祖母の介護の始まりと母が倒れた話 元不登校で、ケアラーだった自分⑨
母が熱中症で夏に入院したり、
統合失調症の姉が秋に入院したのと同じ年に、
祖母が動けなくなりました。
祖母はその時、80代前半、
同じ家には住んでいましたが
祖母は一階、自分達家族は2階で、
母との関係が微妙だったこともあり、
姉のことも気にかけてくれていたとは思いますが、
お互いそれほど干渉せずでした。
その年の冬のある日、祖母は
突然、腰と足が痛くなって
布団から起き上がれなくなりました。
急遽、父があちこちに連絡をとり、
ほどなくしてショートステイが決まりました。
残念ながら細かいやり取りは覚えていないのですが、
会社員の父は当然ながら仕事がある為、
家にいる自分ができるだけ話を聞いて、
ショートステイの準備を手伝い、借りた車椅子で連れていった感じでした。
その間、姉のことは、母が見ていました。
しかし、祖母がショートステイに行った2日後の夜中、
今度は母の体調が悪くなり、救急搬送されました。
原因は分かりませんが嘔吐が続き、
血圧が下がっていきました。
自分は姉を残すわけにいかないのと、
疲れて寝てしまったので、後から聞いた話ですが
母はアナフィラキシーショックを起こし、
血圧が下がり続けて危なくなり、
周りの医師が、
「もう助からないかな」と言っていたのが聞こえたそうです。
でも、そこから生き返ってICUに入り、
熱がある為に3日間過ごし、
その後は循環器内科の病室で過ごしましたが、
母が希望し、結局1週間で退院しました。
自分は後でそんなことになっていたと聞きびっくりしました。
一方、母の入院中には祖母が帰ってくるので、
ケアマネさんと相談したり、
介護ベッドやポータブルトイレを設置したり、
気がつけば仕事でいない父に代わって説明を聞き書類にサインをしていました。
もちろん同時平行で姉の食事の準備などはし続けていました。
母は退院したものの、しばらくは家の中でもあまり動けず、
引き続き自分が買い物や家のことをしていました。
22歳の自分がバイトや学業もせず家にいたから、
良かったは良かったのですが、
当時はそれなりに大変で、どのようにこなしていたのか明確には覚えていません。
介護ベッドの組み立てを一緒にしてくださった担当者の方が
「koyaさんも大変と思いますが、御自分も大切にされてくださいね」
と言ってくださったのが、
嬉しかったです。
ちなみに、母は、今もそれなりに元気です。
