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オリンピックに出場できない体で、深夜のリンクに立つ。

 昨晩の話です。

右肩の石灰沈着性腱板炎の治療から1週間。 医師からは「1〜2週間は安静に」と言われていた気がしますが、体がうずいて我慢できず、7日間の沈黙を破って夜練に復帰してきました。

久々の氷の上。しかし、そこで待っていたのは「思い通りにいかない自分の体」でした。

復帰初日の違和感

リンクに降りて真っ先に感じたのは、圧倒的な「出力不足」です。

  • 力が入らない: 全力で踏み込んでいるつもりでも、パワーが氷に伝わらない。

  • バランスが崩れる: わずか10日のブランクですが、軸がどこか不安定。

「これは単なるブランクか、それとも……?」と首を傾げていると、リンクサイドで面白い出会いがありました。

謎の「医学と赤ワイン」の賢者

本日お会いした方は、医学や薬学に異常に詳しく、そして私と同じ「赤ワイン好き」ということが判明して意気投合。その「賢者」曰く、

「ステロイド注射の後は、一時的に力が入りにくくなる人がいるんですよ」

とのこと。なるほど、私の出力不足は「仕様」だったのかもしれません。 ちなみに今の私は、体内にあるステロイドのおかげでドーピング検査を受ければ確実に「陽性」が出る状態。

残念ながら(?)規定によりオリンピックへの道は断たれました。……まあ、最初から道はありませんが。

2分間の試練と、魔法の漢方

そんな本調子ではない体で、無謀にも2分間のプログラム練習に挑戦。 結果、見事に両足の脛(すね)の外側が激しく攣(つ)りました。 涙が出るほどの激痛です。

体が訛っているのか、それともステロイドの影響か。 悶絶する私に、先ほどの「医学賢者」が授けてくれたアドバイスがこちら。

「今晩は**芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)**を飲んでおきなさい」

帰宅後、早速服用しました。 それにしても、大人のスケート場というのは、なぜこうも「T大出身」や「お医者様」といったハイスペックな方々の遭遇率が高いのでしょうか。実に興味深いコミュニティです。

明日のレッスンに向けて

散々な復帰戦でしたが、今日滑っておいて本当に良かった。 いきなり明日の1時間レッスンに挑んでいたら、リンクの上で完全に「文鎮」と化していたに違いありません。


まずは芍薬甘草湯の力を借りて足を休め、明日のレッスンで「動的な圧」を取り戻してきます。

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