言葉にならなかった気持ちに、そっと触れる一年だった──読んでくれたあなたへ
今年の終わりに、この場所で、少し立ち止まってみたいと思いました。
一年分の記事を振り返りながら、
そこに残っているのは「何を書いたか」以上に、
「誰と、どんな気持ちを分け合ってきたか」だったからです。
この一年、たくさんの記事を書いてきました。
人との距離感に悩む気持ち。
職場の空気に言葉を飲み込んできた感覚。
善意を信じられなくなった瞬間。
褒められないこと、評価が返ってこないこと、沈黙してしまうこと。
どれも派手な出来事ではないけれど、心の中では確かに積み重なっていくものばかりでした。
きっと、これらの記事にたどり着いたあなたも、
「説明できないけれど、ずっと感じていた違和感」
「自分だけが抱えていると思っていた重さ」
そんなものを、胸の奥に持っていたのだと思います。
記事を書くたびに、私は問い続けていました。
これは、誰かを正すための言葉だろうか。
誰かを変えるための文章になっていないだろうか。
それとも、ただ「ここにいていい」と伝えるものになっているだろうか。
あなたがスキを押してくれたとき。
短い一言でも、長いコメントでも、感想を残してくれたとき。
フォローという形で、そっとつながってくれたとき。
その一つひとつが、「ちゃんと届いている」という確かな手応えでした。
特に印象に残っているのは、
「責任の境界線に気づいた」
「自分を責めなくていいところが分かった」
「沈黙を失敗だと思わなくなった」
そんな言葉たちです。
それらは、私が教えた答えではありません。
あなた自身が、あなたの感覚に戻っていった証だと思っています。
私はただ、言葉を並べただけで、気づいたのはあなた自身です。
この一年、何度も書いてきたテーマがあります。
それは、
「引き受けすぎないこと」
「わかってもらおうとしすぎないこと」
「ちゃんとできなくてもいいこと」。
どれも、強くなる話ではありません。
むしろ、力を抜く話でした。
でも実は、それが一番難しい。
真面目で、誠実で、周囲をよく見ている人ほど、
自分を後回しにしてしまうから。
だからこの記事たちは、
頑張れない人のためではなく、
ずっと頑張り続けてきた人に向けて書いてきたつもりです。
コメント欄で交わしたやり取りも、私にとって大切な時間でした。
「自分だけじゃなかった」
「言葉にしてもらえて、少し楽になった」
そんな声が重なるたびに、
この場所は、情報を並べる場ではなく、感覚を休ませる場になっていった気がします。
今年は、すべてがうまくいく一年だった人ばかりではないと思います。
むしろ、説明のつかない疲れや、言葉にできない戸惑いを抱えたまま、
ここまで来た人も多いはずです。
それでも、こうして年の終わりに、
この記事を読んでくれているということは、
あなたは、自分の感覚をどこかで見失わずにいた、ということでもあります。
来年も、無理に前向きになる必要はありません。
大きく変わろうとしなくていい。
ただ、自分の内側が静かであるかどうかを、
ときどき確かめられたら、それで十分です。
この一年、ここに立ち寄ってくれて、本当にありがとうございました。
スキも、コメントも、フォローも、
すべてが「一緒に考えてくれた証」だと受け取っています。
また、必要なときに、
言葉にならない気持ちを連れて、戻ってきてください。
ここは、急がなくていい場所として、これからも在り続けたいと思っています。
静かな一年の締めくくりに、
心からの感謝を込めて。
Communication Catalyst
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