AIをこわがらなくて大丈夫|シニア向けAI入門書を出版しました
「難しそう」で、立ち止まっていませんか
テレビでも、街の会話でも、「AI」という言葉を聞かない日はなくなりました。
便利らしい。これからは使えないと困るらしい。でも――なんだか難しそう。自分には縁のない話に聞こえる。だまされたり、失敗したりしそうで、こわい。
もし、そんなふうに入口で立ち止まっているとしたら。あるいは、あなたの周りに、そうやって立ち止まっている人がいるとしたら。この記事は、その方に向けて書いています。
先に、いちばん伝えたいことを書きます。
AIは、思っているよりずっと、やさしい入口の道具です。そして、新しいことを始めるのに、遅すぎる年齢はありません。
なぜ、そう言い切れるのか。実は最近、私自身が「難しそう」の壁を、一つ越えたばかりだからです。
私も「難しそう」を、越えた側の人間です
申し遅れました。佳作(かさく)と申します。ふだんは調剤薬局で、薬剤師として働いています。
作家でも、パソコンにくわしい技術者でもありません。どちらかといえば、新しいものには慎重なほうです。
その私が先日、電子書籍を1冊、Kindleで出版しました。『60代からのAI超入門 スマホに話しかけるだけ!いちばんやさしいChatGPTの始め方』という、シニア世代向けのAI入門書です。
正直に打ち明けると、出版なんて、ずっと「特別な人がすること」だと思っていました。原稿の書き方も、電子書籍の作り方も、Amazonでの手続きも、何ひとつ知りませんでした。まさに「難しそう」の壁の、手前にいた人間です。
でも、やってみたら――できてしまいました。
素人でも、本当に出せてしまった
何がいちばん驚きだったか。それは、専門的な作業のほとんどを、AIに話しかけながら進められたことです。
わからないことは、AIに聞けばいい。「電子書籍って、どうやって作るの?」「表紙はどうすれば?」。そう相談すると、順を追って教えてくれるし、面倒な作業も手伝ってくれる。
まるで、その道にくわしい知り合いが、隣に座って一緒に作ってくれるような感覚でした。私がやったのは、「こういう本にしたい」と方針を伝え、出てきたものを自分の目で確かめて、「ここはこう直したい」と注文をつける。その繰り返しです。
もちろん、すべてが一発でうまくいったわけではありません。表紙のたとえ話に矛盾を見つけて直したり、細かい体裁でつまずいたり。人間の目で最後に整える手間は、ちゃんとありました。
それでも、たしかに言えることがあります。「特別な人」でなくても、本は出せる。 少なくとも、慎重で、パソコンが得意でもない私に、それができたのです。
だから、あなたの一歩も、きっと大丈夫
この体験を通して、いちばん強く思ったことがあります。
「難しそう」の正体は、たいてい「知らないだけ」なのだ、ということです。
やり方を知らない。どこから手をつければいいか、わからない。だから、大きくて越えられない壁に見える。でも、隣で教えてくれる存在がいれば、壁はただの段差だったと気づきます。
そして今は、その「隣で教えてくれる存在」を、誰もがスマホの中に持てる時代です。それがAIです。
出版のような大きなことでなくてかまいません。献立を相談する。手紙の下書きを手伝ってもらう。うろ覚えの言葉を聞いてみる。ほんの小さな一歩から、世界は少し広がります。
もし、あなたがこれからAIに触れてみようとしているなら。「話しかけるだけでいいんだ」と、どうか気楽に構えてください。 もし、あなたが誰か――たとえば離れて暮らすご両親に、AIを教えてあげたい側の人なら。「難しく考えなくていいよ」と、その背中を押してあげてください。
その一歩を、そっと支える本を書きました
私が今回出した本は、まさにその「最初の一歩」を支えるために書きました。
こんな方に向けています。
スマホは持っているけれど、AIはまだ使ったことがない方
ニュースでAIの話題を見るたび、少し置いていかれた気持ちになる方
「操作より、まず安全に使いたい」という慎重派の方
離れて暮らす親に、AIを安心して使ってもらいたいと願う方
キーボードは使いません。スマホに「話しかけるだけ」で始められるところから、献立・旅行・手紙・調べ物・話し相手という、暮らしにすぐ役立つ使い道までをやさしくまとめました。
そして、いちばん力を入れたのが「安心して使う」ための章です。個人情報のこと、お金の判断のこと、そして健康や薬のことをAIに聞いていいのかどうか。ここは、薬剤師として日々シニア世代の相談を受けてきた経験がなければ、書けなかった部分です。
読み終えるころには、「こわいから使わない」ではなく「気をつけどころを知って、安心して使う」に変わっている。そんな一冊を目指しました。
発売直後は、無料で読めます
この記事の公開に合わせて、発売から数日間、本を無料でお読みいただけるようにしました。(2026/7/25〜7/29)
「自分が読んでみたい」という方はもちろん、「親に読ませてあげたい」「AIをこわがっている知り合いに勧めたい」という方にも、ぜひこの機会に手に取っていただけたらうれしいです。
本のリンクはこちら
読んでみて感じたことがあれば、ぜひ感想を聞かせてください。それが、次の一冊を書くいちばんの励みになります。
新しいことを始めるのに、遅すぎる年齢はありません。 あなたの、あるいは大切な誰かの「最初のひとこと」を、この本がそっと後押しできたなら、これほどうれしいことはありません。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
