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同じ会議なのに、主語が違う――呂布と孫策の会議



会議の設定(現代企業)

それは、
新規プロジェクトの方向性を決める会議だった。

メンバーも、
資料も、
時間も同じ。

違うのは、
会議を仕切る上司だけだった。


呂布の会議

会議が始まると、
呂布は資料に目を通し、すぐに口を開く。

「この方向でいく」
「時間がない、決めよう」

判断は速い。
迷いもない。
内容も、間違っていない。

部下はうなずき、
メモを取り、
役割を確認する。

会議は予定より早く終わった。

効率はいい。
だが、部下の頭の中に残った主語は——

**「呂布が決めた」**だった。


孫策の会議

同じ議題で、
別の日に開かれた会議。

孫策は、
すぐには結論を出さない。

「この案、どう思う?」
「君なら、どこを変える?」

部下が口を開く。
意見が出る。
少し沈黙もある。

孫策は最後に言う。

「いいな。
 じゃあ、それで進めよう」

会議は少し長引いた。

だが、部下の頭の中に残った主語は——

**「自分たちが決めた」**だった。


会議の後に起きた違い

呂布の会議の後、
部下は正確に仕事を進めた。

孫策の会議の後、
部下は工夫しながら仕事を進めた。

どちらが正しい、という話ではない。

ただ、
会議で使われた主語が違っただけだ。


ここで一つ、立ち止まって考えたい

この違いは、
部下の能力差ではない。

会議の進め方の
テクニックの差でもない。

部下からは見えにくい、
上司側の判断から生まれている。

結果を出し続けながら、
なぜ人が静かに離れていったのか。

その「内側」で何が起きていたのかを、
歴史上司シリーズの呂布編で掘り下げている。

👉 呂布編はこちら


強さの使いどころ

呂布は強い。
だから、自分で決められる。

孫策も強い。
だから、
人に決めさせることができた。

会議で見えるのは、
話し方でも、進行でもない。

上司が
組織をどう動かしたいかだ。


今日の問い

あなたの職場の会議では、
主語は誰になっているだろうか。

「俺が決めた」か。
それとも、
「自分たちで決めた」か。


では、もう一歩先へ

では——
強さを「人に渡す」上司は、
組織をどう変えていったのか。

同じ強さを持ちながら、
まったく違う選択をした上司の話を、
次の歴史上司シリーズで書いている。

👉 孫策編はこちら


次回予告

任せる上司の次に問われるのは、
任された側の覚悟だ。

次回は、
期待に応え続けた右腕の話。

周瑜。

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