【ASDとADHD】ただいま検索中
娘を見ていると、面白いことが多々ある。
その一つが言葉。
幼稚園児なら言葉が出ないのも普通だけど、大人でも出てこないことがある。
何も知らない人からしたら、「なんだコイツ」になるだろうけど、本人はちゃんと言葉という概念があり、何を言いたいのかもわかっている。
でも、言葉が出てこない。
つまり検索中だ。
だからこうなる
娘「お母さん」
私「はいよ」
娘「……お母さん」
私「はいよ」
娘「うー…………お母さん!」
徐々に顔が歪んでいく。
以前は、どうしてこんな顔をするのか分からなかった。
でも最近は、何か言いたいんだな、と分かるようになった。
しかし、ここで素直に察する私ではない。
しばらく娘を観察して楽しむ。
娘は必死に言葉を探し、自分の要求を理解してもらおうとするが、
やっぱり出てこず、しばし苦しむことになる。
その苦悩に満ちた表情が可愛いw
だが、これを続けていると、焦れて怪獣になるので、ほどほどで助け船を出す。
私「イメージはある?」
娘「ある」
私「それは食べ物? 飲み物? 行動?」
娘「食べ物」
私「おかず系? オヤツ系?」
娘「えーっと、冷たくて……ご飯の時に食べるもの」
私「おかずだね。冷たいおかず……なにいろ?」
娘「あ! もずくきゅうり!」
となる。
やっとそこまで到達するわけだ。
分かっていないわけじゃなくて、娘の脳内CPUにエラーが発生してしまい、なかなか検索が終了しない状態だ。
そういう時は焦らせてもダメ。
ひたすら連想ゲームを繰り広げる。
すると、言葉が形を作り検索結果が飛び出す。
ADHDの特性なのか、ASDの特性なのか分からないけど、
私としては、これは娘のCPUの特性だと理解している。
その逆に、私のCPUがエラーを起こすこともある。
私「あれ、あれなんだよ。昨日話してたやつ」
いや、もう。これじゃ通じるもんじゃないw
昨日話してたことなんてたくさんありすぎる。
それでも娘は必死に私の検索を助け、ピンポイントで昨日の話を抽出してくれる。
私の苦悩を楽しむことはない。
母に似ず、優しい娘だ。
娘のCPUは、ちょっと検索が遅いだけ。
私の方は、検索が遅いというより、壊れかけてるけど。
だからこそ、ちょうどいいのかもしれないね。
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