【徒歩旅】約155km淡路島の旅|極限状態で見えたもの
こんにちは。
岡山でパッケージ会社の社長をしています、さかいです。
今回は私の旅の思い出について語っていきたいと思います。
旅といえば、楽しいものであるのが当然であるように思います。
しかし若い頃の私は、楽しいよりも記憶に残る旅の計画を立てて実行していました。学生時代に京都にいた時に自転車で一日かけ岡山まで帰ってきたり、樹齢8,000年とも言われる縄文杉を見に屋久島に乗り込んだり、タダで東京に行こうと欽ちゃんの仮装大賞に参加しようと本気で準備したりと今、考えれば相当に馬鹿なことをやっていました。
その中で一番思い出深いのは淡路島を歩いて一周したことです。私の行動についてくるという物好きな友人と二人で、盆休みの5日間かけて徒歩で完歩しました。
登山用の50リットルのザックを背負い、テントや自炊道具も準備して宿泊施設に頼らないという、かなりハードな設定を自らに課しました。
実際この行動を行って身をもって思い知らされたことは、頭で考えたことを実行してもまったくの未経験のことは予想通りにはいかないということでした。
私が考えたのは、単純に時速4kmとして淡路島の外周が約155km、10時間歩くとして1日40km。5日間あれば200kmとなり余裕を持って事を成し遂げれる想定でした。
しかしその安易な考えは初日の出だしで大きく狂います。真夏の暑さ、背負っている荷物の重さ、当然ながら車の時に流れるように風景が変わることもなく進めど進めど、一向に変わった感じのしない風景など、これらは慣れるまで精神的にまずいと思いました。
夜には持参した米を炊き、ボンカレーを温めるなどの自炊を行い、徹底して便利なことに頼らないように準備をしてきました。
そんな中で一番脱力感に見舞われたことは道を間違え行き止まりの展望台にたどりついた時でした。車ならダメージもなく来た道を引き返せばいいだけですが徒歩で1時間かけてきた道のりをまた同じ時間をかけて戻らなくてはいけない。さすがにこの時は、二人の間に会話はなかったように思います。
淡路島での旅は起こることのほぼすべてが未経験でした。締め切ったテントの中は夜とは言えど灼熱地獄。経験したことのない下半身の疲労感。急にもよおしたときに隠れる場所がない焦りなど、つまらないことかもしれませんが身を持って体験したからこそ、リアリティを持って話をすることが出来ます。
そういった体験の中で一番よかったことは人の有難さがよくわかったということです。わざわざ車を停めて缶ジュースをくれた人もいれば、キャンプ地で肉をごちそうしてくれた人もいます。
そのような感じで、いろんな人が声をかけてくれました。中には目的地まで乗せましょうかと言ってくれた人もいました。これは目的達成にならなくなるので丁重にお断りしました。
人に優しくされた分、私も他の人に同様にしないといけない。
そう改めて感じた旅となりました。
