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そういえば日々の小学校の給食のおかずにはほぼ毎日にんじんが入っていた


はじめに


 はるさめスープをコンロにかけながら、小学校の日々をふと思い出した。当時おいしかったおかずをいくつかこうして再現してみる。もはや母の作る家庭の味のように、おなじみの味は学校給食でも舌に記憶が残る。このスープはそのうちのひとつ。

きょうはそんな話。

日々の


 教室の前の黒板横には毎日の献立を給食係が書いていた。それを通じて、食物の各種の栄養素が大切だと知れた。給食のおかげで、家でなじみのない食品(たとえば牛乳)にも触れられた。父が基本的に乳製品がダメで家では出ない。チーズなどを食べられるようになったのは給食のおかげ。昼の近づく3,4時間目になり給食室の脇を通ると、よい匂いがして待ち遠しくより腹が空いてきた。

献立は、おなじみのものがほぼ2,3か月に1回ほどの頻度で登場する。6年間だから繰り返して巡り合う献立も多い。

被るかどうか


 毎月、翌月の献立予定表が配られた。母は家庭の台所に貼り、見ながら家で料理が被らないように注意をはらっていたらしい。たまにその表をちらりと見た。食材のなかでいちばん登場するものに気づいた。

それはにんじん。ほぼ毎日、緑黄色野菜のなかで最も使われていた。たしかにぜんざいやみつ豆などを除けば、どんな主菜あるいは汁物に入っていてももおかしくない。手っ取り早くビタミンなどを摂るにはうってつけの食材に違いない。おそらく栄養士の方々は献立を考えるのに躊躇せずにんじんをまず選んでいるのではないだろうか。

含まない料理は


 たしかに私が家でふだんつくる料理もにんじんを頻繁に使う。おかずに入れるのに躊躇してしまうものがなかなか浮かばない。そのまま加えずとも、脇役として付け合せとしてソテーしたり、おろしたりで加えられる。ジュースにした残りの絞りかすさえハンバーグやつみれなどに混ぜられる。

手作りパンにすりおろして混ぜても彩りよくおいしい。これだけ万能の野菜はそんなに多くないかもしれない。

価格も手頃


 加えて比較的価格が安定しているのも嬉しい。昨今の値上げラッシュのさなか、ある食品などは2倍を超える価格上昇。にんじんの値段は、30%ほどの上昇で踏み留まってくれている。にんじん以外の山芋やごぼうなど地中に埋まる野菜類は、わりと価格が安定していて家計上助かる。

こどもの頃からこの食品のおかげでしっかり栄養を摂れて、しかも価格がわりと安定しているおかげで、どうにか暮らせていると言っていい。大げさでも何でもない。手に入りやすい価格を維持することの困難さは並大抵でないはず。

おわりに


 こうした主要な農産物を見渡すといくつかある。あえて列挙しないが、主要な農産物はこどもたちの体を作る上で欠かせない。給食はその意味ではとても大切なしくみ。それを支える上でここで触れたくないが、ある農産物のように価格が暴騰するようなことが本来ならばあってほしくない。こうしたあまりにありふれた食材については、意外と気づきにくいことかもしれないので敢えて触れておきたい。

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