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【🌊有明海沿岸 4つの基盤整備】

7月24日、有明海沿岸に関わる4つの期成会総会に出席しました。高潮対策と3本の道路。別々の事業に見えて、災害から地域を守り、人と物の流れを支えるという一点で、すべて暮らしの土台につながっています。市境・県境を越えて広がる有明海沿岸の姿を、事業の進み具合とあわせてお伝えします。


期成会は「要望の会」ではない

今回集まったのは、「有明海高潮対策」「国道443号」「大川瀬高間佐賀線跡地道路」「主要地方道大牟田川副線バイパス」の各期成会です。国土交通省筑後川河川事務所と、福岡県南筑後県土整備事務所から、令和8年度の事業概要と進捗の説明を受けました。

期成会と聞くと、整備を求める要望の場という印象があるかもしれません。ただ実際は、長い年月をかける公共事業について、国・県・関係自治体・地元議員が現状と課題を共有し、整備の方向をそろえる場です。高潮対策と道路を一度に確認すると、この地域が一つの生活圏としてつながっていることがよく分かります。

有明海沿岸を高潮から守る

有明海沿岸には低平地が広がり、台風時には海から河川へ高潮がさかのぼりやすい地形です。説明では、1985年の台風13号、1999年の台風18号による被害も振り返られました。

現在、国は矢部川下流と支川の楠田川を、福岡県は沖端川と塩塚川を中心に対策を進めています。矢部川下流では堤防整備、みやま市高田町に関わる楠田川では用地取得や市道の移設などを予定。県事業では、沖端川の2,645メートル区間で堤防の嵩上げや整備を、塩塚川の4,050メートル区間で用地測量を進めます。

高潮対策の難しさは、被害が起きていない時ほど進み具合が見えにくいことにあります。住民の生命と財産、そして農地や事業所を含めた暮らし全体を守る土台です。過去の被害を教訓に、測量や用地取得という地道な工程を平時から積んでおくことが、いざという時の被害軽減につながります。

国道443号―開いた区間、これからの区間

国道443号では、柳川市三橋町棚町からみやま市瀬高町高柳までの三橋瀬高バイパス4車線化区間1.8キロメートルが、今年3月22日に供用されました。

みやま柳川インターチェンジや有明海沿岸道路、国道208号方面を結ぶこの区間は、日々の移動はもちろん、物流、観光、救急・災害対応まで幅広く支えます。一方、柳川市上宮永町から大和町徳益までの柳川バイパス1.78キロメートルは、今も事業中。令和8年度は用地買収と道路改良が進みます。開いた区間の効果を地域の力に変えながら、残る区間も着実に前へ。

鉄道跡を、地域の道に

大川瀬高間佐賀線跡地道路は、旧国鉄佐賀線の跡地を活かし、佐賀・大川・柳川・瀬高方面を結び直す道路です。全体延長13.66キロメートルのうち、未整備は約1.3キロメートル。現在は一般県道枝光今古賀線の柳河工区520メートルで整備が進んでいます。

かつて線路が結んでいた土地を道でつなぎ直す。住民の利便性だけでなく、地域どうしの行き来や沿線の元気にもつながる取り組みです。

県境を越える大牟田川副線

主要地方道大牟田川副線バイパスは、大牟田市の国道389号から佐賀市川副町の国道444号までを結ぶ広域道路です。全体14.57キロメートルのうち10.99キロメートルが供用済みで、残る柳川大川工区は約4.1キロメートル。筑水園方面へのアクセス確保も踏まえ、終点側の整備を優先していることが示されました。

道路も堤防も、一度の要望ですぐ形になるものではありません。調査、設計、用地取得、工事、予算確保。一つずつ積み重ねて、ようやく前に進みます。だからこそ、供用された区間の効果を確かめると同時に、事業中の区間、工程がこれからの区間を分けて把握し、次の予算につなげていく。

私は、みやま市と有明海沿岸で暮らす皆さんの声を県政へ届けながら、国・県・関係自治体が同じ方向を向いて事業が着実に前進するよう、これからも進捗を確認しながら取り組みます。

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