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リフォーム会社に相談したのに、「もうリフォームしたくない」と思ってしまったお客様の話

先日、ご相談いただいたお客様のお話です。

きっかけは、食洗機の故障でした。

20年前に新築で購入したマンション。

食洗機が壊れ、ガスコンロも古くなってきたため、交換を考え始めたそうです。

そして、

「どうせ交換するなら、この機会にキッチンも新しくしたい。」

そんな思いも、漠然と持っていらっしゃいました。

そこで、リフォーム会社へ相談されました。

食洗機やガスコンロの交換について相談したところ、

「せっかくならキッチンごと交換しませんか。」

「食器棚も一緒に新しくできます。」

「レイアウトを変えれば、もっと使いやすくなりますよ。」

と、住まい全体を見据えた提案を受けたそうです。

どれも魅力的なお話でした。

「せっかくリフォームするなら、その方がいいかもしれない。」

その場では、そう思われたそうです。

しかし、あとから落ち着いて考えてみると、

「本当にそこまで必要なのかな。」

「予算はどのくらいになるんだろう。」

「他のリフォーム会社にも相談した方がいいのかな。」

「もっとメーカーのショールームも見た方がいいのかな。」

と、次第に迷いが大きくなっていきました。

リフォームは何十万円、時には何百万円という大きな買い物です。

迷うのは、ごく自然なことだと思います。

そこで、お客様は担当者へ、

「もう少し考えたいです。」

と伝えたそうです。

すると返ってきたのは、

「そんなことでは、いつまで経ってもリフォームできませんよ。」

という言葉でした。

その担当者にも、伝えたいことがあったのだと思います。

でも、お客様にとっては、その一言がとてもショックだったそうです。

「ちゃんと考えたいだけなのに…。」

そう感じてしまい、

最終的には、

「もうリフォームなんてしたくない。」

というお気持ちになってしまいました。

私は、このお話を伺って改めて感じたことがあります。

住まいづくりでは、「工事の相談」はできます。

でも、その前に、

「どこまでリフォームしたいのか。」

「何を優先したいのか。」

「予算はどのくらいを考えているのか。」

そんな考えを整理する時間は、意外と少ないのかもしれません。

もし最初に、あるいはリフォームを進める途中でも私にご相談いただけていたら、進め方は少し違っていたかもしれません。

いったん、リフォームを白紙にして落ち着いてから、私に相談されました。

私はまず、ご自宅へ伺い、実際のお住まいを見ながらお話を伺います。

何に困っているのか。

どこまでリフォームしたいのか。

ご予算はどのくらいなのか。

リフォームで実現したい暮らしはどんなものなのか。

そうしたことを一つずつ整理していきます。

そのうえで、

「このご予算なら、ここまでできます。」

「ここまで工事を広げると、このくらいの費用になります。」

「この方法にはメリットもありますが、デメリットもあります。」

と、できること、できないことを分かりやすくお伝えします。

また、各メーカーの特徴をご説明し、

「今回のご希望なら、まずはこちらのショールームへ行ってみましょう。」

「次はこちらを見ると違いが分かりますよ。」

と、ご案内することもあります。

ショールームはメーカーの商品を比較する場所です。

まずは焦らず、ご自身に合う商品を見つけることが大切です。

そのうえでリフォーム会社へ相談してもいいですし、途中で迷ったときにご相談いただいても構いません。

必要であれば、リフォーム会社選びのお手伝いもしています。

私はリフォーム会社の代わりになりたいわけではありません。

工事をするのはリフォーム会社の役割です。

私の役割は、お客様の考えや優先順位を整理し、納得して住まいづくりを進められるようお手伝いすることです。

住まいづくりは、設備を交換することが目的ではありません。

これからどんな暮らしをしたいのかを考え、その暮らしを実現する方法を一緒に見つけていくことだと思っています。

だからこそ、最初でも、途中でも構いません。

迷ったときに相談できる人がいる。

そんな選択肢が、もっと当たり前になればいいなと思っています。



今回のお話のように、住まいづくりやリフォームで迷わないための考え方や、現場で実際に感じたことは、YouTubeヅキラジでもお話ししています。

ぜひYouTubeもご覧ください。
https://youtu.be/2-PTNN4RpQw?si=bPn6The_BeTK6LWe

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