【営業とは?】私自身の苦い経験から得た「自社商品を売るためだけの課題」を見ているうちは、一生二流で終わるという現実。
「検討します」「またこちらから連絡します」
営業職なら、誰もが一度は耳にし、頭を抱えたことのある言葉ではないでしょうか。 かつての私もそうでした。毎日夜遅くまでテレアポをし、気合と根性で数字を追いかける。それでも思うように結果は出ず、常に「何が正解かわからない」不安と戦っていました。
しかし、ある時を境に私の営業人生は激変しました。それは、営業を「センス」や「運」ではなく、「科学(ロジック)」として捉え直したときです。
1. 「検討します」という壁に突き当たっていた暗黒時代
「努力は裏切らない」と信じていました。 朝から晩までリストの上から順に電話をかけ、断られても食い下がる。1日200件のコール、足が棒になるまでの飛び込み。
しかし、現実は残酷でした。アポは取れても、肝心の商談で「検討します」と流される。追客の電話をしても、居留守を使われるか「忙しい」の一点張り。月末になれば達成の目処が立たず、胃を痛めながら数字を詰められる日々でした。
2. 新人賞からの転落と、心身の限界
実は、初めに入った大手人材会社では「新人賞」を手にしました。自分には才能がある、そう過信していたのかもしれません。
しかし、半年が過ぎた頃から売れる案件が底をつき、難易度の高い仕事ばかりが残りました。私は「行動量」で解決しようと狂気のような生活を始めました。朝5時に起き、6時半に出社。夜10時までPCを叩き、帰宅後も深夜までリスト作成。
1年以上続けた結果、限界は心ではなく「体」に来ました。ある朝、背中に謎の激痛が走り、体が曲がらなくなったのです。心療内科で渡された薬の袋を見つめながら、「営業で人生を明るくするなんて無理だ」と絶望していました。
3. TOP営業マンMさんからの、残酷なまでの問いかけ
そんな憔悴しきった私に、社内で圧倒的な成果を出し続けていた先輩Mさんが放った一言が、すべてを変えました。
「お前さ、本当にお客様の方を向いてる?」
「お客様のために働いている『つもり』で、実は『自分の成果を出すための手段』としてお客様を見ていないか?」
そのエゴは、商談の言葉、トーン、表情からお客様に確実に伝わっていました。Mさんは続けました。「お客様が口にする顕在課題は誰でも聞ける。本当に価値があるのは、お客様自身も気づいていない『潜在的な課題』を言語化してあげることだ」
4. 「自社商品を売るため」の課題しか見ていなかった
戸惑う私に、Mさんはさらに問いかけました。 「お前がその会社の経営者だったら、何が一番の課題だと思う?自社の商品は抜きにして考えてみろ」
言葉に詰まりました。私は「自社の商品(人材)」を売るための組織課題、その表面しか見ていなかったのです。
組織の課題は、組織だけの問題ではありません。モノの流れ、カネの動き、業界の構造……すべてが複雑に絡み合っています。構造的にお客様と競合を見渡し、自分自身が「仮説」を持って臨まない限り、深い悩みなんて見えるわけがない。私は「行動量が多いだけの普通の営業マン」でしかなかったことに気づかされたのです。
5. 営業とは、お客様と「未来」を共に描くコンサルティングである
あの日から、私の行動は変わりました。 単にアポ件数を追うのをやめ、1社のために業界動向を読み込み、経営図を想像し、「私ならこう変える」という仮説を握りしめて商談に向かうようになりました。
結果、お客様からの言葉が劇的に変わりました。 「そんなことまで考えてくれたのは君が初めてだ」 「まさにそこが悩みの種だったんだ。どうしてわかったの?」
「検討します」という拒絶は消え、「ぜひ力になってほしい」という依頼に変わりました。営業とは、自社の商品を提案する仕事ではありません。「お客様の構造を理解し、仮説を持って未来を共に描く、コンサルティングそのもの」なのだと確信しました。
6. 営業で、人生を明るく照らす。
現在、私は大手企業のエリアマネージャーとして組織を率いています。 あの泥臭い日々を繰り返し、仮説をぶつけては立ち上がってきた経験が、今の私を作っています。
何より大きかったのは、目の前のお客様を「ターゲット」ではなく、大切な「家族」や「仲間」のように捉えられるようになったことです。家族が困っていたら、損得抜きで助けようとします。その温度感をロジックに乗せて届ければ、必ず「ビジョンを共にするパートナー」になれる。
この感覚を味わったら、営業はやめられません。 私は、一生営業で生きていきたい。それが私の生きる道です。
このnoteでは、地獄のような日々から這い上がり、体系化した「営業の科学」を余すことなくお伝えしていきます。
かつての私のように暗闇で悩んでいるあなたへ。 営業は、あなたの人生を明るく照らす最高の武器になります。 ぜひフォローして、一緒に営業を楽しみ尽くしましょう。
