パクチー嫌いの私が好きな、タイの現地ご飯
私は旅先では、現地の物を食べる派だ。
それは国内外問わず、現地で食べるのが一番美味しく感じる気がするからだ。
ずいぶん昔、タイに出張してた時は、現地の人に連れて行ってもらって現地飯を楽しんでいた。
正直言うと、個人的にタイ飯は、口に合うもの合わないもの差が激しい。
パクチーは苦手だし、辛過ぎるのはご遠慮したい。
クセの強いスパイスは馴染めないし、虫系は積極的に食べたいとは思わなかった。
そんな私がローカルのタイ飯に慣れたのは、社員食堂の影響が大きい。
日替わりで毎日食べる内に、好みがわかってくるのだ。

スープは、追い調味料をしないとぼんやりした味。おかずはちょいピリ辛
タイでは、テーブルに調味料セットがあって、自分好みに追い調味料をする。
試行錯誤するうちに、なんとなくブレンドの要領がわかってくる。
日本では少し苦手に思っていたナンプラーと、砂糖の組み合わせが好きな事もわかった。
ナンプラーは、日本に帰ると「臭っ」となるから、やっぱり現地ならではなのだろう。
事務所は食堂の近くで、お昼前は仕込みの匂いがしてくる。
初めは正直臭いと思ってたのに、追い調味料が出来る頃には
「あー、お腹空いたな。今日はなんだろう?」
に変わった。
そのころには、スプーンとフォークで食べるタイスタイルの食事にも慣れてきた。
タイの女の子たちは休憩中に果物をよく食べる。
屋台で買ってきて、みんなで持ち寄って分け合うスタイルだ。

放置しなくても虫がわく果物たち
果物は生温かく、甘い完熟じゃなくて、青くて酸っぱい果物にスパイシーな謎の粉や生臭いペーストをつけて食べる。
粉やペーストは種類があり、結構こだわりがあるようだけど、私には良さがわからなかった。
果物は甘い方が好きだし、変なものはつけたくないし、少し冷えてる方が美味しいと思う。
私の好きな甘い系南国フルーツは、屋台で買うと大体小さな虫がついてくる。
みんな外側なら何事もなかった様に皮をむく。
中にいても、指で弾いたり少し水洗いで食べてしまうのだ。
「中に虫がいるのは無理」
と、言ったら、
「普段のご飯にやジュースにも入ってるから今更だよ」
と、みんなに笑われた。
タイのジュース屋台は生絞りが基本で、なかなか美味しい。
もちろん虫も生搾りだ。
気にしたら屋台でなんて食べられない。
お気に入りの屋台飯は、あひるのローストがのった麺料理。
あと、マンゴーと甘い米を煮たやつ。

バミー・ギアオ・ナーム
(汁ありワンタン麺)

真ん中は、タイ風のオムレツ
下 アヒルのローストと翡翠麺の汁無し

マンゴーとココナッツ風味の甘いご飯。
屋台ではないけど、ムーガタは、日本で流行っても良さそうなくらい美味しい。
ムーガタは、焼肉と鍋を一度に楽しめる料理だ。
真ん中で肉を焼き、その肉汁で寄せ鍋のスープがどんどん美味しくなる。
仕事帰りに何度も食べに連れて行ってもらった。
私はタイスキよりムーガタ派だ。


昔ながらの屋台は随分と減ったと聞くけど、当時は路上のあちこちに屋台があった。
最近は、屋台はフードコートになって、Uber eatsで注文するスタイルも増えたという。
「風情がない」とか言う人もいるだろうけど、それは住んでる人が選ぶことだ。
こんな暮らしをしてたから、私はしょっちゅうお腹を壊して、日々トイレの神様に祈りを捧げていた。
でも、タイ人もよくお腹を壊してたから、やっぱり衛生面では屋台よりはいいのではと思う。
