芋出し画像

職堎のバグ「⌈事考課衚」をメンバヌが採点させろっお蚀うんです

プロゞェクトルヌムにいたら、事務曞類を持っおきおくれたメンバヌのカンダさんが、机に広げおいた✩玙の考課衚に✬をずめた。

「ケむメむさん、この曞類っおなんですか」

「これ  これは⌈事考課衚だよ。メンバヌの分はオレがこっそり぀けおるんだけど、⟃分の分は⟃⌰評䟡の欄を蚘⌊しお䞊に出すの」

「⟃⌰評䟡」

「そう。特別に優れた項✬が『』で、あずは『』から『』たでを぀けるわけ。⟃分のこずは難しいんだよ。テキトヌに曞いおるけど」

「ぞぇヌ、段階評䟡なんだ。⟒せお⟒せお。私がやっおあげるよ」

「そう じゃ、参考意⟒ずいうこずで問題を読んで点数を⟔っおみおよ。答えは⟃分で曞くから。ちゃんず客芳的な評䟡をしおよ」

カンダさんが⌈事考課の基準衚を⌿にずっお読みはじめる。

「たず『統率⌒』ね。『グルヌプやチヌム構成員に圱響⌒があり、協⌒的な圢にたずめるこずができるか』  『』だね」

「なんで これは『』でしょ。 い぀も的確な指✰をしおるでしょ」

「『統率⌒』っおいうより『おたかせ⌒』っおいう気が 。この前だっお䜕かのデザむンをするっおアプリいじくっおたけど、結局私にやらせたしたよね」

「いや、あれは緎習問題のむルカを䜜っおたら䞞倪みたいになっちゃっお。やっぱり、基本は適材適所だなず思ったからお願いしたんだよ。『逅は逅屋』方匏。自分がやりたかったけど、できる人に譲るこずにしたんだ」

「  。じゃ、次の『創意⌯倫』。『業務に有効な⌯倫改善を⟏っおいるか』 『』っおずこかな」

「これは『』だよ、『』 創意⌯倫は埗意だもの。オレは〈孊校の時に茪ゎムを切っお麺に⟒✎おお、ラヌメンの屋台の暡型を䜜ったこずがあるよ」

「業務で」

「業務で茪ゎムねぇ 」

「茪ゎムは関係ないよ」

「あっ、この郚屋の机の配眮はオレが考えた あなた達の䜜業スペヌスを広くずったら、⟃分の堎所がスミッコのヘンな堎所になっちゃったじゃん」

「 じゃ『』でいいよ。次は『折衝⌒』ね。『他郚眲ず折衝を⟏い、円満か぀有利に業務を遂⟏できる』 これは『』」

「『』だっ぀ヌの」

「この前、別の郚眲の仕事を匕き受けたでしょ しかも、それをたた私たちに抌し぀ける」

「だっおしょうがないじゃん。病欠の瀟員がいお困っおたから。でも、折衝⌒を発揮しお、差し出された以䞊のお菓⌊をぶんどったんだよ 箱ごずあったでしょ ⟃分だっお⟷べたじゃん」

「お菓⌊はいらないから、仕事もいらないよ  次は『協調性』。『䞊叞、同僚関係先などず協調しながら仕事を進められるか』。『』だよ。『』」

「『』」

「ケむメむさんは『協調性』ないじゃん。䌚瀟の行事も飲み䌚も、いっ぀もサボるでしょ」

「でも、先週は総務郚⻑に誘われお飲みに⟏っおきたよ」

「あっ、珍しい ケむメむさんが店を予玄したの」

「いや 、総務郚⻑が党郚やっおくれおた」

「⟃分でやりなよ」

「でも、『私も店ほど店の候補を探しおおいたんですよ』っお⟔ったら喜んでたよ」

「゚ラむじゃん」

「そしたら圌が興味もっちゃっお。どんな店か教えろっお⟔うのよ」

「どんな店なの」

「ひず぀は新宿駅前の『おでんのおいしい店』。ここは枋いけどオシャレっぜくお味もいいから、⌥の⌊受けがいい店ね。それからもう⌀軒は『地酒が揃っおる隠れ家みたいなずころ』で、マスタヌが元圹者だった店」

「ケむメむさん、飲めないくせによく知っおるね」

「知らないよ。こんな感じかなっお、どっかにありそうな店を蚀ったんだよ。そしたら、今床、連れおいけっお⟔われおるんだよ。どうしよう」

「どうしようじゃないでしょ。なんでそう適圓なわけ」

「適圓ではないよ。小さなり゜は誰でも぀くでしょ。で、〈さなり゜を隠すために、次々ずり゜を重ねお困った状況になっおるのが今だから、垞識的な流れっおいうか、王道を⟏っおるず思うな」

「もっず正盎になった方がいいんじゃないの」

「でも、『正盎が必ず正しい』っおいうこずはないでしょ」

「それはたぁ 」

「『裞の王様』っお話、知っおる 悪い商⌈に隙された王様が、『バカには⟒えない服』っおいうの着おるず、正盎な⌊䟛が『王様はハダカだヌ』っお叫んで、みんなから拍⌿を济びるっおいう話 」

「知っおるよ。正盎が⌀番っおいう話でしょ」

「だけどね。もし、それが王様じゃなくお、矎しい⌥王様だったずしたらどうよ  その⌊は、村の男どもに『黙っおろっ぀ヌの』っおボコボコにされちゃうよね。⻭ずか折られちゃう」

「確かに嫌われるタむプかも 」

「でしょ  本圓に賢い⌊䟛だったら、そこで『⌥王様、同じ垃でお぀くりした䞋着でございたす』っお、䜕も持っおない⌿をうやうやしく差し出すよね。その⌊は、村の男達の匷烈な✀持を受けお間違いなく村⻑になるよ。り゜ツキ村だけど」

「そうかなぁ 。じゃあ次ね。次は『芏埋性』。『組織⌈ずしお率先しお芏範を重んじる⟏動をずれるか』 これは『』だよ。前に圹員✀の新しいパ゜コンを別の郚⟚のず亀換しちゃったじゃん」

「 あれはパ゜コンの有効掻✀だよ。䜿わない⌈より、䜿う⌈にたわした✅が圹にた぀。『』だよ。『』 芏範を重んじた䞊で、敢えおずった⟏動だから」

「じゃ、最埌は『責任感』ね。『⟃⌰の責任に察する⟃芚、業務結果に察する責任感はあるか』。うヌん 」

「『』だよ、『』 今、迷ったのが蚌拠だよ」

「郚䞋に抌し぀けおるような気がするなぁ」

「 抌し぀けおるんじゃなくお、指✰しおるんだよ。 あなた達ができない時は、オレが責任をずるんだからさ」

「私はちゃんずやっおるもん」

「もちろん、認めおるよ。だから、オレのAクラスの責任感の出番がないんだよ。 だいたいさ、この⌈事考課衚には肝⌌の郚分の評䟡が抜けおるず思う」

「なにが抜けおるの」

「『運』だよ。『あなたは運がいい✅か』っおいう蚭問がないんだよ。これが䞀番、⌀切だず思う。どんなに優秀でも運の悪い⌈だったら、取匕先ずの重芁な䌚議に⟏く途䞭で、⟞に跳ね⟶ばされたりするよね そこそこだけど到着する人ずどっちがいい」

「 たぁ、確かに郚䞋には恵たれおるから、運はいいよねぇ」

「そこ」

満⟜そうに去っおいくカンダさん。そしお、厳しく採点された⌈事考課衚。
厳しい芖点は必芁かもしれない。だが同時に枩かい目も必芁だず思う。
バランスをずるために、私は✢めの⟃⌰評䟡を぀けるこずにした。


いいなず思ったら応揎しよう

ケむメむ 最埌たでお読みいただきありがずうございたした。チップしちゃおうかなず思ったら、迷わなくおいいんです。私がそっず背䞭を抌したすからね

この蚘事が参加しおいる募集