車を買い替えたら、店のことを考えていた。
突然なんですけど、車を買い替えました。
前愛車のミニクーパーがエンジン不調で、次の車検には結構なお金がかかりますということだったので、前々から荷物をたくさん積める車にしたかったこともあったんですよね。
そんな時にお世話になっている車屋さんにいい車ないかと聞いてみたら、出てきたのが、今回買い替えたルノーカングーでした。
平成19年式、前回のミニクーパーが平成18年式でしたから、一年若い車です。最新といっても過言ではないな。

次のルノーカングーは前オーナーさんが非常に大切にしていたようで、分厚い整備記録書の束とともにやってきました。
前のオーナーさんの顔がお店の方でわかるというのは非常に安心感のあるものです。
もちろん整備に関しても任せられる店があるからこそ購入に踏み切れたわけです。

カメラ屋もこうあるのが理想だよなーって思います。
誰かから買い取って、整備して、安心とともに次のオーナーに提供する。
ただ買って売るだけでは転売屋と変わりませんからね。
私は修理もできないし、撮影や暗室だって正直素人に毛が生えた程度です。でもそれを学ぶ場所や、集まる場所がなくなっちゃあ困るってんで、お店をやってます。
って結局店とか、カメラのことを考えてしまうんですよね。
お店をやっていると、いろんなドラマがあります。
カメラのイニシャルの不思議
少し話は逸れますが、お買取りしたカメラの中には、前オーナーがボディに氏名のイニシャルを刻印しているものがたまにあります。
すごく愛着のあるものだったんだろうなと、売ってくれたことにうれしくなってしまうものです。(査定額は下がってしまうんですが…泣)
先日はお客さんが何気なくカメラを手に取って
「これいいな、すごく手になじむ」
って話をしてたんです。
使い心地もなかなか良かったようで、気に入ってくれている様子でした。
そのカメラもイニシャルの刻印があるものだったんですよね。
カメラをまじまじと見ていたお客様がそのイニシャルを見つけて一言
「これ、自分とイニシャル同じです…」
といったのです。
聞いてみると確かに同じイニシャル。
鳥肌が立ちましたよね笑
引き継ぐということの不思議とか、ロマンを感じました。
おじいちゃんのカメラ
ここ最近は、古いカメラをお持ち込みになり、「おじいちゃん(お父さん)のカメラなんですが、使えますか?」といわれる若い方が数人続きました。
当店で購入したカメラでなくても、動作確認などのお手伝いはさせていただいてます。(料金いただくほどでもない場合)
簡易的にカメラのチェックをし、ある程度動いていることが確認できたらフィルムをご購入いただいてフィルム装填までサポートさせてもらってるのでいるのですが、ロマンのある話です。
おじいちゃんのカメラを引き継いで、当店に修理を依頼して修理して使っている方もたくさんいて、昔のカメラたちが息を吹き返すのを見るのはカメラ屋冥利に尽きるというものです。

そんなカメラたちで、どんな写真が撮れているのか今から楽しみです。
誰かのカメラを将来にわたって引き継ぐということ
これは未来の話ですから推測ですけど、デジタルカメラにはできないことだと思うんです。
よほど大事に使っていないといけないですし、何よりバッテリーやメディア問題があります。
孫が生まれる世代まで同じバッテリーや記録メディアが使えるかどうかというのは、デジタルが発売されて30年弱経った現在の状況を考えると、いささか難しいんじゃないかなぁ。
電池を使わない機械式のフィルムカメラはメンテナンスすれば多くの場合は長く使えますし、フィルムというメディアはこれからもなくなることはない…と信じていますので、引き継いで使っていくというのは大切かなと思います。
そのためにもお店を続けていかないとね。
…っていう記事を書いていたら、さっき書いたカングーを、ちょっと前まで整備していた整備士さんがなんの前情報もなくやってきてカメラを買っていってくれるという珍事が起きました笑
うちの店はどうやら不思議な縁がつながるみたいです。
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