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新潟柏崎紀行③ 日本海に沈む夕日

7月から柏崎に住み始めた。

まだ私は柏崎の夏しか知らない。

雪深い冬も、春の訪れも、秋の空気もまだ経験していない。

それでも、一つだけははっきりと言える。

柏崎の夕日は格別

仕事が終わり、海へ向かう。

空はまだ明るい。

西には日本海がどこまでも広がっている。

そしてゆっくりと、太陽が海へ沈んでいく。

最初は黄色。

やがてオレンジ。

そして赤。

さらに紫へと色を変えていく。

最後には空全体が群青色に包まれる。

まるで空が一枚の大きな絵画になったようだ。

沈みかけの太陽はまぶしい。

目の奥に焼き付くような光を放つ。

しかし、それが海の近くまで下りてくる頃には、どこか優しい赤色になる。

胸の奥をじんわりと焦がすような赤。

その光が海面に映る。

穏やかな日本海が赤く輝く。

ただ眺めているだけなのに飽きない。

いつまでも見ていられる。

そんな夕日である。

私のお気に入りの夕日スポットは三つ

番神夕日の森。

海と空の広がりを感じられる場所だ。


みなとまち海浜公園。

のんびりと海を眺めながら夕日を待つ時間が心地よい。


そして、

椎谷の夕日が丘公園。

名前の通り、夕日のためにあるような場所である。


どこへ行っても、多くの人が夕日を見ている。

散歩をする人。

ベンチに座る人。

カメラを構える人。

家族連れ。

恋人同士。

一人で静かに海を眺める人。

不思議なことに、皆それぞれの時間を過ごしているのに、その場には同じ空気が流れている。

「今日もきれいだな」

そんな気持ちだろうか。

柏崎の人たちは、きっと知っているのだと思う。

新潟の夏が長くはないことを。

やがて冬がやってくることを。

日本海から冷たい風が吹き、空の色も変わっていくことを。

だからこそ、この短い夏を慈しむように過ごしているように見える。

私も最近、その気持ちが少し分かるような気がする。

夕日を見ながら、ただ海を眺める。

それだけで十分贅沢だと思えるのだ。


柏崎に来て2か月。

知らない場所も、知らない景色もたくさんある。

それでも今のところ、柏崎で一番好きなものを挙げろと言われたら、私は迷わず答える。

日本海に沈む夕日だと

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