キャリア心理学 │ 働くために生きる?生きるために働く?
「働くために生きているのか。」「生きるために働いているのか。」
社会人になって数年経った頃、私は自分自身にこんな問いを投げかけていました。
当時の私は、とにかく仕事中心の毎日。社会人として組織内でひとり立ちするために必死だった社会人1〜3年目。少しずつ成果が出るようになってからも、
「もっと成長したい。」
「もっと人の役に立ちたい。」
そんな気持ちで走り続けていました。シンプルに、仕事が好きだったんですよね。だからこそ、帰りの電車でも仕事のことを考え、休日も見たくないはずの会社用携帯が気になっていました。
でもなんだか体調も芳しくなく、家でも感情的に不安定な日が多くなり、ある日ふと立ち止まりました。
「私って、何のために働いているんだっけ?」
「仕事がなくなったら幸せ?」
そんな極端な問いも、自分に投げかけてみました。
最初は、「仕事がなくなったら、もっと自由になれる☀」と思ったんです笑。でも、少し考えてみると答えは違いました。確かに私にとって仕事は、人生の中でとても大切な存在。
誰かの人生に関われること。成長を感じられること。社会に貢献できること。
その時間は、私にとって欠かせないものです。だから、「仕事なんてなくてもいい。」とは、思えませんでした。
でも同時に仕事だけが人生でもない。そう思ったんです。
私が大切にしたいもの。
今の私にとって大切なのは、
・自分の健康
・家族との時間
・友人や仲間との時間
・そして仕事
どれか一つではありません。全部が合わさって、「私の人生」なんだと思っています。だから最近は、仕事だけに全力を注ぐのではなく、家族と過ごす時間も、自分の身体を整える時間も、友人と笑う時間も、意識して大切にするようになりました。
不思議なことに、仕事との向き合い方まで変わりました。
「全部背負わなきゃ。」という気持ちが少し軽くなったんで
キャリア心理学でも、同じ考え方があります。
キャリア心理学者のサニー・ハンセンは、キャリアとは仕事だけではなく、人生全体を統合して考えるものだと提唱しました。
その中で大切にしているのが、
4つのLife Role(4L)と健康という考え方です。
Labor(仕事)
Love(家族・大切な人との関係)
Learning(学び・成長)
Leisure(余暇・趣味)
Health(心と身体の健康)
人生は、このどれか一つだけで成り立つものではありません。その時々のライフステージによって、比重は変わります。だからこそ、時々立ち止まり、「今の私は、何を大切にしたいんだろう?」と問い直すことが大切なのだと私は感じています✨
人生の変化は、自分で選んでいい。
ハンセンはもう一つ、「チェンジエージェント」という考え方も伝えています。
社会や環境が変わるのを待つのではなく、自分自身が変化をつくる存在になること。私も最近、その意味が少しずつ分かるようになりました。
以前は、「仕事に合わせて人生を考える」ことが多かったように思います。でも今は、「どんな人生を送りたいか。」を考えた上で、仕事との向き合い方を選ぶようになりました。
現職で成果を出すこと。将来の独立に向けて準備をすること。家族との時間を大切にすること。
どれかを諦めるのではなく、その時々でバランスを見直しながら、自分で人生をデザインしていきたいと思っていますし、それができる人をどんどん増やしていく支援をしたい!と考えています☺️
今日の問い💭
もし今日、「仕事」があなたの人生からなくなったら、あなたは幸せでしょうか?そして、仕事以外で今のあなたを支えているものは何でしょうか?
キャリアは、仕事だけを考えるものではありません。人生全体を見つめ直した時、働く意味も、少し違って見えてくるかもしれません✨
