迎え火オペラ、毎週ショートショートnote、429文字
とある歌劇場。
開演前に、出演者用のステージドアで焚かれる小さな炎は演出ではなかった。
役に宿っている歴代の名歌手の魂を迎える迎え火だった。魂は喉に宿り、その夜だけ、主役に人間離れした歌声を与えてくれる。
魂を迎えた者は、終演後に必ず送り火を焚かなければならない。送り忘れた魂は、自力で帰ろうとする。だが帰れない。行き場を失った魂は、そのまま歌い手の喉に棲みつく。
だから、カーテンコールより送り火が大事だった。主役は、幕が下りると同時にステージドアへ向かう。
この日、主役が最後のアリアを歌い終えると、客席に響き渡る拍手に、スタンディングオベーション。
何度も続くカーテンコール。舞台監督は時計を見て、何度も合図を出すが、彼女は客席しか見ていない。
送り火の時間は、とっくに過ぎていた。
彼女と重なっていた霊は帰ろうとして、彼女から半分だけ、はみ出た状態になった。
それからというもの、彼女の声は、自分の口の動きと半拍ずれるようになった。
「あれ、こえが、おくれて、きこえるよ」
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オチは、腹話術のいっこく堂さんでした。
今年のお盆休みは、まず、実家に帰って墓参りをして、それから、名古屋にできた劇団四季のMTG名古屋四季劇場に行き、「オペラ座の怪人」を観劇します。
たらはさん、私のスケジュールを見たのですかw。
あと、名古屋では、ライブハウスで行われるインディーズバンド・iCOのライブにも参加します。
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創作プロセスを書くの、流行りですか?
では、迎え火+オペラ。
オペラでお迎え、そのままだと、きっとネタが他の人とかぶるでしょう。
迎え火は送り火とセット。
かぶらない ようにするためには、軽く迎えて、送り火の話にしよう。もし、送り火をしなかったら、帰れない。
オペラ歌手が魂を迎える。
魂は帰りたいだろうな。
魂はどこに宿る。
頭の中じゃない、きっと、喉に宿る。
帰ろうとして喉を持って行こうとする。
でも、帰れず、喉の場所がズレる。
あっ。
