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防虫ネットをかけたのに虫がいる!秋野菜でありがちな「網の中で害虫飼育」問題

秋野菜を植える時期ですね。

ブロッコリー。
キャベツ。
白菜。
大根。

この時期は、まだ暑く、虫も多いです。

そこで登場するのが、防虫ネット。

苗を植えたら、すぐに網をかける。

これで安心。

……のはずでした。

数日後。

葉っぱに穴。

「あれ?」

さらによく見ると、

網の内側に虫がおるやんけ。

防虫ネットをかけたはずなのに、なぜ中で虫が育っているのか。

家庭菜園では、これが意外とよくあります。

ムッシャー・アオム氏、ネットの中をのぞいて一言。

「防虫ネットやと思ってたら、害虫専用の食べ放題会場になっとるやないか。ムッシャー!」

防虫ネットは便利です。

でも、万能バリアではありません。

かけ方を間違えると、虫を防ぐどころか、虫を守って育てる箱になってしまうことがあります。


防虫ネットをかけたのに、なぜ虫がいる?

原因はいくつかあります。

まず多いのが、苗の時点で卵や小さな虫がついていた場合です。

ホームセンターの苗や、自分で育苗した苗にも、蝶や蛾の卵がついていることがあります。

葉っぱの表だけ見て、

「虫おらんな」

と思って植える。

そのままネットをかける。

数日後、卵が孵化。

網の中は外敵も少なく、虫にとって快適な環境です。

人間は防虫ネットをかけたつもり。

虫からすると、

高級ビニールハウス付き食べ放題会場。

になっています。


葉裏チェックは必須

害虫の卵や小さな幼虫は、葉の裏にいることが多いです。

特に、

  • モンシロチョウ

  • コナガ

  • ヨトウムシ類

  • ハスモンヨトウ

  • アブラムシ

などは、表だけ見ても見逃します。

だから、防虫ネットをかける前に見る場所は、

葉っぱの裏。

葉を一枚ずつめくる。

小さな卵がないか。

幼虫がいないか。

アブラムシがついていないか。

これを確認してからネットをかけます。

防虫ネットは、かけた後より、かける前のチェックが大事なのかもしれません。


「あとでネット」は危ない

苗を植えてから、

「あとでネットかけよう」

と思っている間に、蝶や蛾が来ることがあります。

秋のアブラナ科は特に人気です。

苗を植えた瞬間から、モンシロチョウに見つかる。

そして産卵。

そのあと人間がネットをかける。

つまり、

虫が入る

卵を産む

人間がネットをかける

虫、無事保護

という順番になってしまいます。

できれば、定植したらすぐにネット。

「あとで」は、わりと危険です。


裾の隙間と土の中にも注意

ネットをかけても、裾に隙間があると虫は入ります。

風でめくれる。

支柱との間に隙間ができる。

ネットの端が浮いている。

このくらい大丈夫やろ、と思う数センチが入口になります。

防虫ネットは上からかけるだけではなく、

  • 裾を土で押さえる

  • ピンで固定する

  • プランターなら洗濯バサミやクリップで留める

  • 支柱との隙間をなくす

など、入口を減らす必要があります。

ただし、防虫ネットで防げるのは、基本的に外から来る虫です。

ヨトウムシ類のように、昼間は土の中や株元に隠れている虫もいます。

古い土や畑の土に幼虫や蛹が残っていれば、ネットをかけても関係ありません。

すでに中にいます。

上から来る虫は防げても、土の中の虫までは消せない。

ここが、防虫ネットのややこしいところです。


かけた後も中を見る

防虫ネットをかけると、安心します。

でも、かけた後も中を見る必要があります。

特に定植直後の1〜2週間は、

  • 葉に穴が増えていないか

  • フンが落ちていないか

  • 葉裏に虫がいないか

  • 新芽が食われていないか

を確認した方がよさそうです。

ネット越しに葉っぱを見るだけでは、分からないことがあります。

時々ネットを開けて、中を点検。

虫がいたら捕殺。

卵があれば取る。

被害葉がひどければ整理する。

ムッシャー氏も、葉裏をめくりながら言います。

「ネットしたから終わりやない。
中で誰か住んでへんか、家宅捜索が必要なんや!」

防虫ネットは、かけて終わりではなく、点検とセットです。


網目の細かさも大事

防虫ネットには、網目のサイズがあります。

大きな蝶や蛾なら、比較的大きめの網目でも防げます。

でも、アブラムシやコナジラミのような小さな虫になると、細かい網目が必要です。

つまり、

「防虫ネットなら何でもいい」

ではありません。

何を防ぎたいのか。

アオムシなのか。

コナガなのか。

アブラムシなのか。

それによって、選ぶ網も変わります。

ただし、網目を細かくすると風通しが悪くなりやすいです。

秋でも気温が高い時期は、蒸れにも注意です。


秋野菜は、最初の葉っぱを守りたい

秋野菜は、春野菜と違って時間との勝負です。

これから気温が下がります。

日も短くなります。

つまり、苗の時期に大きく食われると、回復する時間が少ない。

特にブロッコリー、キャベツ、白菜などは、定植直後の葉を食われすぎると、その後の生育が遅れます。

だから秋野菜では、

収穫前の害虫対策より、苗の時期の害虫対策。

これが大事です。

防虫ネットは、そのための強力な道具です。

でも、使い方を間違えると、

「虫を防いだつもりで、虫を育てていた」

ということになります。


防虫ネットをかける前にやること

整理すると、ポイントはシンプルです。

苗をよく見る

葉表だけでなく、葉裏を見る。

卵、幼虫、アブラムシを確認。

定植したらすぐネット

「あとで」は危険。

蝶は仕事が早いです。

裾をしっかり閉じる

ネットの下に隙間を作らない。

土も確認

ヨトウムシなどが潜んでいないか、株元を見る。

かけた後も点検する

葉に穴が増えたら、

「ネットしてるのにおかしい」

ではなく、

「中にいるかもしれない」

と考える。


まとめ|防虫ネットは「かける前」が勝負

秋野菜を植えた。

防虫ネットもかけた。

これで安心。

……と思っていたら、葉っぱに穴。

中を見ると、虫。

家庭菜園では、普通に起こります。

原因は、

  • 苗に卵がついていた

  • ネット前に産卵された

  • 裾から侵入した

  • 土の中に虫がいた

  • 開閉時に入った

など。

防虫ネットは万能ではありません。

でも、

葉裏チェック → 定植 → すぐネット → 裾を閉じる → 定期点検

までやれば、かなり頼れる道具になります。

秋野菜は、寒くなるまでの時間が限られています。

だからこそ、最初の葉っぱを守りたい。

ネットをかけて安心する前に、一度中を確認する。

もしかすると、

あなたの防虫ネットの中でも、害虫がぬくぬく育っているかもしれません。


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