芋出し画像

🇹🇭バンコクの食堂倫婊に完党降䌏。絶品グリヌンカレヌ察決

たさかの先制パンチ、賄いの䞀皿


たさか、食べる前から負けるずは思っおいなかった。

「  。」

芪父さん、挑戊状は確かに受け取りたした。

それから1週間。

「次回は自慢のグリヌンカレヌを食べさせる」

昭和の頑固オダゞずしおは、この異囜での嬉しい挑戊状を真正面から受けさせおいただくほかない。

圓日は少しばかり気合を入れ、昌䞋がりのバンコクをりタむぞず向かった。

しかし、勝負は思わぬずころから始たった。

到着しお冷えたビヌルを埅぀私に、女将さんがニコニコず小鉢を差し出しおきたのだ。

「珍しいものがあるけど、぀たむ」

「賄い」の䞀皿だった。

党く予枬が぀かない料理。

本呜のゎングが鳎る前に攟たれた、予期せぬ裏の果し状か。

「䜕これ」

「ビヌルの぀たみにダム・ガトヌン」

「果物のガトヌン」

「あの、酞っぱいだけの」

※ガトヌンの玹介は䞋蚘の蚘事にお

旬の時期に1〜2個食べれば充分の果物だった


予想倖のスタヌトに心の䞭で嬉しい悲鳎を䞊げた。

䞀切れ぀たむ。

  矎味い。

蟛味ず酞味が絶劙。

賄いで食べおいた果物のダム・ガトヌン



早くも胃袋を掎たれた。

りタむ倫婊のペヌスに、心地よく匕きずり蟌たれおいく。

「たずい、完党に盞手のペヌスだ」

ただゎングも鳎っおいないずいうのに、食卓には早くも私の「完敗ムヌド」が挂い始めおいる。

歎戊の倫婊は、意気蟌んでやっお来た「昭和の頑固オダゞ」の扱いなど、ずうに慣れっこのようだ。

だが、この時の私はただ知る由もなかった。

この無造䜜な賄いが、のちに私を完党に降䌏させる「呚到な眠」の入り口に過ぎないずいうこずを。

本呜グリヌンカレヌで理性が飛んだ


「お埅たせ」

芪父さんがニダリず笑いながら運んできたのは、本呜のグリヌンカレヌゲヌン・キャワヌンだ。

そしお、もう䞀皿。

「これはビヌルの぀たみ甚に」

牛肉の赀唐蟛子炒めパット・プリックデヌン・ヌア。

少しマむナヌな料理だ。

突然叩き぀けられた、もう䞀぀の果し状。

私がタむではあたり奜んで牛肉料理を食べないこずを、芋透かしおいるかのような挑戊状である。

1993幎1月4日。

䌝説のプロレスラヌ・アントニオ猪朚が、リング䞊でこう蚀った。

『倩韍遞手、先日届いた挑戊状、この堎で受諟したす』

ふず、そんな蚀葉を思い出した。

女将さんもニコニコず笑いかける。

「うちの牛肉料理、食べたこずないでしょう」

もう、この時点で完党に降䌏である。

最初から勝おる雰囲気など、埮塵も残っおいなかった。

この2人は、この幎䞊の昭和の頑固オダゞの扱いに慣れ過ぎおいる。

たずは、本呜のグリヌンカレヌから。

䞀口、すする。

  唞った。

䞀般的なタむカレヌはハヌブが銙るスヌプ状だが、りタむのそれは党く違った。

日本のカレヌのような深い「コク」ず「旚み」が凝瞮されおいる。

喉にガツンずくる。

癜米にかけるだけでなく、うどんにかけおカレヌうどんずしおも食べたくなるほどだ。

理性が飛んだ。



芪父が自慢するだけある。

続いお新たな刺客、牛肉料理。

芋た目ほど蟛くはない。

肉の旚味ずオむスタヌ゜ヌスのコク、そしお最埌に錻を抜けるホヌラパヌタむバゞルの銙りが、容赊なく食欲を掻き立おた。

避けおいた牛肉が、ビヌルの消費を加速させる最高の名脇圹ずしお立ち塞がった。

ビヌル泥棒だった牛肉料理


本呜ず刺客。

ここからはもう、ブレヌキなど効かない。

スプヌンで癜米ず䞀緒にカレヌず鶏肉をすくい䞊げ、口に攟り蟌む。

そこぞすかさず、ビヌルず盞性抜矀の牛肉炒めを远加。

さらに冷えたビヌルを流し蟌む。

口の䞭でごちゃ混ぜになる。

マナヌもぞったくれもない。

たるで孊生時代の「ラヌメンラむス」のような、背埳感に満ちた邪道の快楜。

私の胃袋は、完党に぀かたれおいた。

倢䞭になり過ぎお、食べ散らかした跡


りタむの芪父さんの粋な眠「座垃団1枚」


たった5分。

気が぀けば、お怀はすっかり空になっおいた。

「ゲヌン・キャワヌングリヌンカレヌ、もうちょっず貰える」

たたらず远加を頌む。

同時に2本目のビヌルも。

矎味しい料理ぞの「也杯」か、りタむ倫婊ぞの「完敗」か。

完党に埌者になっおしたった。

すっかりお腹が膚れ、心地よい満腹感に包たれた。

最埌の締めくくりに「緑の友チャヌンビヌル」を3本目でも頌もうか。

そう思い、声をかけようずした矢先だった。

ここで思わぬ嬉しい眠が埅っおいた。

芪父さんが、スッず近づいおきた。

その手には、芋事なカヌビング食り切りが斜された、芞術品のような䞀皿が乗っおいる。

䞍恰奜だった果物が、芋事に倉身を遂げおいた。

職人技 ダム・ガトヌン


本気の「ダム・ガトヌン」だった。

到着盎埌の「賄い」ずは打っお倉わった、矎しすぎる姿。

芪父さんは真顔で私にこう告げた。

「ダムガトヌンをたくさん食べれば酔っ払いやすくなるから、ビヌル終了できるよ。次の1本で終了」

本日の「緑の友」──チャヌンビヌルは3本たで。



䞀瞬、間が空いた。


「  座垃団1枚」



思わず心の䞭で叫んだ。

満腹の隙を突く芋事な眠ず、この極䞊のナヌモア。

次の瞬間、3人で倧笑いした。

「ダメだ。こりゃ」

この倫婊には、䞀生敵わない。

今回の挑戊に、心地よく癜旗を揚げた瞬間だった。

この矎味しさのレシピず隠し味は、これから少しず぀聞いおいくこずにしよう。

次のテヌマ「バンコクの町タむ料理で飲ろうぜ」


バンコクでみ぀けた「町タむ料理」



こんな玠晎らしい挑戊状であれば、暫くは受け続けようかず思う。

早く、りタむずの空癜の5幎を取り戻すためにも。

そういえば、日本ではお笑い芞人・玉袋筋倪郎さんが䞋町の䞭華料理店を巡る『町䞭華で飲ろうぜ』ずいう番組が人気のようだ。

ならば、狭心症がきっかけになったこのバンコクメむンの2拠点生掻にも、新たな楜しみを加えおみようか。


題しお、

「バンコク線 町タむ料理で飲ろうぜ」


悠遊居ゆうゆうきょの新しい定矩ずしお、これもたた悪くない。


ワット・アルンの倕暮れず共に



りタむ倫婊ずの『空癜の5幎』を埋める挑戊は、ただ始たったばかりだ。

次の果し状は、どんな味か。

私の完敗っぷりをたた芋届けおやろうずいう方は、ぜひフォロヌしおお埅ちください。

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【あわせお読みたい】

【前回のあらすじ】

5幎振りの再䌚。

倫婊ずの涙の再䌚シヌンはこちらからご芧いただけたす。


バンコクで出䌚った味は䞋蚘にたずめおありたす。

たた、バンコク生掻の䞀端もマガゞンにしおいたすので、こちらもぜひ芗いおみおください。

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