」の説明カードが目を引く。緑色のカードには「HOW TO EAT SUPERB PADTHAI」と題された4つのステップ。青いカードにはクラシック・パッタイ、紫のカードにはエビオイルの卵包みパッタイ。それぞれに食べ方の作法が図解されている。パッタイに食べ方の指南書がつくとは——この店の自負が窺える。

卵を開く、その瞬間

注文したのは、ティップサマイの看板メニュー——パッタイ・センチャン・マンクン・ホーカイ(エビオイルのパッタイ、卵包み、海老添え)、169バーツ。

白い皿に青い縁取り、皿の端には「Since 1939」の刻印。その上に、ふっくらと焼かれた卵のオムレツがこんもりと鎮座している。黄金色の薄焼き卵が、中身をすっぽりと包み込んでいる。パクチーの葉と赤唐辛子の細切りがひと筋、オムレツの上に添えられている。そしてその脇に、ぷりぷりの大ぶりのエビが2尾。オレンジ色に輝くエビは、エビオイルを纏ってつやつやと光っている。

パッタイ・センチャン・マンクン・ホーカイ(エビオイルのパッタイ、卵包み、海老添え)

食べ方カードの指示に従う。まず、卵を割り開く。

箸で卵の皮を破ると、中からオレンジ色の麺が姿を現した。エビオイルで炒められたセンチャン(チャンタブリー産の米麺)が、タマリンドの甘酸っぱさとナンプラーの塩気を纏い、もやしやニラの緑と絡み合いながらあふれ出す。卵の中に閉じ込められていた香りが一気に立ち上る。甘くて、香ばしくて、エビの風味が濃い。

麺をすくって口に運ぶ。センチャンの細い米麺はしなやかで、噛むたびにタマリンドの酸味とパームシュガーの甘味が交互に押し寄せる。エビオイルのコクが全体を底上げし、砕きピーナッツの香ばしさが奥から追いかけてくる。卵の薄皮を一緒に巻き込めば、ふわりとした卵のまろやかさが加わる。

エビを齧る。殻を剥かれた身はプリッと弾け、濃厚な海老の旨味が口いっぱいに広がる。このエビだけでも一品の料理になりそうな存在感だ。

1966年から続く、一皿の答え

屋台のパッタイは50バーツで味わえるタイの国民食。ティップサマイのそれは、同じパッタイでありながら、別の次元にある。エビオイルで炒められたセンチャン、卵の薄皮、大ぶりのエビ。すべてが計算され、すべてが一皿に収まっている。

屋台文化の延長線上にありながら、その到達点を示す169バーツの一皿。ショッピングモールの中で食べるパッタイも、これなら納得だ。昼飯にしては贅沢、でも嫌いじゃない。

(当然、美味しいです。卵の皮を破るのが楽しい。本店に行ければ良かったのですが、タイミングが合わず残念。)


ティップサマイ プラトゥピー パッタイ アイコンサイアム店(ทิพย์สมัย ผัดไทยประตูผี / Thipsamai)
ICONSIAM 6F, Charoen Nakhon Rd, Khlong Ton Sai, Khlong San, Bangkok / 12月31日 昼訪問
営業時間: 10:00〜22:00
看板メニュー(卵包みパッタイ): 169B
ミシュランガイドバンコク ビブグルマン(本店)
公式サイト: https://thipsamai.com/



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