娘の優しさに背筋が冷たくなった話w
我が家の一階の天井は高い。
両親が若かった頃に建てた家だからなのか?
二階は、一般的な造りなんだけど。
天井が高いと涼しいし、圧迫感がない。
これは利点。
だが、大きな欠点がある。
それは、家電製品や、家の老化に従い、人間も老化するということ。
つまり、天井の照明にも寿命が来る。
チカチカと点滅する蛍光灯。
高い天井。
老化する人間の体は、天井を見上げてため息を吐く。
「この間替えたばっかりなのに」
そう言っても、蛍光灯が「ならば、頑張ります!」とはならない。
しょうがないので、蛍光灯を買いに行く。
買いに行ったはいいが、脚立に上り交換するのはかなりの手間。
娘「お母さん、替えないの?」
私「うん、後で替える。まずはシャワーを浴びてくるね」
こうして、意を決するためにシャワーを浴びることにした。
汗を流し、体を拭いていると
娘「お母さん、蛍光灯替えたよ」
ん? かえたよ?
買えたよ。
うん、買った。
いや、違う気がする。
部屋に入ると、やたらと明るい。
天井を見ると、新しい光が部屋を満たし、照明も嬉しそうだ。
私「替えたの?! 娘が?」
娘「うん! お母さんが落ちたら大変だから」
優しい。
去年までは、やってもらうのが当たり前だった娘が、人の為に頑張ろうという精神に育っている。
嬉しい……けど。どうやって、交換した?
やったことないのに。
娘「テーブルの上に脚立乗せたのw
グラッとして怖かったけど、大丈夫だった」
ぬわ――――!!!!!
何だって?!
テ、テーブルの上……。
シャワーを浴びた体が一挙に冷え、背筋に冷たい汗が流れる。
だが、目の前の娘はニッコニコ。
落ちてたら……それこそ、大惨事になっていた。
私「あ、あのね……テーブルは危ないからのらないんだよ」
娘「でも、届かないから」
うそだよー。
娘と同じ身長の私が届くのに。
私「脚立の一番上に上れば届くよ」
娘「だって、一番上、怖いから」
テーブルの上の方が怖いだろうに。
娘はできた、できたと喜んでいる。
ありがたいけど……。
私「次は、一緒にやろうね。
どっちかが脚立を抑えていれば、危ないのも少しで済むからね」
娘「うん♪」
今年一番怖い優しさだったw
※かめママブログ書庫入り口👇
※エッセイ目次
