消費減税なんか小さい、問題は「家賃」なんだよ!
まあ、今月、こんなに共感したポストはなかった。
東京って本当に階級社会だよな
地方から上京して日本郵船や三菱地所に入社しても東急田園都市線沿線の一戸建てが買えない、親から「相続」しないと住めないという運命
普通に専業主婦と子ども2人を養えない「電鉄沿線」なんてもう崩壊しているも同然
(四季 2026/8/15 23:56)
東京って本当に階級社会だよな
— 四季 (@shikiho_season) August 15, 2026
地方から上京して日本郵船や三菱地所に入社しても東急田園都市線沿線の一戸建てが買えない、親から「相続」しないと住めないという運命
普通に専業主婦と子ども2人を養えない「電鉄沿線」なんてもう崩壊しているも同然
私の人生は、首都圏の高い家賃を払うだけで終わったようなものだ。
地方から上京してきて、家賃が高騰したバブル期に就職し、そのまま下がらない家賃を払い続けて、気がついたら定年だった。
だから、私は言う資格があるだろう。
問題は家賃だ! 不動産価格だ!
食料品の減税なんか大したことない。不動産市場が問題なのだ。
しかし、世の中には、そんな問題に気づかず生きている人たちもいる。
上のポストで言ってるように、親が首都圏に家を持っていた人たち。
東京の大学で、彼らと会った最初は、人間として、大して違いがないと思っていた。
しかし、40年以上たって、人生に残酷なほど差がついている。
高い家賃を払うだけで一生が終わった人間と、最初から家賃を払わずに済み、家賃を「払われる」側の人間と。
一方は貧乏で結婚もできず、一方は結婚してウハウハで子孫繁栄、首都圏の豊かな人生を享受している。
クーロン黒沢という、私の好きなライターがいる。
大学にも行かず就職もせず、1980年代からの円高時代、タイやカンボジアに暮らし、そこでの「沈没」生活をおもしろおかしく書いている。
相棒に「DJ北林」というライターもいた。フィリピンのマニラを拠点に、タイ、カンボジア、ベトナムで買春三昧の生活をしていた。
あとで、彼らが首都圏に不動産を持つ身分だと知って、だからあんな生活ができたのか、と種明かしされた気分だった。
家賃を払う身分のこっちは、そんな「自由」もなかった。
以前にも書いたが、日本の文化は、基本的には、都会の家持ちの豊かな家庭の子弟がつくっている。
クーロン黒沢のような、「アングラ」文化ですらそうなのだ。
いわゆる文化資産のある家に生まれ、子供の頃から映画や芝居を見て、家賃のために働かなくていい分、自由な時間が持てた。
「お坊ちゃん文化」だ。
だから苦労を知らないと言いたいわけではない、彼らなりの苦労はあったのだろうが、羨ましくて仕方ない。
生まれついてのその差は、一生縮まらない。広がる一方だ。
それが日本なのである。
少子化問題も、家賃問題であることはわかっている。
家賃が高いところでは、人は子供を作らない。
皮肉なことに、旧社会主義圏は持ち家率が高いので、出生率もそんなに下がらなかった。
もっとも、社会主義時代に得た住宅は小さかったので、子供の数に限界はあった。
ロシアなどでも、近年は都会の家賃が高騰して出生率が下がっている。
社会主義革命が起こせないとすれば、戦後の「農地解放」のようなことが、もう一度必要なのだ。
しかし、左翼ですら、なかなかそれを言ってくれない。
土地持ちの坊ちゃん左翼が多いからかもしれない。
いつもキレイゴトを言う新聞社なんかは、明らかに土地で食っている。
今や土地だけ、主に都会の地代だけで食っている。
私が新聞社にいた時も、「土地が上がり続ける限り、新聞社は潰れない!」と幹部は言っていた(それは「小説 平成の亡霊」に書いた)。
だから、土地の「解放」だけは、口が裂けても言えない。
私は、なんとか、ギリギリ、退職金で郊外に中古マンションが買えたからよかった。
これからの「持たざる者」たちは、60まで働いても家が買えず、家賃を払うために死ぬまで働かなければならなくなるだろう。
そんな人生が見えていて、結婚したり子供を作ったりする気になるはずがない。
仮に子供を作っても、その子は都会の土地持ちの子供に最初から負けると分かっているのだ。
少子化によって、いずれ不動産価格も下落するはずだというが、それとともに働き口もなくなれば、大して事態は改善しないだろう。
んー、やっぱり革命しかないか。
<参考>
