移動中にスマホを見るのをやめてから、判断の質が変わりました
私がこれまでの経営経験をもとにまとめた書籍です。
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面談と面談の間に、何をしていますか
一日に何件も打ち合わせが入る日があります。
私の場合、面談の後は移動になります。電車に乗る、車で走る、駅まで歩く。WEB面談の方が多いのですが。汗 この時間に何をしているか。
以前は、ほぼ全部スマホを見ていました。チャットに返信して、メールを確認して、空いた時間を無駄にしないようにしていたつもりです。
これをやめました。理由があります。
面談の内容が、記憶に残っていませんでした
夜になって一日を振り返ると、午前中の面談で何を話したのか思い出せない日がありました。
議事録を見れば内容は分かります。ただ、相手がどんな表情でその話をしたのか、何に引っかかっているように見えたのか。そういう感触が残っていないのです。
終わった直後にスマホを開いて、別の案件の頭に切り替えてしまうからです。目の前の情報が、直前の記憶を押し流していきます。
コンサルの仕事で本当に大事なのは、議事録に書ける内容ではありません。書けなかった違和感のほうです。
移動時間は、消化のための時間です
今は、面談の後の移動では何も見ないようにしています。
歩きながら、さっきの面談を思い返します。あの人は資金繰りの話になったとき、少し早口になった。あの説明をしたとき、あまり納得していない顔だった。
こういうことは、その場では処理しきれません。話しながら同時に観察するのは無理があるので、終わった後に時間を取らないと言語化されないままです。
10分か15分でも、この時間があると次の打ち手が変わります。次の面談で最初に何を聞くべきかが、移動中や、直後の振り返りで決まっていることが多いです。
空白を怖がると、判断が浅くなります
移動中に何もしないのは、最初は落ち着きませんでした。時間を無駄にしている気がするからです。
ただ、あの5分でチャットに返していたことの多くは、実は5時間後でも問題のない用件でした。急ぎに見えるだけです。
一方で、面談直後の15分は、そのときにしか価値がありません。時間が経つと感触が薄れて、思い出せなくなります。
同じ15分でも、そこでしかできないことと、いつでもできることがあります。後者で前者を潰していたわけです。
何もしない時間を、どこに置くか
もちろん、移動中でなくても構いません。
私の場合はたまたま移動があるので、そこに置いているだけです。トレーニングの時間にしている人もいますし、朝の散歩の人もいます。
共通しているのは、情報を入れない時間だということです。入力を止めないと、処理が始まりません。
筋トレでも、負荷をかけている最中に筋肉は育ちません。休んでいる間に回復して強くなります。思考も同じで、詰め込んでいる時間ではなく、空けている時間に整理されます。
まとめ
・面談直後にスマホを開くと、その場の感触が押し流されます
・議事録に書ける内容より、書けなかった違和感のほうが重要です
・移動中の10分から15分を、直前の面談を思い返す時間に充てます
・急ぎに見える連絡の多くは、数時間後でも問題ありません
・そのときにしかできないことと、いつでもできることを区別します
・情報の入力を止めないと、頭の中の処理は始まりません
このあたりのテーマは、コンサルの現場で扱っている内容そのものです。
経営者の時間設計や思考習慣を見直したい方向けに、初回30分の枠を用意しています。
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