インドネシア語を学んでいて、ふと気づいたことがある。「timur」という単語が「東」を意味するということだ。
そこで、ある疑問が浮かんだ。
「東ティモールって、“東東”という意味なのでは?」
調べてみると、実際かなりそれに近かった。
「ティモール」の意味
「ティモール(Timor)」という名前は、もともとマレー語・インドネシア語の
timur(東)
から来ている。
つまり、Timor という地名そのものが、
東の地
東方
東の島
のような意味を持っている。
ところが、日本語ではそこにさらに「東」を付けて、
東ティモール
と呼んでいる。
語源的には、
東+東
という構造になっているわけだ。
実は世界中にある「重複地名」
こういう現象は珍しくない。
サハラ砂漠
Sahara = アラビア語で「砂漠」
Sahara Desert = 「砂漠砂漠」
チゲ鍋
チゲ = 韓国語で「鍋」
チゲ鍋 = 「鍋鍋」
ラーメンヌードル
noodle = 麺
ramen noodles = 「麺麺」
普段は違和感なく使っているが、語源を知ると面白い。
東ティモールはどんな国か
現在の 東ティモール は、ティモール島の東側にある独立国家である。
西側 → インドネシア領(西ティモール)
東側 → 東ティモール
という形で島が分かれている。
だから、「東ティモール」という名前は、
ティモール島の東側
という地理的意味として定着している。
ポルトガル語でも「東」
さらに面白いのは、正式名称の
Timor-Leste
である。
「Leste」はポルトガル語で「東」。
つまり、
Timor-Leste
も結局、
東ティモール
東のティモール
という意味になる。
ポルトガル植民地時代の影響が、今でも国名に残っている。
言語を学ぶと、世界の見え方が変わる
インドネシア語の「timur」を覚えただけで、
国名
植民地の歴史
地理
言語の重なり
まで見えてくる。
語学というのは、単語暗記ではなく、
世界の構造を少しずつ理解していく作業なのかもしれない。

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