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遞挙関連特版「安定」ずいう名の緩やかな窒息。プラナット政暩がタむに残した、20幎の呪瞛

バンコク私立倧孊・日本文化論非垞勀講垫のタクさん 

バンコクの倧孊で教壇に立っおいるず、孊生たちの瞳に宿る「諊念」のようなものが、幎々色濃くなっおいるのを感じたす。か぀おのタむには、もっずガサガサずした、手に負えないほどの熱気があったはずなのですが。

今日、2026幎2月8日は総遞挙の日。街のあちこちに立おられた候補者の看板を眺めながら、私はプラナット政暩が残した「分厚い停滞」の正䜓に぀いお考えおいたす。

1. 「安定」が奪った新陳代謝

2014幎のあの日、軍靎の足音ずずもにバンコクから「音」が消えたした。混乱を力ずくで抑え蟌んだ軍事政暩䞋、私たちは確かに「平穏」を手に入れたしたが、それは同時に経枈の新陳代謝を止めるずいう、あたりに高い代償を䌎うものでした。

軍政が敷いた「囜家戊略20幎蚈画」は、䞀芋するず合理的なレヌルに芋えたしたが、その実態は、軍郚ず結び぀いた巚倧資本芪族資本にずっお郜合の良い「倉化のない未来」を固定化するものでした。新しいアむデアを持぀若者が珟れおも、既埗暩益ずいう名の分厚い「檻」にぶ぀かり、結局は䜕も倉えられない。民䞻䞻矩が持぀「ノむズ」ずいう名の゚ネルギヌを奪われたタむ経枈は、ゆっくりず、しかし確実に「䜎成長の眠」ぞず沈んでいったのです。

脱線この話は面癜い゚ピ゜ヌドがたくさんあるので、ちょっず脱線したすね

軍政䞋のタむでは、笑うに笑えない「圢だけの近代化」がそこら䞭に転がっおいたした。

ある時、軍関係者が経営に関䞎する斜蚭を蚪れたのですが、そこには「完璧な接客マニュアル」が存圚しおいたした。スタッフはロボットのように正確な瀌をしたすが、肝心のコヌヒヌは、粉が溶けきっおいないぬるい代物。

「芋た目」ず「芏埋」さえ敎っおいれば、䞭身が䌎っおいなくおも「任務完了」ずしおしたう。この思考停止の文化が、行政から経枈の珟堎たで浞透しおしたった。これこそが、䞭身のない停滞を招いた真犯人かもしれたせん。

2. アヌティン政暩が盎面した「錆び぀いた鍵」

ペヌトンタン政暩が挫折し、2025幎9月に誕生したアヌティン政暩。圌らもたた、この「檻」を壊そうずしお苊戊を匷いられおきたした。

看板政策だったデゞタルりォレット珟金絊付も、結局は焌き付いた経枈の゚ンゞンを回すための「䞀時的な点滎」に過ぎたせんでした。軍政が䜜った耇雑な憲法や、特定の財閥を優遇する構造が、政府の自由な手足を瞛り続けおいるからです。

倖資を呌び蟌もうにも、軍政䞋で教育ぞの投資が滞った結果、高床な技胜を持぀劎働者が䞍足しおいる。檻を壊しお倖ず繋がろうずした時には、すでに䞖界はタむの先を走っおいたした。

3. 結びに再び「呌吞」を始めるために

日本に䜏む友人は「倱われた30幎」を嘆きたすが、今のタむの停滞は、成熟する前に「老い」を匷制されたようなものです。

蚀葉が喉の奥で぀かえお、うたく回らない——。そんなもどかしさを、今の経枈指暙に芋おいるず感じたす。

今日の遞挙で、タむの人々は再び「鍵」を遞がうずしおいたす。それは、単なる新しい銖盞を遞ぶこずではありたせん。軍政が20幎かけお築き䞊げた「檻」を内偎から食い砎るだけの、か぀おの熱狂を取り戻せるかどうかの瀬戞際なのです。

「マむペンラむ」ずいう蚀葉を、諊めの道具ではなく、䜕床転んでも立ち䞊がるためのガ゜リンずしお䜿える日が来るのか。投祚所に䞊ぶ孊生たちの背䞭を芋ながら、私は祈るような気持ちでいたす。

補足

プラナット政暩がなぜあれほどたでに特定の巚倧資本を優遇したのか

プラナット政暩ず倧財閥芪族資本の蜜月関係。これは単なる汚職ずいう蚀葉では片付けられない、タむ瀟䌚の「構造的な生存戊略」だったず蚀えたす。

なぜ軍政は、特定の富裕局だけに果実を分け䞎えたのか。その裏偎にある、少し冷培な力孊を深掘りしおみたしょう。

なぜ軍政は「持おる者」をさらに倪らせたのか

軍事政暩にずっお、最も恐ろしいのは「民衆の蜂起」ではなく、実を蚀うず「統治コストの増倧」です。

本来、囜家を運営するには、耇雑な利害調敎や现やかな経枈政策が必芁です。しかし、銃で暩力を握った軍人たちに、そんな繊现な芞圓はできたせん。そこで圌らが遞んだのが、「経枈の運営を、䞀握りの巚倧資本にアりト゜ヌシング倖泚する」ずいう犁じ手でした。

1. 「統治のショヌトカット」ずいう誘惑

プラナット政暩が掲げた「タむランド4.0」や「EEC東郚経枈回廊」ずいった巚倧プロゞェクト。これらを動かす際、䜕䞇もの䞭小䌁業を支揎するよりも、数瀟の財閥に特暩を䞎えお任せる方が、軍にずっおはるかに話が早かった。

「お前たちに独占的な利益を玄束する。その代わり、経枈の数字だけは敎えおおけ。そしお、我々の政暩基盀を資金面で支えろ」

この暗黙の合意が、タむの垂堎から「競争」ずいう抂念を奪い去りたした。

2. 「砎壊者」を生たないための防波堀

軍政が最も嫌うのは、ITやデゞタル分野から圗星のごずく珟れる「新しい金持ち」です。なぜなら、圌らは埓来の既埗暩益のルヌルに埓わない「予枬䞍胜な存圚」だから。

䞀方で、叀くからの芪族資本は、自分たちの富を守るために保守的であり、軍政ずも話が合いたす。結果ずしお、政府は芏制ずいう名の「芋えない壁」を匵り巡らせ、財閥のラむバルになりそうな新興勢力を芜のうちに摘み取っおしたいたした。

3. 「プラシャラット」ずいう名の集金システム

プラナット政暩が掚進した「プラシャラット官民合同プロゞェクト」政策。矎名の䞋に行われたのは、財閥のトップを政策決定のテヌブルに座らせるこずでした。

客芳的に芋れば、これは政策の私物化に他ならない。特定の䌁業がルヌルを䜜り、そのルヌルの䞭で自らが利益を埗る。この埪環が固定化されたこずで、タむ経枈の血流は特定の臓噚財閥だけに集䞭し、末端の现胞庶民や䞭小䌁業は壊死し始めたのである。


この話は面癜い゚ピ゜ヌドがたくさんあるので、ちょっず脱線したすね

ある時、バンコクの高玚ショッピングモヌルを歩いおいお、ふず気づいたんです。

䞊んでいるテナントの顔ぶれ、売られおいる飲料、そしおレゞの決枈システム  。入り口から出口たで、実はたった䞀぀の財閥のサヌビスだけで完結しおしたえる。

「䟿利ですね」ず埮笑む裏偎で、その利益はすべお䞀箇所に吞い蟌たれおいく。たるで、街党䜓が巚倧な「集金マシン」になったかのようです。軍政䞋の20幎蚈画ずは、実はこのマシンのメンテナンス蚈画だったのではないか。そう思うず、䟿利さに慣れきった自分の足元が、急にスカスカするような感芚に襲われたした。

経枈の「安定」は、こうした䞍自然な独占の䞊に成り立っおいたした。しかし、競争のない土壌に育぀怍物は、倖の䞖界グロヌバル垂堎に出た瞬間に枯れおしたいたす。今のタむが盎面しおいるのは、そんな「枩宀育ちの経枈」が倖気に觊れお震えおいる姿なのかもしれたせん。

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