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NovelAI V5で「左2コマ+右縦長+下横長」のコマ割りを生成する方法


コマ割り例1
コマ割り例2

NovelAIで漫画を生成するとき、コマ数だけでなく、各コマをページのどこに配置するかまでプロンプトで指定できます。

今回は、

  • 上段はページ全体の約3分の2

  • 上段の左側に小さな2コマを縦に並べる

  • 上段の右側に大きな縦長1コマを置く

  • 下段にページ幅いっぱいの横長1コマを置く

という、4コマ構成の漫画ページを指定してみました。

漫画の内容やキャラクター、場面については細かく指定せず、同じコマ割り指定で4回生成しています。

確認したかったのは、人物や背景ではなく、「左2コマ+右縦長1コマ+下横長1コマ」というレイアウトがどの程度維持されるかです。

使用したコマ割り部分は次のとおりです。

Comic page composition:
narrow gutter.
the upper row occupies about two thirds of the page height and is split into a narrow left column and a wider right column.
the left column contains two stacked rectangular panels, one upper-left panel and one middle-left panel.
the upper-right panel is one tall vertical rectangle spanning the full height of the upper row.
the bottom row contains one wide horizontal panel spanning the full page width.

今回は、この指定を分解しながら、生成結果にどのような形で反映されたのかを見ていきます。

まず上下の大きな構造を指定する

最初に指定しているのが、

narrow gutter.

です。

gutter は、漫画のコマとコマの間にある余白を指します。

narrow gutter とすることで、コマ間の余白を狭くした漫画ページを指定しています。

続いて、

the upper row occupies about two thirds of the page height

としています。

これは、上側のコマ群でページ高さのおよそ3分の2を使うという指定です。

今回のレイアウトでは、ページを単純に上下半分へ分けるのではなく、上側を大きく、下側をやや低くしています。

生成された4枚を見ても、いずれも上側の領域が大きく、下の横長コマが残りの部分に配置される構造になりました。

上段を「狭い左」と「広い右」に分ける

次が、

and is split into a narrow left column and a wider right column.

です。

上段を、

狭い左カラム + 広い右カラム

に分割しています。

単に「上段に3コマ」と指定するのではなく、先に左右の領域を作るように記述しているのがポイントです。

今回の4枚では、すべて左側より右側の幅が大きくなり、右側にメインとなる縦長コマが配置されました。

厳密な横幅の比率は生成ごとに多少変化していますが、左が細く、右が太いという関係はかなり安定しています。

左側には小さな2コマを縦に積む

左カラムについては、

the left column contains two stacked rectangular panels,
one upper-left panel and one middle-left panel.

としています。

two stacked rectangular panels は、長方形の2コマを上下に積み重ねる指定です。

さらに、

one upper-left panel
one middle-left panel

と書くことで、上側と下側の位置も明示しています。

実際の生成結果では、4枚とも左側に2つのコマが縦方向に並びました。

コマの高さは完全な等分ではありませんが、

左側に2コマがある

という基本構造は共通しています。

こうした複雑なコマ割りでは、「4 panels」とコマ数だけ指定するより、

どの領域の中に、何個のコマを、どの方向へ並べるか

まで書いたほうが位置関係を伝えやすそうです。

右側は上段いっぱいの縦長コマにする

今回の構成で最も大きなコマが右側です。

the upper-right panel is one tall vertical rectangle
spanning the full height of the upper row.

tall vertical rectangle で縦長の長方形を指定しています。

さらに重要なのが、

spanning the full height of the upper row

です。

これは、上段の高さ全体を使うという意味です。

つまり左側では2コマに分割する一方、右側は分割せず、上から下まで1枚の大きなコマとして使います。

4枚の生成結果でも、この特徴はかなり明確に出ています。

右側には人物の上半身や全身などが大きく描かれ、左側の小さなコマよりも視覚的に目立つメインパネルになりました。

プロンプトでは人物の大きさ自体は指定していませんが、大きな縦長コマが作られることで、結果的に人物を大きく見せる構図も生成されやすくなっています。

最下段はページ幅いっぱいの横長コマ

最後に下段です。

the bottom row contains one wide horizontal panel
spanning the full page width.

one wide horizontal panel で横長の1コマを指定しています。

さらに、

spanning the full page width

として、ページの横幅全体を使うようにしています。

生成された4枚とも、最下部には左右に分割されていない大きな横長コマが配置されました。

人物のアップ、手元、背景など、描かれる内容には違いがありますが、ページ幅を使った横長パネルという構造は共通しています。

今回のコマ割りを整理すると

今回の指定は、次の順番で組み立てています。

ページ上下の比率を決める
→ 上段を左右に分ける
→ 左側を上下2コマに分ける
→ 右側を縦長1コマにする
→ 下段を横長1コマにする

図式化すると、おおよそ次のような構成です。

┌──────┬─────────────┐
│      │             │
│ 左上 │             │
│      │   右の      │
├──────┤   縦長      │
│      │   コマ      │
│ 左下 │             │
│      │             │
├──────┴─────────────┤
│                    │
│    下の横長コマ    │
│                    │
└────────────────────┘

コマ数だけを見ると4コマですが、今回重要なのは、

「4コマ」と指定することではなく、それぞれのコマが属する領域を順番に定義していること

です。

4回の生成結果

同じコマ割りプロンプトを使って4回生成した結果が、今回掲載している作例です。
※ 漫画の内容に関する指示は一切与えていません。

コマ割り例3
コマ割り例4

コマ割りは階層構造として書く

今回試したプロンプトで特徴的なのは、4つのコマを個別に羅列するのではなく、ページを階層的に分割していることです。

最初に、

upper row
bottom row

で上下を作ります。

その後、

left column
right column

で上段だけを左右に分割します。

さらに、

two stacked rectangular panels

で左側だけをもう一度分割しています。

つまり、

ページ
→ 上段・下段
→ 上段を左・右
→ 左を上・下

という順番です。

複雑な漫画ページのコマ割りを指定するときは、このように大きな領域から小さな領域へ順番に説明する方法が使えます。

今回のような非対称レイアウトでも、4回ともかなり近い骨格になったため、単純な2×2配置以外のコマ割りを作りたい場合にも応用できそうです。

【著者の書籍】

今回は、左側に2つの小コマ、右側に大きな縦長コマ、下側に横長コマを配置する方法に絞って検証しました。

実際に漫画として仕上げる場合は、ここからさらに、

キャラクターをどのコマに配置するか、
各コマでどのような行動をさせるか、
カメラアングルをどうするか、
台詞や吹き出しをどこへ配置するか、

といった指定を追加していくことになります。

1ページ漫画全体の作り方については、書籍

にまとめています。

今回のようなコマ割り指定を土台に、キャラクターや台詞まで含めた1ページ漫画を作りたい場合は、あわせて参考にしてください。

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