『仏教レコード』を読んで~今、この本に出会った意味~
少し前から、気になっていた仏教。
その始まりは、本田健さんの言葉。
「ご先祖様と繋がりなさい」
この一言から、自分のご先祖さまやルーツを辿るようになり、そこから聖徳太子や空海へと興味が広がっていきました。
これまでお寺や聖徳太子のことを調べたり、
空海のことを追求したり
でも、法華経そのものに興味を持ったのは、
今回が初めてでした。
その法華経への、きっかけを作ってくれたのが
『仏教レコード』という本です。
この本の存在を知ったのは、
その数日前に、関連動画で流れてきたYouTube。
「読んでみたいな」と思ったものの、
いつ発売される本なのかも 知りませんでした。
ところが、8月8日。
ライオンズゲートが開くと言われる日に、
行く予定もなかった本屋さんで、
発売間もないその本を 見つけたのです。
「あった!」
本が光り輝いて見えました。
それはまるで、本のほうから私のところへ来てくれたような、そんな感覚に鳥肌が立ちました。
そして読み始めてみると……。
面白~~~い!
脳の奥の方が、興奮してページをめくるのも もどかしい。
とにかく、仏教というものが
想像していた以上に、壮大でした。
お釈迦様から始まった教えが、
弟子たちによって受け継がれ、
インドから中国へ、そして日本へ。
その長い時間の中で、
たくさんの人が仏教を学び、考え、
自分の時代に合わせて受け取り、
また次の人へと渡していった。
そんな「教えの旅」の中で宇宙へ想いを馳せる。
これまで私は、仏教というと「宗派」ごとに捉えていたところがありました。
でも、この本を読んでいると、
「仏教って、こんなに大きな流れだったんだ」
と、少し高いところから全体を眺めているような、そんな感覚になったのです。
そして、この本の中で、
特に心に残った言葉がありました。
「お経は人生の攻略本であり、宝の地図である」
この言葉に、胸がときめいたのです。
私は、人生は「自分が選んできた遊園地」だと思ってきました。そして、その遊園地の地図は、アカシックにあるとも思っていたのです。
それが・・・経典と繋がっていた?かなりの衝撃。
お経というと、私にとっては今まで
「供養するための言葉」というイメージでした。
でも、そうではなかった。
人生の中で迷ったとき、
自分がどこにいるのか分からなくなったとき、
どう生きたらいいのか分からなくなったとき
そこに、先人たちが残してくれた
「道しるべ」として経典がある。
そう考えると、お経に俄然興味が湧きました。
何千年も前の人たちが残してくれた、
人生の攻略本。
そして、
自分の本質へ戻っていくための宝の地図。
そう思ったら、
もっともっとお経を深く知りたくなりました。
そして、もうひとつ心を動かされたのが、
法華経(妙法蓮華経)の花の意味でした。
泥の中から伸びて、美しい花を咲かせる蓮。
そして、咲き終えた花は再び、
泥の中に種を落とす。
その姿が、仏教ではとても大切な意味を持っていることを知りました。
泥があるからこそ、蓮の花が咲く。
そして、それは輪廻転生していく。
それはまるで、
「人生の中で起きることには、
無駄なものはない」
と教えてくれているように感じました。
きれいなことだけではなく、
迷ったことも、
苦しかったことも、
遠回りしたことも
それらすべてを抱えたまま、
自分の花を咲かせていく。
その蓮の姿が、今の私にはとても響いたのです。

そして、さらに聖徳太子の存在がつながってきました。
実家の菩提寺が聖徳太子のお寺ということで、私なりに勉強して歴史や思想に触れてきました。
「ご先祖と繋がりなさい」という言葉から始まった私の探求が、聖徳太子へ、そして日本に伝わった仏教へとつながっていきました。
聖徳太子も愛した法華経
今回、法華経に興味を持ったことで、その流れがさらに一本につながったように感じています。
そして、この本を読み終えた今、
私は「仏教について答えを得た」という感じではありません。
むしろ逆。
もっともっと、知りたくなりました。
お釈迦様は、何を伝えたかったのだろう。
その教えは、弟子たちによってどう受け継がれていったのだろう。
なぜ法華経が生まれ、聖徳太子はそれを大切にしたのだろう。
空海や宮沢賢治など、法華経に惹かれた人たちは、どんなところに魅了されたのだろう。
そして、私がいつかつくりたいと思っている
「寂庵のような場」と、法華経は深くつながるのかもしれない。
本を読む前より、疑問が増えています。
でもそれが、
今はとてつもなく、わくわくするのです。
「これが答えです」と一つに決めるのではなく、人はそれぞれの時代に、仏教をどう受け取り、どう理解し、どう次の時代へ渡してきたのか。
そんな大きな流れそのものを、
もっと見てみたいと思うようになりました。
私が今この本に出会った意味は、仏教の答えを知ることでは なかったのかもしれません。
これまで追いかけてきた聖徳太子や空海から、私の夢へと繋がる鍵になるかも知れない。
バラバラに見えていたものが、少しずつ一本の線になってきた感覚です。
そして私は今、その線をもっと先まで辿ってみたいと思っています。
8月8日。
ライオンズゲートの日に、発売日も知らなかった本を、ふと立ち寄った本屋さんで見つけた本。
偶然といえば偶然。
でも、今の私には、やっぱり「このタイミングだったんだな」と思えてしまうのです。
『仏教レコード』
この本は、私の中に新しい問いと、
ひとつの宝の地図を残してくれました。

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