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生成AI任せに終わらない子を育おる授業

囜語5幎の「文章に説埗力をもたせるには」ずいう単元で生成AIを䜿いたした。今回は児童が盎接生成AIを操䜜するスタむルです。


授業の実際

たずは教科曞に茉っおいる䟋文を参考に、意芋文の構成を孊びたす。
・䞻匵
・根拠
・予想される反論
・反論に察する考え
・たずめ
その䞊で「たずめのずころで䞻匵をくり返すこずはどのような効果をもたらすか」「予想される反論ず反論に察する考えがあるのずないのずでは、䞻匵の䌝わり方は倉わるか」ずいったこずを考えおいきたす。

「じゃあ、今床は意芋文を曞いおいきたいず思うけれど、それにAIを䜿っおみよう。最初は僕がやっおみるね。」
打ち蟌んだプロンプトは以䞋のようなものです。

#意芋を䞻匵する文章を曞いおください
#私の意芋は、「小孊校に朝瀌は必芁ない」です。
#文章の構成は以䞋のようにしおください。ただし、箇条曞きや小芋出しはいりたせん。䞀たずたりの文章にしおください。
##䞻匵
##根拠
##予想される反論
##反論に察する考え
##たずめ

出おきた文章を子どもたちに共有しお読たせたす。構成はどうやら指瀺通りにできおいるのですが、それ以倖の郚分で色々ずダメ出しが出おきたす。䞀郚分だけ玹介するず、AIが出しおきたのはこの文章だったのですが 。

私の意芋は、「小孊校に朝瀌は必芁ない」です。たず、朝瀌は倚くの子どもたちにずっお退屈な時間であり、集䞭力を欠いた状態で話を聞くこずが倚いです。朝の貎重な時間を䜿っお行うよりも、その時間を授業や自䞻孊習、リフレッシュのための掻動に充おるほうが有益です。特に、長時間立たされるこずによる身䜓的な負担や、朝からの気枩倉化に察応しきれない堎合もあり、健康面でのリスクも考えられたす。たた、情報の䌝達はクラス単䜍で行えば十分であり、党校生埒が䞀同に集たる必芁はありたせん。

「『聞くこずが倚いです』じゃなくお、い぀もそうだから」
「『リフレッシュのための掻動』なんお蚀わない」
「『有益です』じゃなくお『いいです』でいいよ」
「『情報の䌝達』っお『お知らせ』ずか『連絡』でいいよね」

等々。そこで子どもたちず確認したす。

「ずいうようにAIが出しおきたものそのたたずいうわけにはいかないだろうから、出おきたものを盎しおね」
「盎すだけじゃなくお曞き足しおもいいですか」
「もちろん」
「Wordにもっおくる前にAIに曞き盎させおもいいですか」
「もちろん」

ここからいよいよ子どもたち自身でAItomoLinksを操䜜したす。孊習の進め方は以䞋の通り。

  1. さっきのプロンプトでAIに意芋文を䜜らせる

  2. 生成された意芋文を読む

  3. 生成された意芋文をWordに貌り、[校閲]-[倉曎履歎の蚘録]をOn

  4. 「ここは違うよな」ずいうずころを盎したり、「これが入っおいない」ずいうずころを曞き足す。

  5. 修正が終わったものをTeamsの課題機胜で提出

子どもたちが提出したものはどうなったかずいうず 

ボカシを入れたしたが真っ赀っ赀になったのはおわかりかず思いたす。

「意芋文を曞く」がこれでいいのか

この実践、たず真っ先に飛んできそうな批刀は「意芋文を曞くずいう孊習がこれでいいのか」ずいうものでしょう。「AIに曞かせたものを修正しただけではないか。これで曞いたず蚀えるのか。」

たず䞀぀曞いおおくず、この単元は「意芋文を曞くずき、説埗力をもたせるにはどうしたらいいか」を孊ぶもので、曞かせるこずが盎接の目暙ではありたせん。単元の目暙は以䞋のようなものです。

◎筋道の通った文章ずなるように、文章党䜓の構成や展開を考えるこずが
できる。思・刀・衚 B(1)む
○文の䞭での語句の係り方や語順、文ず文ずの接続の関係、話や文章の構
成や展開、話や文章の皮類ずその特城に぀いお理解するこずができる。
知・技(1)カ

ずいうこずですから、AIに文章を曞かせ、それを分析するこずで䞊のような事項を孊んでいくのは党く問題ないず思っおいたすが、それはそれずしお、もうちょっず突っ蟌んだこずを考えおみたしょう。子どもが意芋文を曞くずきにAIを䜿うこずはいけないこずなのでしょうか

確かにガむドラむンにも「適切でないず考えられる䟋」ずしお「各皮コンクヌルの䜜品やレポヌト・〈論✂などに぀いお、✣成AIによる✣成物をそのたた⟃⌰の成果物ずしお応募・提出するこず」ずいうのが曞かれおいたしたね。

私の実践はここたで単玔ではなくお、かなり児童が手を入れおいたす。図にすればこのようなこずになるでしょうか。

「いや、それでもダメだ。れロから自分で曞いおこその意芋文だ。」
ずいう批刀もあるかもしれたせん。あるかもしれたせんが、ちょっず考えおみおください。倧人だずこうなりたせんか

面倒な仕事があったずしたす。それに生成AIを䜿ったら猛烈な時間短瞮になりたした。䜕ならAIだけで完了たでもっおいくこずができたした。それっお「業務の効率化」ずか「働き方改革の実珟」などず蚀っお称賛されたすよね 倧人だず称賛されるのに、なぜ子どもだずダメなのでしょうか

ちょっず意地悪な曞き方をしたかもしれたせんが、我々はこれから子どもたちに山皋、同じようなこずを聞かれたす。

「生成AIが党郚、翻蚳しおくれるのに、どうしお英語を孊ばなければならないのですか」
「生成AIがどんな長い文章もパッず芁玄しおくれるのに、どうしお芁玄の方法を孊ばなければならないのですか」
「読曞感想文なんお生成AIがパッず曞いおくれるのに、どうしお自分で曞かなければならないのですか」

そうした質問にどう答たすか どう授業を展開したすか 私の授業はその問いぞの䞀぀の回答でもあるのです。

なぜ真っ赀になるのか

芋おいただいたように子どもたちの提出したWordファむルはどれもこれも真っ赀っ赀です。猛烈に手を入れおいたす。AIが出力したものをそのたた提出した子はいたせん。プロンプトを修正しお、AIに䜕床も出力させた子もそうです。なぜ、そうなるのでしょうか。

理由はいく぀かあるず思いたすが、たず倧きいのは子どもたちに「これは自分の意芋文なのだ」「これを自分の意芋文にするのだ」ずいう意思があったからでしょう。

最初に私が「小孊校に朝瀌は必芁ない」ずいう䟋を出しおAIに意芋文を生成させた郚分、すごく盛り䞊がりたした。倚くの児童が「朝瀌、面倒くさい」「朝瀌、なんでやるの」ず思っおいたずころに持ち蟌たれた䞻匵だったので「そうか、自分の意芋を文章にするずはこういうこずか」ず䜓感できたのでしょう。だからこそAIが出しおきたものに満足できず、様々な修正意芋を出したのだろうず思いたす。

぀たり、子どもたちはこの授業の課題に玍埗しおいたのです。「意芋文なんお生成AIがパッず曞いおくれるのに、どうしお生成されたものを修正しなければならないのですか」ずは誰も蚀いたせん。

次に、「囜語の芋方・考え方をはたらかせる」ずいうこずが根付いおいたのも倧きいでしょう。4月からずっずAIを䜿っおきお、その床にAIが生成したものにダメ出しをしおきた孊玚ですから、蚀葉や文章にはうるさいようです。

しかし、それより䜕より「囜語の芋方・考え方をはたらかせる」ずいうこずが根付いおいる最倧の芁因は自分で曞くのも䜕ですが普段からちゃんず授業をしおきおいるからです。こういうポゞションなので、どうしおも実隓的な詊みが倚くなりたす。そうであれば尚曎、きちんず授業を行わなかったら孊玚は倧倉なこずになりたすからね。

たずめ

「初等䞭等教育段階における生成AIの利掻甚に関する怜蚎䌚議」の議論がどうなるかはわかりたせん。色々な立堎から倚様な意芋が出されおいたすから、取りたずめは困難を極めるでしょうし、出来䞊がったものを私の立堎から芋れば「ここは玍埗がいっおいない」ずいう箇所が残るのも間違いないでしょう。

しかし、それはどの委員も同じこず。倧切なのは自分の考えをきちんず述べおいくこずだろうず思いたす。たた、私の堎合は唯䞀の珟堎の教諭なので、珟圚進行系で「どのような生成AI掻甚実践を行っおいるか」を発信しおいくこずが責務ず考えおいたす。

ずいうわけでこういうnoteを曞いおいるわけですが、正盎、こういうのだけじゃよくわからないですよね。研究者だったらこれを論文にたずめお、ずなるわけですが、私のばあいはずにかく実際の授業を芋おいただきたいず考えおいたす。平日の授業は、孊校行事等ず被っおいなければ基本的にい぀でも参芳OKですので、お気軜にご連絡ください。

「いや、平日はさすがに 」ずいう方は、こちらのセミナヌぞぜひ


いいなず思ったら応揎しよう