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歩く北海道 day3

稚内→抜海 16.68K 4H14M 薄曇り、強風

2段ベッドの下で就寝。早く目覚めたが、時間があるから6時過ぎまでゴロゴロ。ゆっくりシャワーを浴び7時半、1Fの食堂へ。

朝食はエゾシカカレー。コーヒーは自分で豆を挽くシステム。カレーを食べ、コーヒーを味わう。

次の宿までは徒歩3時間半の行程。チェックイン時に合わせるため、裏山にある北方記念館に向かう。風が強い。帽子が飛ばされないよう押さえながら歩く。Google Mapsに従うと人があまり通らないような道。記念館の受付で「どこを登って来たんですか?」と聞かれ説明すると、「それ整備されてなかったでしょ。クマ出るかもしれない」

記念館で日本統治時代の樺太を見る。樺太の中心地、豊原の繁栄ぶりが分かる。また記念館にはトンツーの電鍵が展示され、音も出る。仙台電波高出身者としては叩かずにいられない。「CQ CQ DE JA7YCQ」と仙台電波高アマチュア無線クラブのコールサインを叩いてみる。

稚内市開基百年記念塔

その上にある稚内市開基百年記念塔の展望台にも登った。展望台の高さは70m。海抜240mだという。しかし、あいにくの曇り空。利尻富士は見えない。天気のいい日はサハリン(樺太)が見えるらしい。

宿に戻る途中で、北門神社の境内に。旅の安全を願う。宿に戻ってザックからダウンを出していると、台湾・嘉義出身という女の子。「頑張ってください」。前日、よしきさんとの会話を聞いていた。

北門神社。神職が常駐する神社としては日本最北

10時40分、出発。ダウン、ウインドブレーカーを着て暖かい。「15時前に着いても宿に入れない」というので、ゆっくりのスタートとなった。この日も足裏が痛いが、一晩休んで大分回復した。

お世話になりました

歩きながらGoogle Mapsでコンビニの場所を調べる。どうも稚内市の町外れのセイコーマートが最後みたい。セイコーマートみどり店で、ペペロンチーノ199円を購入。安い。おまけにレジ袋は課金されない。外のベンチで食べた。これから先、明日の宿まで、商店はない。念のため、スニッカーズミニを3個買った。

少し歩いていたら、車が速度を落として止まった。「乗ってけ」って言われるのかな。なんて断わろうかな、と考えていると、車の中から声をかけてきたのは、モシリパのよしきさん。そして、その彼女。見送りに来てくれたのだ。

よしきさんと彼女

これは嬉しい。励みになる。大福餅をいただき、私からは昨日渡しそびれたコーヒーのドリップバッグを2個差し上げた。本当はもっと渡したいところだが、これから先、またこんな機会があるかもしれない。

それからは1人。山あいの道だが、車の往来は多い。緩やかな坂を登ったら、前方に利尻富士がドーン。雲で霞んでいるが、見応えがある。駐車場がある展望台まで来ると、海が大きく広がっていた。北海道道106号稚内-天塩線だ。天気良ければ右手に利尻富士が望めるはずだが、雲に隠れている。車は通るが、クマがいてもおかしくはない。クマ鈴を鳴らす。

前方の薄らと利尻富士

一本道。トラック以外に他県ナンバーやレンタカー、バイクが通る。歩いている人間は他にいないので、ジロリと眺められる。

カミーノもそうだったが、あまり考えない。前方に抜海の港町が見える。しかし、なかなか近づかない。早く目的地の抜海に着くことを願う。足が痛いから、歩みは遅い。

道の左手にかつてあった鉄道の跡が沿っている。なんとなく往時がしのばれる。この鉄道を使って、旭川、札幌、上野に行ったんだろうな。

鉄道の跡

毎度のことだが、目的地に着いた時はホッとした。チェックイン時に早かったので、漁港を見に行く。宿からわずか100m程度だが、歩くのが辛い。誰もいない。海。どこで見ても嬉しい。この先はロシアに繋がっている。

抜海漁港

宿に着き、洗濯を頼み、風呂に入り、ビール。昨日の飲み残しの赤ワインも飲む。右足にできた豆が破れて水が出てきた。これで少し、痛みが和らげばよいが。

夕食は刺身、鶏のフライでボリューム満点。なんとか完食。「9時から懇親会開きます。早く休まれる方は言ってください」とオーナー。普段、9時ごろに寝るので、翌日の長距離歩行を考え、寝させてもらう。

稚内から抜海へ

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