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スピリチュアル・バイパス対策

前回は、偶然ネットで見つけた、スピリチュアル・バイパスについて書きました。
これは、現実の課題や未解決の感情から逃れるために、精神的な教えを「隠れ蓑」にする心理的防衛反応です。
今回はそれへの対策方法について調べたことを書いてみようと思います。


スピリチュアル・バイパスへの3つの対策

スピリチュアル・バイパスを防ぎ、脱するためには、高次元な理論よりも、泥臭い「人間としての自分」を再発見することが不可欠です。
主な対策は以下の3つです。

  1. 「不快な感情」を排除しないこと
    怒りや嫉妬を「波動が低い」と切り捨てず、今ここにある痛みとして等身大に認めてください。ポジティブさの強要は、魂の成長ではなく単なる抑圧を招きます。自分の中の「ずるさ」や「弱さ」といった影(シャドウ)を直視し、統合していく勇気が必要です。

  2. グラウンディングを徹底すること
    意識が精神世界へ飛びがちなときほど、運動、掃除、適切な食事など、物理的な身体や生活に意識を向けてください。現実のトラブルを「宇宙にお任せ」で放置せず、一歩ずつ具体的な行動で解決する姿勢が、バイパスからの脱却を助けます。

  3. 「境界線」を引くこと
    すべてを「愛」で片付けて嫌なことにNOと言えない状態は、自己犠牲に過ぎません。自分を守るための健全な境界線を持つことは、精神的な未熟さではなく、自立した人間としての誠実さです。

真の精神性とは、現実から浮き上がることではなく、不完全な現実の中にしっかりと根を張り、人間としての感情を余さず味わい尽くすプロセスにあります。「バイパスしているかも」という違和感は、あなたが真の意味で自分を取り戻そうとしている前向きなサインです。

「負の感情を消化する」について

なお前回、疑問として挙げました「負の感情を消化する」ということについてですが、心理学やマインドフルネスの観点からは、以下のようなプロセスのことを指すそうです。

「負の感情を消化する」ための3つのステップ

  1. 気づく(Naming): 「いま自分は強い怒り(または悲しみ、恐れ)を感じている」と客観的に認識する。

  2. 否定せず許容する(Acceptance): 「波動が下がるからダメだ」「こんなことで怒ってはいけない」と評価・判断せず、「怒っても当然だ」「悲しいよね」とその感情が存在することをそのまま認める。

  3. 身体感覚として感じる(Embodying): 思考でネチネチ考え続けるのではなく、胸のモヤモヤや体の緊張など、「体で感じている感覚」に意識を向け、それが自然に去っていくのを待つ。

思考で「ポジティブに解釈し直す(=バイパスする)」のではなく、「単なる身体的・心理的な現象として、そのまま通り抜けさせる」のが、感情の健全な消化(処理)とされています。


個人的な考察

個人的には、上記の1番目にある、自分の影の部分を直視して統合していく、ということが抽象的で、具体的にどうすればいいのかよくわかりません。
しかし前回書きました、「負の感情を消化する」ということと同じなのかもしれません。その中の「身体感覚として感じる」ということが、上記のスピリチュアル・バイパス対策の2番目の、「グラウンディング」ということにもつながるのかもしれません。

ところでこの 「グラウンディング」 というのは、普段あまり聞かない言葉です。これは説明を見ると現実の生活に意識を向けることのようですが、一度改めて調べてみたいと思います。

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