クロスカウンターAIリプ






相手が難解な文章で理論武装してくる。
それをAIに読ませ、まず普通の言葉まで分解する。
主張、根拠、前提、論理の飛躍を取り出す。
そして今度はこちらが、自分の持っている全く別の分野の知識をAIに渡して、意図的に難解な文章へ再構築する。
相手が使っていた「難解さ」という武器を、そのまま反転させて返す。
だから「クロスカウンターAIリプ」。
AIが出てきたことで、難しい文章を書く能力そのものは、以前ほど知的優位性を保証しなくなった。
難しい文章ならAIにも書ける。
難しい文章ならAIにも解体できる。
となれば最後に問われるのは、
その難しい言葉を全部取り除いた時、あなたの主張には何が残るのか?
ということになる。
これは政治思想だけの話ではないと思う。
経済でも哲学でも評論でも同じだ。
「難解であること」と「深く考えていること」は別物だった。
AIは、その違いを誰でも確かめられる道具になった。
そして皮肉なことに、AIによって価値を失うのは哲学ではない。
むしろ、
哲学っぽく見せるための難解さの方なのだ。
