ふたつのソラ🎶
雨あがりの 街路樹を
人並みが 静かに
すぎてゆく
ボクはまだ 擬態になれないまま
青い霧雨に ぬれている
水たまりに浮かぶ ウソの空
ビルのガラスに 映るソラ
電子のサカナが 泳いでる
ふたつの空の まんなかで
天使の雨が ふりやまない
時計の針が
ひとつ ためらった
昼間のノイズを 飲みこんで
横断歩道の むこうがわ
キミが笑って 立っていた
まるで夜の 公衆電話
それだけで 世界は
劇場に変わる
胸の奥の 厚い幕が
音もなく まき上げられて
ボクのなかでだけ
明るい ベルが鳴る
街は煌めく 夜の劇場
ぼくらは だれもが
コアチップ
つぎの幕へ 進もう
ふかく 深呼吸して
(tururu tururu……)
つぎの幕へ 進もう
ふかく 深呼吸して
