あなたの登った山を知りたい|色彩の力に身をゆだねる春
4月に入り
みごとな菜種梅雨がつづく日本列島。
傘を差しながら
新しいクラスへと初登校したみんな✨
本当にお疲れさまでした。

新学年だし気分を上げたいねー‼︎
ということで
MiTOのレッスンで使っている下敷きを新調しましたよ🥰
最近の文具たちの
色の美しさには
うっとりしてしまいます。

この下敷きを使いながら
4月は「学習計画帳」に毎日書く定番の文字たちを
練習しています。
国 図 算 理 社 外 家 体
◾️くにがまえの真ん中に「玉」が来るようにするには?
◾️たけかんむりと「目」のバランスは?
◾️「社」という字の左側の部首名は?
(しめすへんところもへんの違いを復習)
◾️うかんむりの幅は、どのくらいがちょうどいい?
などなど、復習をかねて練習していたら
1時間たつのはあっというまです。

MiTOのレッスン準備の合間を縫って
自分自身の仮名書道の稽古もしています。
二玄社から出ている入門書(村上翠亭先生著)の中に、春らしい和歌が載っていたので
参考にさせていただきながら書いてみました。

《古今和歌集より》
見渡せば 柳桜のこきまぜて 都ぞ春の 錦なりける/素性法師
みわたせばやなぎさくらのこきまぜてみやこぞはるのにしきなりける/そせいほうし
《現代語訳》
はるかに見渡すと、新緑の柳と紅の桜を混ぜ合わせたようだ。眼下に広がる都の眺めこそが、春の錦なのだなぁ。

「変体仮名」(へんたいがな)を使って書いてあります。
最初は読める気がしないですよね。
こうやって照合しながら練習を積み重ねるのみです💡
「こきまぜる」は植物どうしを混ぜ合わせる意味を持つ表現だそうです。
錦といえば秋の紅葉、というのが当時の共通認識。
それに対して「春の錦があるとしたらこれだ!」と素性法師は発見したような気持ちになったのですね✨
桜色と、やわらかな新緑のきみどり色が織り合わさったさまが目に映る高台とはどこだったのでしょうか。
比叡山、との予測もあるようですが
個人的には滋賀県との県境に位置する比叡山は
都の木々を眺めるには遠すぎるような気がします。
嵐山、大文字山、伏見山、など
今も昔も、みやこびとにとって身近な高台からだと緑とピンクのパッチワークも
よりダイナミックに生き生きとして見えたのではないかなぁと。
遠き学生時代にそれぞれ足を運んだことを思い出しながら、春の一首に浸っておりました。

拙い書を添えて
千年の昔、美しい言の葉で切り取られた絵画のような一首をお届けしました。
素性法師さんに
MiTOの空色下敷きを見せたら
なんと表現なさるかな❔
現代にあふれる色彩を
自然物でも人工のものでも
たっぷり味わって生きていきたいですね!
