第106話 2億円の時計が盗まれた!
前回の続きの話題を書こうとしたら、ニュースで2億円の時計が盗まれたと言っていた。
事件があったのは、東京の中野ブロードウェイ。サブカル文化の町と言われているらしいが、行ったことはない。ただ、高級な時計を売る店があることは聞いていた。
高級な時計を売っている店と書いたが、中古品を売る店。正規店ではない。だから、ちょっと品がない…なんて書くと失礼ではあるが、場所は雑多で治安がよいとは言えない。
そんなところに高級時計店。ネットではいろんな情報が飛び交っているが、本当かどうかは確認も取れないので、比較的正確なテレビのニュースでの情報だ。
2人組の男。20代と思われる身のこなし。サングラスとマスクで素顔は見えず。ハンマーでガラスを叩き割って、特に高価な時計4本を奪ったという。
4本で2億円だ。1本が5,000万円するということだ。
「そんなバカ高い時計があるんですか。宝石とかゴテゴテ付いた奴?」
と職場の人に聞かれた。私が時計好きだから聞いてきたわけだが、私の予想では、パティック・フィリップか、オーディマ・ピゲのゴールドモデルかな?と答えた。盗まれた場所が場所だけに、ジュエリー時計ぽくないなという感じ。複雑時計のラグススポで素材がゴールド。それで稀少モデルのノーチラスやロイヤルオークなら、5,000万円してもおかしくはない。
夕方のニュースで壊された店内の映像を見ると、盗まれなかった時計がパティック・フィリップのノーチラスのような時計が、チラリと映っていたので、推測、パティック・フィリップは当たりのようだ。
(違っていたらすみません)
さて、盗んだ2人は現在逃走中で捕まっていない。額が額だけに、警察も必死に捜査をしている。これが1,000万円くらいだったら、たぶん、動いてくれないだろう。窃盗事件なんて、被害者は泣き寝入りなのだ。
ここまで書いてきて、時計好きの私としては、盗んだ若者がどういう人間なのか考えてみた。そもそも、時計は小さくて持ち運びが容易。盗む気になれば、瞬間に盗める。しかし、問題はそれを「換金」できるかである。
5,000万円の時計とはいえ、換金できなければ、ただの時間が分かるアイテムに過ぎない。買い取り店は数あれど、いきなり2億円もの時計を持ち込んだ20代の若者とすんなり買い取り交渉は難しいと思うのだ。
(どう考えても怪しい)そう考えると、正規ルートでは換金できない。となると、裏ルートへ流す?海外へ運ぶ?
裏ルートがどういうものか、全く想像もできないが、それがあるならば、この犯人は、手先に過ぎないのではと思う。闇バイトで雇われただけ?
腕時計は小さいだけに、ポケットに入れれば見つからない。けれども、正規の方法で海外に持ち出すのも、難しい。密輸するのか?
それにしても、2億円もの時計を簡単に割られるケースに入れておくなんて、店のセキュリティはどうなっているのだろうか。
割れにくいガラスにするとか、そもそも簡単に入れないようにするとか、防犯対策をすると思うのだが、あまりに無防備。外国なら入り口にショットガン持った警備員がいる。
盗まれた店もセキュリティの甘さを突かれたわけだ。防犯カメラで行方も分かっているようだから、犯人もそのうち捕まるかもしれないが、時計が戻っているかどうかは分からない。組織だったら、犯人はトカゲの尻尾切り。時計だけ闇ルートで売られて終わり。
日本も平和でなくなったのはとても残念だ。
