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サムスンの注目点やバリュエーションにまとめてみた

こんにちは、サムスンに投資したいと最近思い始めてきたので、色々調べてみました。少しでもみなさんの役に立てたら幸いです!

本記事は
✅企業のことをしっかり知りたい!
✅優良企業を探したい !
という人向けに書いております。ぜひ最後まで読んでください。
※本記事は特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。株式投資は自己責任でお願いします。
※本記事の内容は2026年6月21日時点の情報に基づいており、今後変更される可能性があります。また正確性を保証するものではございません。 


サムスン概要

サムスン電子は、みなさんご存知の通り時価総額約1兆ドル(約150兆円)を誇る、半導体からスマホ・家電まで手掛ける韓国最大級の総合テクノロジー企業です。事業は大きく、半導体のDS、スマホ・家電のDX、Samsung Display、Harmanに分かれます。

サムスンの事業領域

2026年1Qの売上構成は、DS 81.7兆ウォン、DX 52.7兆ウォン、Display 6.7兆ウォン、Harman 3.8兆ウォンで、利益はDSが53.7兆ウォンと圧倒的でした。見かけは複合企業でも、足元の利益ドライバーは明確にメモリです。

サムスンが誇る世界シェア

Samsungは、複数の主要市場で世界トップクラスのシェアを持ちます。半導体では、2026年1QのDRAM売上高シェアが38.5%で世界首位、NANDも31.6%で首位を維持しています。特にDRAMとNANDの両方で世界最大級の生産規模を持つ点が強みです。一方、AI向けのHBMではSK hynixに先行を許しており、Samsungのシェアは3割前後にとどまるとみられます。

今後はHBM4やHBM4Eでどこまで巻き返せるかが焦点です。完成品では、2025年の世界スマートフォン出荷シェアが19%でAppleに次ぐ2位、テレビ市場では売上高ベース29.1%で20年連続の世界首位となりました。また、Samsung Displayは大型OLEDパネルで50.9%のシェアを持ち、ディスプレー分野でも高い競争力があります。つまりSamsungは、メモリ、スマートフォン、テレビ、OLEDの各市場で世界首位または2位に位置し、部品から完成品まで幅広く市場を押さえている点が大きな強みです。

日本で投資できるの?

サムスンの株価は年初来で+175%、1年間で+500%を超える上昇をしています。投資してみたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
知っている方もいるかもしれませんが、SBI証券でサムスン電子を直接購入できます。銘柄コード「005930」を指定して、円または韓国ウォンで発注できます。1株単位の指値注文で、売買手数料は約定代金の0.99%、最低9,900ウォンです。NISA成長投資枠や特定口座にも対応しています。
ただし、円貨決済では為替コスト、売却時には0.20%の現地取引税等がかかります。配当には韓国で15%の税金が課され、NISAでも韓国側の課税は残る点にも注意です。

株価を押し上げた追い風の正体

株価上昇の第一要因は、2024年から2026年にかけたメモリ市況の急改善です。メモリ価格は、AIデータセンター向け需要の急増と、メーカーが生産能力をHBMへ振り向けたことで大幅に上昇しました。スマートフォン向け部品の一例では、12GBのDRAM価格が前年の39ドルから145ドルへ約3.7倍、256GBのNANDフラッシュも13ドルから51ドルへ約3.9倍に上昇したと試算されています。HBMの増産が一般的なDRAMの供給を圧迫したうえ、AIサーバー向けSSD需要もNAND価格を押し上げました。この結果、サムスンはメモリの販売数量だけでなく、平均販売価格の上昇による大きな利益押し上げ効果を受けています。2025年通期の売上高は333.6兆ウォン、営業利益は43.6兆ウォンまで戻り、2026年1Qだけで営業利益57.2兆ウォンを稼ぎました。Samsung自身も2025年4Q決算で、AIブームが業界全体の追い風であり、HBM4量産品の供給開始を明示していました。これが最も大きな株価押し上げ要因ですね。
 
第二要因は、HBMの遅れを埋める具体的な進捗です。Samsungは2026年2月にHBM4の商用出荷を開始し、2026年売上はHBMだけで2025年比3倍超を見込むと表明しました。さらに5月には12層HBM4Eサンプルの出荷も開始し、AMDとはHBM4供給で協業を拡大しました。
 
第三要因は、ファウンドリー再建への期待です。2025年7月にTesla向け約165億ドル契約が明らかになり、Taylor工場のアンカー案件として評価されました。2026年にはQualcommの2nm協議、Google向け次世代AIチップの一部受託観測も出ています。TrendForceによればSamsung Foundryは4Q25に黒字へ戻り、市場シェアも7.1%へ改善しました。
 
加えて、2026年はアジア半導体株全体に資金が流れ、Samsungもその中心でした。ReutersはDRAM契約価格が1Qに前四半期比で倍増し、4-6月も58〜63%上昇見通しと報じ、FTやWSJもAI設備投資とメモリ不足が株価を押し上げていると伝えています。会社側も2026年に110兆ウォン超のR&D・設備投資と9.8兆ウォンの通常配当を打ち出し、1Qには7.61兆ウォンの自己株取得も実施しました。

成長性とバリュエーション

成長余地はHBM

注目すべき点は、SamsungがHBMでSK hynixにどこまで迫れるかです。HBMとは「High Bandwidth Memory」の略で、複数のDRAMチップを縦に積み重ね、GPUやAIアクセラレーターの近くに配置する高速メモリです。一般的なDRAMよりも大量のデータを短時間で処理できるため、生成AIの学習や推論に欠かせません。
HBMがSamsungの成長に重要なのは、一般的なDRAMよりも単価と利益率が高く、AIサーバー市場の拡大を直接取り込めるからです。また、HBM4ではメモリだけでなく、ロジック・ベースダイや先端パッケージ技術も必要になります。SamsungはDRAM、ファウンドリー、パッケージを自社内に持つため、HBMの販売拡大はメモリ事業だけでなく、半導体部門全体の稼働率と収益性の改善につながる可能性があります。逆に、HBMでSK hynixに後れを取り続ければ、AI半導体市場の成長を十分に取り込めないリスクがあります。

SamsungのHBM4は、1c世代DRAMと4nmロジック・ベースダイを組み合わせた製品です。2026年1Qには、NVIDIAのVera Rubin向けHBM4とSOCAMM2の量産販売を開始しました。続くHBM4Eは最大16Gbpsの転送速度を目指し、5月にはサンプル出荷へ進んでいます。
一方、SK hynixはNVIDIAの主要HBM供給者として量産実績で先行し、6月には12層HBM4Eのサンプルを主要顧客へ出荷しました。現在は、単純な仕様上の技術差よりも、NVIDIAなどの顧客認証を取得できるか、安定した品質で大量生産できるか、製造歩留まりをどこまで高められるかが競争の焦点です。

ファウンドリーも重要です。Samsungは1Q26で、先端ラインのフル稼働、2nm第2世代の立ち上げ、1.4nm継続開発を示しました。もっとも、TSMCとの距離はまだ大きく、TrendForceでは4Q25シェアがTSMC 70.4%、Samsung 7.1%です。ただしSamsungには、メモリ・ロジック・先端パッケージを社内で束ねられる垂直統合という強みがあります。
ファウンドリーが軌道に乗れば、さらなる企業価値向上につながるでしょうか。

いまの株価は何を織り込むか

2026年6月19日終値ベースのSamsung株は354,000ウォン、時価総額は約2,248.6兆ウォンです。52週安値57,600ウォンからの上昇幅は極端で、実績PERは28.4倍まで上がりました。ただし先行指標で見ると、Yahoo系データでは予想PER8.1倍、EV/EBITDA 14.2倍、予想EV/EBITDA 6.4倍です。自己資本486.6兆ウォンを使うとPBRは概算4.6倍、1Q26の営業CFと設備投資を単純年率化したFCF利回りは約4.1%、配当利回りは0.47%です。つまり、実績では割高、予想ではむしろ割安というメモリ株らしい見え方になっています。

出所: Google Finance、Yahoo Finance、Samsung IR、筆者計算。

シナリオで見ると、弱気は28万〜32万ウォンで、HBM歩留まり改善が遅れ、メモリ価格が2027年に失速するケースです。中立は38万〜43万ウォンで、HBM4/4Eが着実に伸び、Foundry赤字が縮小するケース。強気は50万ウォン超で、HBMシェア回復と2nm外部受注の本格化が重なるケースでしょう。参考として、Investing集計の12カ月平均目標株価は428,076ウォン、JPMorganは350,000ウォン、Citiは300,000ウォン、Miraeは2月時点で275,000ウォンでした。古い目標株価ほど、足元の利益上方修正に追いついていません。

キオクシアとの比較

日本で爆騰中のキオクシアとの比較をしたいと思います。サムスンはHBMやファウンドリー、家電も行っているので、単純比較はできませんが参考になればと思います。
サムスン電子とキオクシアは、いずれもメモリ市況やAIデータセンター投資の恩恵を受ける企業ですが、株式市場から与えられている評価には大きな差があります。2026年6月時点でサムスン電子の時価総額は1兆ドルを超え、12カ月先予想PERは約6倍とされています。一方、キオクシアは2026年6月19日時点で株価10万8,600円、時価総額約52.9兆円、予想PER14.13倍、実績PBR42.41倍となっています。単純な利益倍率で比べると、キオクシアはサムスンの2倍以上のPERで評価されている計算です。

この差が生じる最大の理由は、両社の事業構成です。キオクシアはNAND型フラッシュメモリとSSDに特化しており、NAND価格が上昇すると売上高以上のペースで利益が拡大しやすい企業です。AIサーバーでは学習データや生成データを保存する大容量SSDの需要が増えているため、市場はキオクシアをAIストレージ需要の純粋な恩恵銘柄として評価しています。反対に市況が悪化した場合は、利益の落ち込みも大きくなります。高いPERやPBRは成長期待の表れである一方、現在のNAND価格と高い収益性が長期間続くことを前提とした評価でもあります。

サムスン電子は、DRAM、HBM、NANDに加えて、ファウンドリー、スマートフォン、テレビ、家電、ディスプレー、車載事業まで抱える総合テクノロジー企業です。AI需要の中心であるHBMやサーバーDRAMを持つ一方、低採算の家電や投資負担の大きいファウンドリーも含まれるため、メモリ専業企業ほど利益成長が株価へ直接反映されにくい構造です。いわゆるコングロマリット・ディスカウントや韓国株全体に対する割安評価もあり、2025年の連結純利益が約33.6兆ウォンだったにもかかわらず、将来利益に対するPERは低い水準にとどまっています。

財務の安全性ではサムスンが優位です。サムスンは巨大な現金・金融資産を持ち、DRAM、NAND、スマートフォンなど複数の収益源を持つため、特定製品の市況悪化に対する耐久力があります。キオクシアはNAND市況への依存度が高く、業績の上振れ余地が大きい反面、価格下落局面では利益やキャッシュフローが急減しやすい点に注意が必要です。

したがって、バリュエーションだけで比較すれば、サムスン電子の方が割安感は強いと考えられます。低PERに加え、HBM4、DRAM、NAND、ファウンドリー再建といった複数の成長材料を持っているためです。一方、キオクシアはNAND・SSD需要が市場予想を上回り続けた場合、利益の伸び率ではサムスンを上回る可能性があります。ただし、予想PER約14倍、PBR約42倍という水準には、かなり強い成長期待が既に織り込まれています。

最後に
見ていただき、ありがとうございました。今回調べてみて、サムスンは幅広い事業領域を持ちながら、メモリやファウンドリーなどの成長領域を保有しているのだと実感しました。バリュエーションに関しては、私が想定していたより割安だなと感じました。SKとの比較も今後やりたいなと思っております。
サムスンに投資したい!と思えた人はぜひコメントのください!


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