久しぶりのガチ登山、自分のことを褒めていいと思った
久しぶりの北アルプスへ、
去年は介護もあって夏山はNGだった。
夏山計画のお誘いを
お断りではなく、行きます!と答えられることが
とても嬉しかった。
行き先は、針ノ木サーキット!
扇沢から針の木小屋を目指して上り、稜線をぐるっと周回するコースで、稜線に出れば後立山連峰や黒部湖を眼下に気持ちの良い歩きができるコースだ。
けれど、梅雨明けから空の天気は不安定で、
雷雲が発生したり、晴れマークが出たり、
少量の雨なら濡れながら歩いたってなんともないけれど、雷は怖い。隠れ場も逃げ場もない稜線での雷はリスクが大きすぎるからだ。
そうこうしているうちに前日を迎えると、不思議と雷雲が消え、天気は回復傾向に。急いでキャンセルしなくて良かったと思った。
関西から長野県へは、新幹線、あずさ、しなの、と電車を乗り継いで、さらに信濃大町で民宿に前泊してから山行に入る。それだけでもなかなかの工程ではあるが、女性5人でのお喋りは尽きず、ここまではいつもの観光登山と変わらず、気楽に楽しんだ。
待ちに待った山行当日。
初日は山の上まで登山しなければならないのだから、当然いちばんキツい歩きになる。
熊の生息地でもあるわけだから、5人の熊鈴はチリンチリンと大きな音を鳴り響かせて、向こうもこっちも偶然出くわさないことを重点に歩いた。
平日ではあるものの、人気の北アルプスだけあって登山者もまあまあいて、混雑は嫌だけど誰も来ないのは不安であるから、ホッとした。
沢を何遍か渡渉して、石がゴロゴロしている夏道を歩いた。日本三大雪渓といわれている針ノ木大雪渓だが、すでに溶けていて歩ける状態ではなかった。その状態を目にすると、やはり温暖化は進んでいるんだなと感じた。





実は数日前から鼻風邪になっていたせいか、上れば上るほど空気の薄さを感じて、キツさが増した。
なんでこんなことしてるんだろうと淡い想いも込み上げてくる。すぐに顔いっぱいに汗が流れて、足元を見て歩くとメガネに汗がたまる。どれだけ汗が流れたのか、計量カップで計ってみたい。
最終水場で水を汲もうかと思っていたが、沢の水を直接ボトルに汲むしかないので、それを生で飲む勇気はなく、かわりに手を入れて水を触ってみた。
雪解け水はキンキンと冷えていて、しばらくすると手が痛くなった。
あとどれくらいかと上を見上げても
高く反りたった山が見えるだけで、まだまだだと悟ると、心が折れそうになる。
12時過ぎ、ようやく針ノ木小屋に到着。
朝、6時過ぎに出発したのでほぼコースタイム。
小屋でお昼をいただいて、荷物を置いたら次は、
その小屋から往復2時間のところにある蓮華岳に登る。蓮華岳はコマクサの群生地であり、白いコマクサが咲いているという。急登ではないものの、ニセピークが2ヶ所もあってその度に一喜一憂した。予報通り、風が強くなってきて息苦しい。このタイミングを逃していたらきっとピークは踏めなかったと思う。コマクサはカワイイ。



風に揺られてる

でもしっかりと高山植物は、
根を生やしている




踏まないように

ピンクはカワイイ

針ノ木小屋が小さく見えた
こう言う景色を見れるとこ、
高い山に登ったご飯美

美味しかった
求めていた味だ
2日目から稜線歩きが始まる。
けれどアップダウンは付きもので、針ノ木岳、スバリ岳、赤沢岳、鳴沢岳を経て休憩地の新越山荘へ、さらに歩いて次の宿泊地、種池山荘を目指す。
絶景を愉しめる稜線歩きは、雲が上がってきていて残念ながら遠くまで見渡すことが出来なかったが、雨にならなかったこと、かんかん照りよりマシな事、何より高山植物や雷鳥を観察できたこと、黒部湖の遊覧船を上から眺めた事、
などによって満足度は高かった。













ようやく着いた種池山荘の受付は、登山客でごった返していた。
逆回りに稜線歩きをする方もいれば、爺ケ岳、鹿島槍ヶ岳の経由地でもあるからだ。
ここまで辿り着けば、あとは明日の下山のみ。
とりあえず、長い稜線歩きを終えて安心した。

針ノ木岳の上にお月様が
浮かんでいた。

あの脇を上がってきたんだ。

薄らと富士山
(見える人には見えます)


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扇沢駅が見えてきました
今日は土曜日なので駐車場は満杯
古来は、この高所の道が富山県と長野県を結ぶ塩の道、米や味噌の道だったそう。そう思うと感慨深い。
戦国時代では、武将の佐々成政が厳冬期に北アルプスを横断した推定ルートの一つであるなんて、とても信じがたいものだ。
バテバテで写真を撮る心の余裕がなかったが、
とても思い出の残る山行になった。
できる限りずっと山に登りたいから、反省もたくさんして次に向かいたいと思う。
