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解き(土)の章∞第101話|死を“告らせる”ピース

深夜の
母の訪問。

そうむ、ぶちょう?
えらい人?
ガクブチ?
くちょう?……

母の不可思議な言葉たち。

驚いた――

そこから、ふと。

1か月半前。

8月末。

自治会理事会。


僕は
連続で役員を
やっていた。

高齢化、
成り手不足、
古臭いゆえの
制度疲弊。

やる人が
いないのだ。

そんでもって
今年度(令和7年度)
は、

最も厄介な
会計担当
だ。

500戸。

小さな村。

何をやるにも
お金。

だから
全ては
この会計を
通される。

全会議に
出席せねばならない。

それで
今回の
8月理事会の場。

メンバーは9名。
自治会長、総務部長に、
3名の副会長。
環境部・福祉部・文教部の部長。
そして、会計。

ここで。

”あの話”

になる――


この日、
僕は仕事だった。

ギリギリ。

着。

自治会館
築50年。

とにかく
ボロい;

会議室の戸も
歪んで
開けにくい。

ギィー”
ギィーー”

そっと
入るも。

目立つ。

恥かいた;

僕が
最後だったので

着席後、
会議
始まる。

(自治会長)
「実はですね。
 葬儀屋の
 やわらか斎場さん(仮名)
 から
 町内会連携の話が
 来ています。

 夏祭り
 敬老会
 終活セミナー
 
 これら自治会行事を
 サポートする
 連携協定の話が
 来ています。

 費用は掛かりませんし
 いかがでしょう?」

悪くない。

名も通っている。

特段、
問題なく。

全員
賛成。

連携
決定。

ところが。

(自治会長)
「それでは、
 実は
 理事役員の中に
 やわらか斎場
 本社勤務の方が
 いらっしゃいますので、
 くわしくは
 その方から
 お話いただきます!」

すると

何と。

隣の男が

立った。

(風志)
「え!?(驚”)……」

その人こそ

やわらか斎場
本社職員

悟緒 福祉厚生部長(仮名)だ――

いつも
隣に
坐る人。

座り位置。

不思議と
空気で
決まる。

――準備は、
進んでいたのか。

偶然か。

必然か。

嫌な
胸騒ぎ。

母の不可思議な言葉たち。

自治会連携協定。

横には
本社の人間。

ピース。

……揃う。


不穏なピース。

  ここに。

不眠のピース。

  ここに。

  眠れない。




妻・里緒。

2025年9月17日
入院。

9月18日
気管切開。

光免疫用
抗がん剤
アキャルックス
注入。

翌、19日
光免疫療法

無事、終了。

も、

9月末。
腰に違和感。

やがて。

激痛。

10月1日。
多発骨転移。

確定。

――

朝には
寒さが付いてきた。

骨にも
寒さが憑いてきた。

隣に
深き秋。



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