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黒い金魚【詩】

自分が黒いことに気付かず
生きて

何色でもただそこにいて
同じ空間を共有して

けれど この目は色を知っている

お互いの気配や温もり
尾びれが作るわずかな水流のゆらぎ

それだけできっと
とても楽で居心地がいい

自分が何色か
どんな形をしているか

知る術がない世界

赤い子たちと
同じ仲間だと信じて

心地いい水温に身をまかせ
赤い金魚とともに
ゆらゆらと泳ぐ

そのままの私


黒に光が差し込み
この目に映る確かな青

鱗は艶めき

黒く優雅に
今日を生きていく

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