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【読書と作文】『刑務所の文章教室』で知る、作文・読書の効果

最近、おもしろい本に出会いました。
『刑務所の文章教室』大塚敦子

刑務所では、 
作文をしたり
読書をしたりさせていて、
囚人の更生に役立っているらしい。

自分の感情や気持ち、後悔を
言葉にするという作文の授業は、
囚人の人たちに
自己改革を促すんでしょうか。

そもそも、
高校で今や全国規模に広がった朝読も、
退廃していた学校の風紀を
改める効果があるから、
広まったのですから、
刑務所で囚人の自己理解を
助けることに効果が期待できますね。

ふと、思いました。

児童相談所などでも、
きっと作文教室や読書会は
荒らぶれる児童のメンタルを
安らげる効果があるはずです。

それから、もう一箇所、
作文や読書会の効果といえば
頭にパッと浮かぶ施設があります。

それは老人施設です。
父が一時期、老人施設に
たびたびお世話になっていたので
よく立ち寄りましたが、
こういうことを言って
お叱りを受けるかもしれませんが、
老人施設では
折り紙を作ったり、
童謡を歌ったり、
60歳、70歳、80代以上の、
人生酸いも甘いも味わってきた人たちも
正直、本心では
やりたくはないのではないか⋯。
少なくとも、
私はやりたくないと思いました。
顔から火が出るほど恥ずかしいようで。

それに
もっと欲望はいっぱいあります。
まだまだスケベだし。
好奇心を満たして楽しくなりたいし。

きっと、折り紙は
手を動かすとボケにくいから。
童謡を歌うのは
穏やかなメンタルになるから。
そうした効果を狙って
プログラムにしているんでしょう。

でも、まだまだ煩悩だらけで、
欲望まみれです。

私は老人のみんなが
童謡を歌っている姿を見て
ただただ、顔から火が出るほどの
恥ずかしさを感じたものでした。

あれは老人をどこか馬鹿にしている
としか思えませんでした。

折り紙作りも、また同じく、、、。

そうしたプログラムを
やらされるくらいなら、
宮部みゆきさんや
東野圭吾さんのミステリーを
読書会で取り上げたり、
読書感想文を書いたり、
また、短歌や俳句なども、
自己理解、自己把握に効果が
あると思うんです。

刑務所の中で効果があるなら、
老人施設、老人ホームでも
作文や読書会の効果はあるはずです。

犯罪者と
健全で罪のないご老人を
ごっちゃにしないで!
とお叱りを受けそうですが、
老人施設のプログラムは
あまりに老人のメンタルの現状から
乖離してると感じてきました。

冒頭に取り上げた
『刑務所の文章教室』の著者
大塚敦子さんは
刑務所に定期的に通って
作文や読書会の先生や案内人を
してきた方だから、
現状を踏まえた本になっています。

まあ、このnoteでも、
何かを書くことで
大勢の方がきっと
自分の内面を把握したり、
理解したり、改革したり、
書くことがどんなに効果があるか
実感されているでしょう。

そこには、
とても小さな、
でも無限のチカラが
あることは確かですね。

老人施設では
最近はもう童謡も歌わないし、
折り紙も作りません、
などと改革されていたらすみません。 

童謡を歌うプログラムが
改革されていたら
私も必要ならお世話になりたいですが、
童謡や折り紙のプログラムがある限り、
私は顔から火が出そうに恥ずかしく、
施設には行けませんね。

それよりは
読書会をやらせてください。

課題は東野圭吾や宮部みゆき、
村上春樹やサリンジャーを
どうか読ませて下さい。


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