無職14日目:「40代退職の壁」そして退職して後悔したこと
「もう限界かもしれない」と思いながらも、
なぜか辞められない。
そんなふうに自分を押し殺して、今日も会社に向かっている人が、今日もたくさんいます。
日曜の夕方から月曜の朝にかけては、とくに憂うつ。
忘れていたタスク、スケジュール帳、起きなければいけない時間──。
一気に頭を駆け巡ります。
そして、月曜の朝。
起きたくてもすぐには動いてくれない身体。
「めんどくさい」が一番強くなるのも、月曜日。
会社員時代。月曜日。
私は朝から週刊少年ジャンプの『ONE PIECE』を
読む時間が、体を起こす大切な時間でした。
退職するまでの25年間、月曜の『ONE PIECE』には本当に助けられました。
尾田栄一郎先生、本当にありがとうございます。
……すみません、脱線しました。
◆ なぜ、人は辞められないのか?
それは、怖いからです。
収入がなくなるのが怖い。
次が見つからないかもしれないのが怖い。
周りにどう思われるかが怖い。
「辞めたいなんて甘えじゃないか」と、自分を責めてしまう。
会社を辞めたいと思ったその日から、このループに悩まされ続けます。
自由に働く人を無駄にうらやむ気持ちが膨らんでいく。
この感情と向き合うのは、本当にしんどいものです。
今、仕事が楽しくて仕方ない人には、ここから先は不要な話かもしれません。本当に読まなくて良いですよ。
◆ 本当は答えが出ている
「辞めたいのは分かってる。でも…」
この“でも”の後ろにある言葉が障壁となってしまいます。
気づいている人ほど、理屈で自分を納得させて、現状にとどまり続けます。
「もう少し頑張れば状況が変わって良いことあるかも・・・」
「今辞めるのは無責任だ、上司に具体的に聞かれたらどうしよう」
「家族を路頭に迷わせられない」
「家計が私ひとりの肩にかかっている」
「妻に説明できない」← これがNO1にむずかしいぞ。
「転職の経験がない」
「今の収入を手放せない」……
本音に向き合うのは、めちゃ怖い。
だから“正当な理由”を並べて、「まだ辞めない理由」を作る。
不安が次の不安をつれてくる。
ホラー映画より怖いストーリー展開を
頭の中で構築していきます。
恐怖に支配されて全く動けなくなる状態。
でも──
心の奥は、とっくに答えが出ている。
しかし、動けない。
今を繰り返すことしかできない。
そうすると
ずーっと心の端っこで安全ピンで止められた
めんどくさい感情として付き合うことになります。

(補足:チャッピーそれは引っかかってるのは、心じゃなくて頭だよw。)
◆ ズルズルと残り続けるリスク
もちろん、辞めないことが正解な場合もあります。
けれど、私のように「辞めたいのに辞められない」状態が長く続くと、少しずつ、自分が壊れていってしまうような感覚になってきます。病気になる一歩手前といった感じです。
心が鈍くなり、疲れが取れなくなり、笑えなくなり、自信も失っていく。
これが、「今の職場に居続けるリスク」です。
リスク許容度は人それぞれ。この記事を読んで
まだ今は「成長期」として会社を使いながら踏ん張れる人は、大丈夫です。
それでも一度感じた辞めたい気持ちは、
何度も何度もループしてきます。
「安定しているから」「もう少し頑張れるから」
そうやって先延ばしを続けているうちに、
知らぬ間に“ぬるま湯の地獄”に、どっぷり浸かってしまいます。
◆ 辞めたあと、どうなったか?
これは、退職した私の話ですーー
昨年初めから、どうしても合わない人、
未来の全く見えない職場、会社。
減らない残業、補充されない人員。
いろんな課題が積み重なっていきました。
職場の改善提案も、コストを理由に却下され、
管理職はそれを現場に伝える役回りになり、
どんどん疲弊していく。
突発的な業務を誰にも頼めず、専門的な業務が
私ひとりに集中する日々。
まさに、悪循環でした。
そんな状況でも、私はすぐに辞められませんでした。
「みんな辛いはず」
「逃げたと思われたくない」
「同僚を裏切れない」
そんな思いがぐるぐると渦巻いて、
「ああ、辞めたい」と思いながらも
動けない日々。
でも、ついに最初に辞めたいと思った1年後。
気持ちがはっきりと決まり、自分で会社との糸が切り、退職を決断することになりました。
一瞬の不安と自分のタコの糸が切れ
自由に空に羽ばたくような感覚。
今でもあの気持ちは言葉にするのが難しい。
清々しい。冒険の気持ちでした。
退職には、いくつもの壁があります。
私の場合、退職にまつわる壁を乗り越えたというよりは、
考えすぎて、逆に“越えられる気がしない”と思ってしまった結果、もう頑張りすぎるのを諦めて疲れて辞めたというのが正直なところです。
そして、今、退職してすごく後悔しています。
それは、
なぜ「もっと早く辞めなかったのか」とw
体調は戻り、笑う回数が増え、新しい人との出会いも増えました。
以前よりずっと、自分らしく生きてます。
辞めても、大丈夫でした。
むしろ、辞めてからの方が、自分を大切にできるようになったと、心から思います。
◆補足:いきなり辞めなくていい。小さく準備しよう◆
「いますぐ辞めるのは難しい」
それは立派な判断です。
でも、「辞めるかもの準備」を始めることは、今日からでもできます。
生活費を見直す。1ヶ月、いくらあれば生きられるか計算してみる
本当に信頼できる人に悩みを打ち明けてみる
転職サイトをのぞいてみる ← 40代は結構厳しいと思わずに見るだけでもやってみましょう
朝15分、自分の「好き」や「やりたいこと」を書き出してみる
私にとっての“「辞めるかもの準備」”は、
長年続けてきた
投資で“別の財布”をつくることでした。
本業とは別に、コツコツと育てた資産や知識が、
将来の自分を助けてくれる。そう信じて始めたことが、
結果、退職に踏み出す一助となりました。
早めに別収入、別財布を作ることは重要です。
40代は必須です。
◆ 最後に──踏み出せないあなたへ
辞めるのは、怖いです。
でも、怖いからこそ、変わるチャンスでもあります。
人生に「取り返しのつかないこと」なんて、そうそうありません。
むしろ、自分を守る選択を繰り返していくことで、
あなたの“生きる力”はどんどん育っていきます。
「辞めたい」は
「甘え」じゃなくて、「変わろう」という立派なサイン。
どうか感情を無視せず、ちゃんとその声に耳を傾けてあげてください。
あなたの人生は、あなたのものです。
最後は、「楽しんだ者」が勝ちますので大丈夫。
25年勤めた会社を退職、いよいよ第二章が始まる。
ちょっとの勇気を貯めて、大きい勇気になったら使おう。
