死人に口なし
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コンサルでこんな質問を受けました。「知り合いが亡くなりました。後で皆で集まるのですが、その席で、自分が挨拶しなければならないのですよ。何を言えばいいんだか悩みどころです」
わたしの答えは、盛って褒めること。
「その人とのエピソードがあるでしょう。挨拶が長くなるから三つは多い。せめて二つ。ひとつ目を話し終わったら、あるときはこんなこともありましたと次のエピソードを語ること。間違っても故人をけなしちゃいけない。話したエピソードを通じて、その人の人となりを褒めること。ただ褒めちゃいけない。盛って褒めること。少々大げさに褒めたところで生き返って謙遜や否定などできません。死人に口なし。盛って褒めましょう。遺族も喜びます。話しの最後は、楽しかったよありがとう、あの世でまた会おうと言えば〆は完璧です」
お盆のシーズンになると親戚や友人知人で故人を偲ぶ会話もありますよね。死んだ人の悪口を言っちゃだめですよ。それこそ化けて出てきますよ? たとえ、ギャンブルまみれで女癖の悪かった人に対しても、習慣を変えない意志のかたい人だったとか、存分に思う通りに生きていた人だったなどと言いましょう。見方を変えただけで、それも事実でありますからね。忘れちゃいけないのは、盛って褒めること。
盛って褒めるのは、かげ褒めでも効果抜群です。かげ褒めとは、当の本人がいないところで褒めることですが、少々盛って褒めると本人に伝わったときに大喜びしてくれますし、褒められたぶん頑張ろうとやる気も出るものです。
故人への挨拶は盛って褒めること。死人に口なし。

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山下純子
