他人様(ひとさま)が来る
新しい冷蔵庫を迎え入れることになった。
家電量販店の設置の方が来ても、
スムーズに通れるように。
そして。
古い冷蔵庫の上や裏からさぁ、
「ボロっ」と埃が落ちてこないよう、
恥ずかしくないようにねっ。
……家の中の整理をしている。
(気づけばクローゼットの中まで。)
*
我ながらさぁ。
iPhoneの箱を取っていたり、
スタバの紙袋なんかも
後生大事に丁寧にとっていた。
なぜこんなモノまで?
……この際、処分することにする。
「いつか使うかも」は、
一生使わないことが多いもんだよねぇ。
*
困ったのが香水瓶。
……これさ、トイレに置いて使い切るか。
使い切らないと、
瓶も捨てられないもんね。
*
買う時は簡単だけど、
捨てる時は仕分けしたりして大変だ。
あとさぁ、
何でも突っ込んでおける
「テンポラリーな布製の箱」。
……これは要注意だねぇ。
(テンポラリーじゃなく、ずっと床置き。)
だからこの際、
思い切って捨てようと思う。
*
……大変だけどさぁ。
たまに「他人様」が部屋を訪れる
刺激は大事だね。
普段、なんとなく気になっていたのに、
知らん顔していたモノを
処分するきっかけになるからさぁ。
*
年に何回か、
消防設備の点検の人や、
雑排水清掃の係の人が入室する。
……あれはきっと、
私みたいなテキトーな人が
ピリッとするための儀式なんだと思う。
(いや、違うと思うよ?)
*
でもさ、
モノが無くなりスッキリすると、
気分まで清々しくなるから不思議よ。
さてさて。
この状態を
……何日保てるやらだよ?
だってさ、
「余白」があると、
「何か置きたくなる」のが
人情だと思っている。
オバジでした。
完
