un grain de sable ~日常で見つけた一粒~「洗濯」
僕は、洗濯が好きだ。
僕が今住んでいるのは、一軒家を一階と二階に分けて貸している、ちょっと変わった物件だ。
僕らは二階に住んでいて、ベランダから細い外階段を上ると屋上に出られる。
屋上は、家とほぼ同じくらいの広さがある。
過ごしやすい日などは、屋上で焼肉をやったり、ハンモックなんかも置いて楽しんでる。
ただ、いつでも屋上に洗濯物を干せるわけではない。
そう、雨が降らない。
そして、雨が降りそうもない日。
ベランダに干した場合は、すぐに洗濯物を取り込めるが、屋上に干した場合、ゲリラ豪雨に見舞われると大慌てで屋上に上がらないといけない。
先日も、物凄いゲリラ雷雨に見舞われた。
「あれ? 揚げ物の音がする?」
僕がそう言うと、
かおちゃんが、
「え? 揚げ物してるの?」
「してないよ? お腹空いたの?」
「あ! ってことは……やべ! 雨だ!!」
大慌てで狭い外階段を駆け上がる。
小石ぐらいの大きさの大粒の雨粒にびしょぬれになりながら、洗濯物を退避させたこともある。
でも、暴力的な太陽光線の日などは、最高である。
確かに、干してる間に軽い熱中症になりそうなくらいではあるが。
夕方。
日が沈む寸前の黄昏時に屋上に上がり、洗濯物を取り込む。
衣類はホカホカで、太陽からしっかりとエネルギーを補充したかのような、元気と清らかさを感じる。
この元気になった衣類や、タオルのふかふかがたまらないのだ!

乾燥機とは違う味わいがある。
