白熊杯🐻❄✨勝手に十六夜賞🌖短歌編
こんにちは(^-^)
白熊杯、たくさんのご参加ありがとうございました💐
グランドフィナーレもそろそろかと思われます。
先ほど、公式の白熊杯短歌👑✨審査員賞を発表しましたが、この記事で発表する「勝手に十六夜賞(短歌編)」は、私設賞です。
私が独断と偏見(好み)によって「白熊杯短歌」より、「勝手に」選んでいます。(^-^;
白熊杯短歌の全首一覧より、まず12首選び、その中から上位1~6位を決め、そちらを審査員賞として、先ほど発表しました。
惜しくも、7位になった6首には、今回この勝手に賞で「十六夜大賞」とさせていただきます。
どの短歌も上位6位に劣らぬ素敵な短歌でした。
公式賞での選考基準(好み)などは、私独自のものです。もともと賞自体が短歌の優劣を競うものではなく、好みに左右されるものですので、そこはご理解くださいませ。
同じく、勝手に賞でも同じような理由で選んでいます。
まずは、ファーストインプレッションで心揺さぶられたもの。
声に出して読むとリズミカルで、心地よいこと。
複層的な世界観、読み手によって多重の解釈の余地がある。
余韻が残る。
何よりも言の葉の使い方が絶妙である。
その先のストーリーを感じさせて、思い浮かべたくなるような奥行がある。
その世界観が好きである。
思わず返歌をしたくなる。
以上のことを念頭において、まずは「💎✨勝手に十六夜大賞」6句の発表です。(順不同)
なお、一部記事やコメント欄より引用させていただいています。
m(__)m
💎✨💎✨💎
💎✨勝手に十六夜大賞🌖
刹那よりも少し長き君の息
我が背まろびて春を呼びこむ
物語を紡がれる方は、どんなに短い文章(31文字)のなかにでも、こんなにも世界を表現することができるのかと驚きました。
ヒスイさん曰く
「刹那よりも少し長く」っていうコメントをいただいたんですよ(笑)
そこから ふわっと浮いてきました。
冬の触感と春の予感を書いてみました。
「刹那よりも少し長き君の息」もう、この上句だけでも、ちょっと震えがきました💚
💎✨💎✨💎
主語のないだれかのことを思う夜
初霜に斜線のような傷ひとつ
言の葉の選び方がシャープで切なくて、じんわりと心に響いてきます。
ご参加の3首ともにそれぞれストーリーが紡げそうな奥行のある短歌でした。
なかでもとりわけ、こちらの首は、上句と下句の出逢いが絶妙です。
この組み合わせで、さらっと詠めるのが、やはり言葉のプロなんだなぁとあらためて思いました。
ゼロさんは仰いました。
短歌を詠んでいる時は、ひとりじゃない気持ちになりますね。
歌は祈りににてるのかなってそんなこと思っていました。
物を書くって、「誰かを想う」ことなのかもしれないですね。
第三者の誰かだったり、自分を励ますためだったり…。
そうかもしれませんね🍀
短歌を詠むときは、誰かを思いながら詠むことが多い気がします💞
ゼロさんの世界を堪能させていただきました✨
ありがとうございます💐
💎✨💎✨💎
どうにでもならないこととなることと
私が雪で君が星とか
白果さんの詠まれる短歌は、やはり静謐な感じを受けます。
(´▽`*)✨
平易な言の葉で紡がれているけれど、少し切ないひんやりした空気感とさみしい感じがとても好きです💙
人によって幾重にもストーリーを紡ぐことのできるその余白こそが、魅力だと思いました。
💎✨💎✨💎
この距離に試されているかもしれぬ
2人同時に仰ぐオリオン
suzucoさんは、以前から短歌を詠まれてはいましたが、大会は初参加だそうです。もう1首「年越しの蕎麦」は、公式審査員賞を授賞しています。
短歌は「いつも悲しいときにばっかり作っていた」そうです。
こちらも少し悲しい、遠距離恋愛のようにもとれますね。
上句の「試されているかもしれぬ」の擬人法からの下句の「2人同時に仰ぐオリオン」が映画のワンシーンのように鮮やかでした。
同じオリオンを見ているふたり別々の情景とともに、関係性までをもくっきりと表していて、その先のストーリーをも予感させる余韻が素晴らしいと感じました。
💎✨💎✨💎
期限切れ霜の降りた約束は
捨てられなくて凍らせたまま
「霜の降りた約束」という表現の絶妙さ。
「捨てられなくて凍らせたまま」の恋がせつなくて、その先のストーリーを考えずにはいられなくなります。
思わず、返歌を詠みたくなってしまいました。
そして、白熊ぽんで詠んでしまいました。
(*´艸`*)ウフフ💕
💎✨💎✨💎
吐く息が白くて黙る一人ぼち
楽しいことは雪に隠され
3首で独特の世界観を作り出しているのがお見事でした。
切なくも少し哀しくさみしくて、でもどこか儚い夢の中の世界のような幻想的で素敵な短歌でした。
💎💎💎
ここまでが、「💎✨勝手に十六夜大賞🌖」の6句です
㊗受賞🎊🎉おめでとうございます💐
(´▽`*)✨
⛄⛄⛄
そして、ここからは、「💐勝手に十六夜賞🌖」の発表です。
(順不同)
💐勝手に十六夜賞🌖
何処へ行く僕の心と裏腹に
君の心は降る雪の中
どこか小説の1シーンを切り取ったかのようです。
「僕の心」だけが置き去りにされた感じなのでしょうか。
僕からは彼女の心は「降る雪の中」で閉じこもって見えなくなっているけれど、彼女のほうからは、「僕の心」はどういうふうに見えているのでしょうか。
こちらも、その先のストーリーや余白の部分に思いを巡らせて、ちょっと、こっそり返歌してみたくなりました。
そして、同じく白熊ぽんで返歌を2首贈りました。
⛄⛄⛄
人の死はいつもだいたい孤独です
風呂場の目地に馴染むたんぱく
鶴亀杯のとき以来のご縁ですが、四四田さんの詠まれる短歌は、すべてリアルな体験や情景をもとにして知らぬ間に鋭利なナイフでスッと切られるような、わずかな心の痛みを感じるときがあります。
切なさと居たたまれなさと無力感、不条理、そういったものを感じる歌が多く、唯一無二の存在感を放ちます。
今回も同じく、生と死の狭間にある痛々しいほどのリアルな世界を詠んだものでした。
子供の頃、なぜあんなにも死に対して恐れを抱いたのでしょう。
大人にはおそらく理解しがたいくらいの強烈な畏れ。
そして、孤独死の身近に存在する事象。
例え家族全員に立ち会われていた死であっても、結局は人は、いつもひとりで旅立つ。「人の死はいつもだいたい孤独である、という点で僕たちは孤独ではない」逆説的に感じる感触そのもの。
「風呂場の目地に馴染むたんぱく」が、緩やかに死に向かい、打ち捨てられていく自分自身のように感じました。
⛄⛄⛄
逃げること選ばぬ人の数多あまたいて
キーウの街に雪は降り積む
うみのちえさんの短歌は、反戦歌というよりは、平和への祈りの歌ではないかなと思います。
今だに世界のどこかで行われている戦争は、自分たちの生活にも影を落としているにもかかわらず、世界や自分自身への失望感、無力感とともに、諦念さえも呼び覚ます、いたたまれなさ。
せめて白い雪が世界を覆ってくれればいいけれど、それが黒い雪とならんことを祈ります。
しかし、祈ることしか出来ないのかと、お正月早々、テレビのニュースを見ながら嘆く自分がいました。
初詣で世界平和や戦争終結を祈る人は少ないのだろうなとも。
おそらく、問題はそういうことではないのだけれども。
あらためて、いろいろ大切なことを思い出させてくれました。
⛄⛄⛄
温もりを奪われし国ありて泣く
罪なき子らよ聖夜の子らよ
罪なき子供たちにも聖夜は訪れてくれたのでしょうか。
ポインセチアの赤色が、クリスマスカラーでありながら、また別の傷みを想わせて、切なくなりますね。
1日も早く、心も身体も少しでも温かく過ごせるような平和な日々が訪れるように祈らずにはいられません。
素敵な短歌をありがとうございます。
⛄⛄⛄
どれほどの雪の欠片を集めても
空へ還せないことを知った
雪の3首は、静謐で切ない一編のストーリーのようです。
特にこちらの1首がお気に入りです。
降り積もる雪は、もう元に、空に還すことはできないのですね。
時は戻らず、すべては遅すぎます。
「知った」と言い切る先にある心持と余韻が魅力でした。
⛄⛄⛄
終わりなく雪降る積もるこの街は
もうこの世から消えてゆくかも
いつ止むとも知れず、際限なく降り積もる雪を見ていると、ほんとに街そのものが、このまま消えてなくなるかのような感覚にとらわれることがあります。
永遠に続く白い世界は、白い闇のように彼方まで広がって、本当にこの街を消してしまうかもしれない。
ともすると、現実の世界でも、ある日「白い雪」に覆われて忽然と街そのものが消えてなくなっていることがあるかもしれません。
少しだけこの世界とは違う異世界に引き込まれていくような錯覚、幻想的な世界も感じつつ、ある意味シュールな物語なのかもしれない。
独特の余韻を感じさせつつ、趣深い一首でした。
⛄⛄⛄
生きている冷たさだろう手袋を
外した指で触れる右頬
葵花さんの詠まれる短歌は、そこはかとなくヒンヤリとした静けさを湛えつつ、本質を鋭くついていて、いつも魅力的です✨
こちらの短歌を読んだときに2つの場面が思い浮かびました。
まず、ひとつは、手袋を外した自分の冷たい手で自分の右頬を触る場面。
生きている一つの体に冷暖が混在する不思議。
温もりを守るために末端の一部の熱が奪われていく。
もう一つは、手袋を外した自分の指が、誰かほかの人の温かな右頬にそっと触れる場面。
熱が吸い取られ、じんわりと移っていく様を思い浮かべ、それは想い人だったのかな?と。私としては、こちらのほうが好きだったのですが。
詠まれたのは、どちらかの解釈だったのかな?と、勝手に想像してしまいました。
後にコメントでお返事をくださいました。
一応後者のつもりで詠みました!
帰宅した母親でも父親でもが子供に触れている…ようなイメージです。
⛄⛄⛄
凍蝶や夜の帳に潜む身を
今こそ飛ばせ眠る間もなく
野うさぎの穴から臨む星々の
行方を占めす君と遥々
白熊俳句とリンクしている世界観の短歌が素敵ですね💛
何だかちょっと返歌したくなるような作品でした。
凍蝶🦋は、最後の力を振り絞り、夜の帳を抜けて夜明けに向かって必死に飛んでゆくのでしょうか?その先に待ち受けるのは、暖かい希望に満ちた陽光でしょうか。それとも柔らかな初春の風でしょうか。
俳句と同じく、最後まで諦めずに自分を信じて前向きに飛んでいく姿勢がいいなと、思いました。
兎🐰の穴〇は、蒼穹にジャンプしていってしまった兎🐰の穴かしら?
その穴に星々、宇宙が潜んでいたのだとしたら、......
ふと、思ってしまいました。
井の中の蛙🐸大海を知らず
されど空の青さを知る
穴の中の兎🐰海の碧さを知らず
されど宇宙の広きを知る
なーんてね✨
(*´艸`*)ウフフ💕
⛄⛄⛄
💐勝手に十六夜賞🌖は、以上の8名です。
㊗受賞🎊🎉おめでとうございます💐
(´▽`*)✨
他の公式賞結果や私設賞の「勝手に賞」などは、こちらをご覧くださいませ。随時、更新されます。
(*^-^*)💞
【追記】2023/2/3 22:00
白熊杯グランドフィナーレのエンドロールです。
ぜひご覧くださいませ(*^-^*)💞
