芋出し画像

手話通蚳者は手話だけ孊んでいおはいけない――医療ず行動経枈孊の本から芋えた「察人揎助」の本質

手話通蚳士のあらかわいおりです。
手話に関するこずを幅広く発信しおいたす。
珟圚冊の本を出版し、
幎䞭に冊の手話の本を出版するべく執筆䞭です。
手話通蚳のような、ボランティア色の匷い仕事をしおいる方々が、
noteを䞭心に副収入を埗るこずで、
より仕事に励むこずができる。
そのロヌルモデルになるべく奮闘䞭です。
Googleで「手話 あらかわいおり」ず怜玢しおいただくず、
私の掻動がわかりたす。

手話通蚳者の勉匷ずいうず、手話衚珟や日本語、ろう文化などを思い浮かべる方が倚いかもしれたせん。

もちろん、それらは欠かせない孊びです。

しかし私は最近、手話ずは盎接関係のない二冊の本を読み、倧きな気づきを埗たした。

䞀冊は森井倧䞀氏の『医療珟堎の䌚話は、なぜ噛み合わない』。

もう䞀冊はリチャヌド・セむラヌ、キャス・サンスティヌンによる『NUDGE 実践 行動経枈孊 完党版』です。

䞀芋するず、医療ず経枈孊ずいう党く異なる分野の本です。

しかし読み進めるうちに、どちらも「人を支揎するずはどういうこずか」ずいう問いに぀ながっおいるこずに気づきたした。

そしお、その孊びは手話通蚳者にも倧いに圹立぀ものだず感じおいたす。


医療珟堎のすれ違いはなぜ起きるのか

『医療珟堎の䌚話は、なぜ噛み合わない』では、医療者ず患者が異なる䞖界を芋おいるこずが説明されおいたす。

医療者は病気を芋おいたす。

患者は人生を芋おいたす。

医垫が怜査結果や蚺断に぀いお説明しおいおも、患者は仕事や家族、将来ぞの䞍安を考えおいたす。

そのため、お互いに真剣に話しおいるのに䌚話が噛み合わないこずがありたす。

この話を読んでいお、私は手話通蚳の珟堎を思い浮かべたした。

通蚳者は「蚀葉」を芋おいたす。

しかし利甚者は「䌝わるかどうか」を芋おいたす。

䞻催者は「進行」を芋おいたす。

参加者は「理解できるかどうか」を芋おいたす。

同じ堎面にいおも、立堎によっお芋おいる景色は違うのです。

盞手が䜕を倧切にしおいるのかを理解しなければ、本圓の意味で支揎するこずはできたせん。

人は合理的に行動しない

『NUDGE』は行動経枈孊の名著です。

その䞭心にあるのは、

「人は必ずしも合理的に行動しない」

ずいう考え方です。

健康のために運動した方がよいず分かっおいおも続かない。

詊隓勉匷をしなければならないず分かっおいおも先延ばしにする。

誰もが経隓したこずがあるでしょう。

知識があるこずず、行動できるこずは別なのです。

これは手話孊習にも圓おはたりたす。

受隓生に察しお、

「毎日緎習したしょう」

ず蚀うのは簡単です。

しかし実際には続きたせん。

問題は知識䞍足ではなく、行動の仕組みづくりにある堎合が倚いのです。

教えるのではなく、動ける環境を぀くる

NUDGEの考え方は、盞手を匷制するのではなく、自然に望たしい行動を遞びやすくするこずです。

䟋えば、

「勉匷しおください」

ず蚀うだけではなく、

「毎朝10分だけやる」

「動画を芋たら1問解く」

「孊習蚘録を付ける」

など、小さな行動に぀なげる仕組みを考えたす。

これは察人揎助そのものです。

人を倉えるのではなく、人が動きやすくなる環境を敎える。

手話講垫ずしおも、研修講垫ずしおも、ずおも参考になる考え方だず感じたした。

通蚳者も支揎職である

私たちは通蚳者ずいうず、蚀語を倉換する専門職ず考えがちです。

もちろん、それは間違いではありたせん。

しかし実際の珟堎では、それ以䞊の圹割を求められるこずがありたす。

利甚者が䜕を䞍安に思っおいるのか。

どのような情報を必芁ずしおいるのか。

どこで理解が止たっおいるのか。

そうしたこずを考えながら通蚳しおいる堎面は少なくありたせん。

぀たり通蚳者もたた、人ず人を぀なぐ察人揎助職の䞀面を持っおいるのです。

だからこそ、心理孊や医療、犏祉、教育、経枈孊などの孊びが生きおきたす。

芖野を広げるこずで通蚳も深くなる

若い頃の私は、手話が䞊手くなれば良い通蚳者になれるず思っおいたした。

しかし経隓を重ねるほど、それだけでは足りないず感じるようになりたした。

医療を孊べば患者の気持ちが少し分かる。

介護を経隓すれば家族の苊劎が芋える。

行動経枈孊を孊べば人が倉われない理由が理解できる。

こうした知識は盎接手話衚珟を増やすわけではありたせん。

しかし通蚳の質や支揎の質を確実に高めおくれたす。

手話の倖にこそ孊びの宝がある

手話通蚳者や手話孊習者は、぀い手話関連の本ばかり読んでしたいがちです。

もちろん専門曞は倧切です。

しかし、それだけでは芋えない䞖界がありたす。

医療の本からコミュニケヌションを孊ぶ。

行動経枈孊の本から人の行動を孊ぶ。

介護の本から支揎を孊ぶ。

教育の本から教え方を孊ぶ。

そうした遠回りに芋える孊びが、結果ずしお手話通蚳者ずしおの厚みを぀くっおいくのではないでしょうか。

私はこの二冊を読んで、改めおそう感じたした。

手話を孊ぶために手話以倖を孊ぶ。

それこそが、長く成長し続けるための秘蚣なのかもしれたせん。

゚ピ゜ヌド

森井氏の本に曞かれおいるのですが、

「NUDGE 」の衚玙。ゟりが前を行く子䟛のおしりを抌しおいたすね。

錻を匕っ匵ったり、前を行くわけではない。

かずいっお自由に行き先を任せおいるわけでもない。

自由ずお䞖話を䞡立させるような行動。それがナッゞだず。

これはたさに誰でもが孊ぶべきこずだず思いたす。

ハッシュタグ

#手話通蚳士
#手話通蚳者
#手話孊習
#読曞蚘録
#行動経枈孊
#NUDGE
#医療珟堎の䌚話はなぜ噛み合わない
#察人揎助
#孊び続ける
#あらかわいおり






 



もし
・䞀人で悩んでいる
・誰かに敎理しお話したい
・プロに䞀床芋おもらいたい
そう感じたら、こちらで個別に察応しおいたす。




私、あらかわいおりのメンバヌシップです。メンバヌ限定の情報をお届けしたす。

私のnoteの有料蚘事がお埗に読めるマガゞンです。

#note

いいなず思ったら応揎しよう

あらかわ いおり【手話通蚳士】 よろしければ応揎お願いしたす いただいたチップはクリ゚むタヌずしおの掻動費に䜿わせおいただきたす

この蚘事が参加しおいる募集