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【ASDとADHD】最初のプレゼント

「お母さん、何が欲しい?」

就労支援を受けると決まった頃から、娘の口から出ていた言葉。
だが、何が欲しいと聞かれても、だよ。

「本がいい? 初めての給料で本をプレゼントするよ」

それは嬉しい。
自分で本を買うというのは、なかなかできない。
一度読んで終わりとか、本棚に鎮座してしまうものにお金をかける気にならない。

娘には買ってあげても、自分には買えないものだからねぇ。

「じゃ、本で決まりね」

最初の給料で、私にプレゼントをしたいという娘。
嬉しいねぇ。
息子はそんなこと一度も言わなかったのに。
その息子とは、近くに住んでいながら、全く連絡がないんだけど。
男の子って、そんなもんなのか?
それとも私の育て方が悪かったのか?

まぁ、そはよしとしよう。
ひとまず自分の人生を生きているらしいから。

で、娘に戻って。
昨日だけど、仕事に行く車の中で。

娘「お母さん、本でいいんだよね?」

またしてもプレゼントの話が出てきた。

私「あ、そうだ!
本じゃなくて、バッグが欲しい!」

前回、小遣いを貯めて、シインでバッグを買ってくれたのだが、それもポケットが破れている。
それでも使っていたのだが、そろそろ一回り小さいバッグが欲しい。

今までは、娘の荷物は常に私が持っていた。
娘に持たせるといつの間にか、手から離れているからだが、最近は娘もバッグを持つようになったので、私の役目も手放していいはず。

だいたい、大きなバッグだと重いんだよ。
中にいろいろ入っちゃうとさ、肩凝るし。

娘「バッグ? 3000円で買える?」

私「大丈夫じゃない。安い奴でいいんだから」

娘「じゃ、イオンで買おう!」

私「イオンで買ったら、3000円じゃ買えないよ。
しまむらとかでいいよ」

娘「売ってるかなぁ」

私「安いのでいいんだよ」

娘「バッグだけでいいの?」

3000円と言われたら、それしか買えないだろうw
なのに、他にも買うつもりですか?

私「プレゼントはそれだけでいいよ。
残ったお金は自分のために使ってくれた方がいいよ」

そうすれば、干からびた財布も少しは潤うというものだ。

娘「じゃ、お母さんにはバッグで、私は新しい下着買おうっと。
3枚買えるかな」

いやいや、1枚にしておけよ。
1万しか収入がないんだからさ。

少しずつ成長はしているものの、金銭管理はまだ先らしい。
1万というバイト代が、娘にどんな成長を及ぼすのか、楽しみでもあり怖くもあるw

それにしても、発達障害の娘ちゃん。
親へのプレゼントまで考えるって、やっぱりこの子はすごいな~。
と思った。

私の初めての給料って……確かに親にプレゼントをあげた。
母と父に。
そして母から、「こんなもの」と不満顔を投げられた。

一体私は何をプレゼントしたんだろう?
いやいや、娘がくれたものに「こんなもの」っていう親もどうかと思うぞw

ま、いいんだけどさ。

楽しみだなぁ、娘からのプレゼント♪


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