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#01やっぱり、この子ちょっと違う。20歳のトモヤを見ていて思うこと


最近、NEXZのトモヤが気になっている。

……と書くと、最近知ったみたいだけど、実はそうでもない。

彼を知ったのは『Nizi Project Season 2』、いわゆる虹プロ2の時。

友達に勧められて、オーディションを最初から見ていた。

その頃から、トモヤの才能はピカイチだった。

歌もダンスも上手い。 何をやらせても完成度が高い。 スター性もある。

17歳にして、すでに「この子はちょっと違うな」と思わせるものがあった。

だからNEXZとしてデビューしたことも知っていたし、その後も時々は動向を見ていた。

ただ、ファンクラブには入っていない。

私には他にも追いかけたいアイドルがいっぱいいる(笑)。

NEXZとは、気になった時に覗くくらいの距離感だった。

それが今年の6月13日。

また友達に誘われて、大阪城ホールでNEXZのライブを見ることになった。

これが、思っていた以上にすごかった。

「初のアリーナツアー」で、これをやるの?

『NEXZ LIVE TOUR 2026 “Hellmate”』。

NEXZは前年に15都市18公演の全国ツアーを経験し、武道館にも立っている。

なので、決して「初めてのコンサート」ではない。

でも、アリーナツアーとしてはこれが初めて。

東京・代々木2公演、大阪城ホール2公演。 たった4公演のツアーだった。

私が見た6月13日は、その最終公演。

まず驚いたのがステージの作りだった。

メンバーがいきなりアリーナ後方から現れる。

そこからセンターステージを通り、アリーナを縦に移動してメインステージへ向かっていく。

観客のすぐ近くを、歌って、踊って、進んでいく。

しかも生バンド。

「え、こう来るんだ」

というのが最初の印象だった。

始まってみると、やっぱりNEXZのダンスはすごい。

あのユニゾン。

一人ひとりが上手いというより、7人が揃った時の正確さが気持ちいい。

そこに生歌と生バンドが乗る。

「まだ若いグループだから」という、こちらの勝手な物差しが、最初の数曲でどうでもよくなった。

ちゃんと一つの「ライブ」だった。

しかも、誰かに用意してもらったものをこなしている感じがあまりしない。

NEXZ自身が、このステージを自分たちのものにしている。

そこに私はかなり感動した。

そして、その真ん中にやっぱりトモヤがいた。

上手いから目立つ、だけじゃない

虹プロの時から、トモヤが上手いのは知っていた。

でも大阪城ホールで感じたのは、それとは少し違った。

ダンスでも目に入る。 歌でもメインを張る。

でも、一人だけ「俺を見ろ」と前に出ている感じではない。

7人が一丸となって走る、その要所要所にトモヤがいる。

そんな感じだった。

途中のMCで、トモヤがNEXZのことを「世界一かっこいいチームだと思う」というようなことを言った。

正確な言葉までは覚えていない。

でも、その言葉が妙に残った。

自分がかっこいい、じゃない。

自分たちのチームがかっこいい。

この人、本当にこのグループが好きなんだな、と思った。

そして本編最後の「Beat-Boxer」。

これも忘れられない。

トモヤが一人で出てきて、「最後の曲です」と言う。

当然、客席は「えー!」となる。

そこでトモヤが客席を煽る。

私の記憶では、

「こんなんじゃいけねえ。もっと!」

みたいな感じだった。

もっと来い。 もっと声を出せ。 まだいけるだろ。

客席の熱を受け取って、さらに上へ持っていく。

そして始まる「Beat-Boxer」。

生バンドの音が重く、ステージも客席も一緒になって、最後に全部を爆発させるようなパフォーマンスだった。

あれは「演出がすごかった」というだけではない。

その場にいる人間同士でライブを作っている感じ。

いわゆる“生もの”としてのライブの面白さが、そこにあった。

NEX2Yの熱もすごかった。

メンバーが煽れば客席が返す。 客席が返せば、メンバーがさらに上がる。

そのやり取りの中心にトモヤがいる。

私はそこに、すごく惹かれた。

ライブが終わってからもしばらく、YouTubeに上がってくる関連動画を何度も見ていた。

ファンクラブにも入っていないのに(笑)。

それくらい、あのライブは私の中に残った。

そして思った。

たった4公演で終わらせるの、もったいなくない?

あのクオリティなら、もっとたくさんの人に見てもらえばいいのに。

そして、先日の『SHOW CHAMPION』

そんなことがあって、トモヤは私の中で「なんとなく気になる人」になっていた。

そして先日の『SHOW CHAMPION』。

NEXZの「SAUCIN'」は1位候補に入った。

NEX2Yもかなり頑張っていた。

でも、結果は1位ではなかった。

こういう時のファン心理って、ちょっと複雑だ。

「もっとできたんじゃないか」

「もっと投票すればよかった」

「1位を取らせてあげたかった」

長いことファンをやっていると、この感じはよく分かる。

応援って、好きでやっているはずなのに、いつの間にか責任みたいなものを背負ってしまう時がある。

そんな夜に、トモヤがBubbleに来た。

Bubbleは有料コンテンツなので、ここに本人の文章をそのまま載せることはしない。

ただ、私が「おっ」と思ったのは、彼が「1位を取れなかった」という結果だけを見ていなかったことだった。

トモヤが拾ったのは、NEX2Yがファン投票では1位を取ったということ。

そこをちゃんと見て、「誇りに思う」と伝え、ファンが自分の原動力になっていることへの感謝を返した。

これ、優しい子だね、で終わらせてもいい話なのかもしれない。

でも私は、なんか引っかかった。

優しいのと、リーダーであることって、たぶん少し違う。

ファンが「私たちの力が足りなかった」と自分を責めそうになっている時に、

いや、できたこともあるよ。 ちゃんと結果を出してるよ。 僕はそれを見てるよ。

と、視点を変える。

結果そのものは変えられない。

でも、その結果をどう受け止めるかは変えられる。

そして最後は、自分がもっと頑張るという方へ持っていく。

これ、20歳で自然にできるの、ちょっとすごくない?

と思った。

そういえば、虹プロの頃からそうだった

ここまで考えて、もう一度虹プロ時代のトモヤを振り返ってみた。

すると、いろんなことがつながってくる。

日本合宿のスター性テストで披露した「怪盗モヤ」。

トモヤは当時すでに作曲を勉強していて、パソコンで音源をアレンジし、振付も自分で作っていた。

J.Y. Parkは、その振付の難易度と完成度に驚き、「すごい振付師になる可能性がある」とまで評価している。

17歳。

そうだった。

この子、あの頃から「与えられたものを上手にやる人」だけじゃなかったんだ。

そしてオーディションでは、リーダーとして厳しい評価を受けたこともある。

「パフォーマー・トモヤは素晴らしかった。でもリーダー・トモヤは少し残念」

J.Y. Parkから、そんな言葉を受けたこともあった。

あれから3年。

大阪城ホールで私が見たトモヤは、7人を引っ張りながら客席まで巻き込み、ライブそのものを動かしていた。

そして今度はBubbleで、落ち込みそうになっているファンの気持ちまで、さりげなく別の方向へ向けた。

虹プロの頃から、何度も「この子、すごいな」と思ってきた。

歌だったり、ダンスだったり、ステージでの存在感だったり。

でも20歳になった今、また違うところで驚かされている。

トモヤって、まだこんな引き出しがあるんだ。

なんだか、それがうれしかった。

「作る側」のトモヤ

今のトモヤを考えるうえで、もう一つ面白いのがクリエイティブの部分。

最新アルバム『SAUCIN'』では、トモヤ、ハル、ヒュイが「APPETITE」の作詞・作曲に参加。

さらにトモヤは「20 NOW」でも作詞・作曲に名を連ねている。

「20 NOW」は、今20歳を生きている自分たちだからこそ書けるものを残したかったという曲。

トモヤ自身、作家陣とトップラインやメロディーを作り、歌詞は主に自分が書いたと話している。

20歳になったからといって、急に完璧な大人になるわけじゃない。

まだ子どもっぽいところもあるし、学んでいる途中。

でも、自分たちなりの考え方で前へ進んでいる。

そんな今の感情を曲にしたかったという。

なんだ。

達観して見えるけど、本人もちゃんと20歳でもがいてるんじゃない(笑)。

ここがまた面白い。

完成された20歳なんじゃない。

迷ったり悩んだりしながら、それを音楽にしてしまう20歳なんだ。

センター、リーダー、クリエイター

トモヤを見ていて面白いのは、この3つが同じ人の中にあることなのかもしれない。

ステージに立てば、自然に目が行く。

チームになれば、真ん中で人をつなぐ。

そして今、自分たちの音楽そのものを作る側にも入ってきている。

センター。 リーダー。 クリエイター。

この3つって、似ているようで実は結構違う才能なんじゃないかと思う。

もちろん、まだ20歳。

NEXZだって、これからどういうグループになっていくのか分からない。

だから「トモヤはこういうアーティストになる」と今から決めつけるつもりはない。

むしろ分からないから面白い。

虹プロで「この子、すごいな」と思った17歳が、

大阪城ホールで「やっぱりこの子、ちょっと違うな」になって、

20歳になった今、

「この人、この先どこまで行くんだろう」

に変わっている。

たぶん私は、そういう人を見つけるのが好きなんだと思う。

歌が上手い。 ダンスが上手い。 顔が好き。

もちろん、それも大事(笑)。

でも長く気になってしまうのは、その人がステージに立つ理由みたいなものが見える人。

自分は何を見せたいのか。 このチームをどうしたいのか。 ファンとどういう景色を見たいのか。

そういうことを自分の中に持っている人に、私はどうも弱いらしい。

だから今、トモヤが気になっている。

まだファンクラブには入ってないけど(笑)。


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