【初心者向けミリタリー】ケースレス弾って何ですか?
初見の方は必ず自己紹介をご確認ください。
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おはようございます。
毎週木曜日の朝、初心者向けミリタリー記事を投稿している、かけうどんです。
今日は『ケースレス弾』という弾丸について少し書いてみたいと思います。
過去の本ジャンル記事はこちらのマガジンにまとめております。
ケースレス弾って何ですか?
ものすごく簡単に言うと、薬莢/カートリッジの無い弾丸のことです。
アニメや映画などで銃をバンバン連射するシーンで、銃の横から金色の小さな筒状のものがバラバラ吐き出されるのを見たことはありませんか?
カートリッジ式の弾丸を用いる銃で、自動装てん式のものは、射撃したあとに、この空っぽになった薬莢というものが外に吐き出されます。(リボルバー式のピストルは空薬莢が銃の中に残る仕組みです)
ケースレス弾は、この薬莢というものがなく、射撃すると火薬を包むプラスチックなどの被膜が燃えてなくなる弾丸のことで、『排莢機能』が不要になるというメリットがあります。
大昔、銃が本格的に戦いに用いられるようになった初期の頃は、銃身に直接火薬をつめ、その上から鉄の弾をつっこみ、後ろから火縄や火打石などで火をつけて1発づつ射撃していました。よく聞く火縄銃というものですね。
銃は非常に強力な武器で、騎士の甲冑も簡単に貫通する威力がある反面、1発撃ったあとは次の弾丸を装填して射撃する準備にとても時間がかかったので、戦場を大きく変えるほどの武器になるには少し時間がかかりました。
弾丸と火薬を一体化し、撃針という針で弾薬の中にある雷管を叩くと中の火薬に発火して弾丸が発射される仕組みが開発されることで、『射撃準備に時間がかかる』という問題を一挙に改善した銃が登場します。
過去記事/ドライゼ銃
金属製のカートリッジ式の弾丸は、耐熱性、耐衝撃性、防水性などの色んなメリットがあります。
金属製の薬莢が射撃時に膨張して薬室の隙間を埋め、発射ガスが外に漏れるのを防ぐことで、火薬の爆発するエネルギーのほとんどを弾頭を発射する力にできる。金属製の薬莢の役割はココが一番大きいともされます。(←ケースレス弾がなかなか実用化しない大きな原因の一つとも言われる)
第二次世界大戦後に開発されたものは、どれも決定版にはならず、ドイツのH&K/ヘッケラー&コッホ社が開発したG11ライフルが唯一実用の一歩手前まで行けたのですが、やはり熱問題をうまく解消できず、量産に至りませんでした。
ケースレス弾の実用化のヒントは、個人的には『分離装填機能』や『液体火薬』などの安定化が鍵ではないかと思うところです。
最後まで読んで頂いて、ありがとうございました。
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