「数字は良いのに走りたくない」を、毎回悩まなくていい。心拍と体調がズレた日の判断ルール
朝、目が覚めて、時計を見る。
安静時心拍は、いつもより低い。
睡眠スコアも悪くない。
数字は、昨日より良くなっている。
「今日は、走れそうだ」
そう思って、体を起こす。
でも、体は重い。
なんとなく、調子が悪い。
「今日はやめておいたほうがいい気がする」と、体のどこかが言っている。
数字は「走れ」と言う。
体は「休め」と言う。
こんな朝、あなたはどちらを信じますか?
50代になって、走り直してから、私はこの朝に何度も立ち止まりました。
数字を信じて走れば、翌日、思った以上に疲れが残る。
体感を信じて休めば、「本当は走れたのに」と、後悔が残る。
どちらを選んでも、正解だった気がしない。
そして、いちばん困るのは、この迷いが練習そのものを止めてしまうことです。走るか、休むか。決められないまま時間が過ぎて、結局、今日も走らなかった。
そんな日が続くうちに、少しずつ、練習の線が途切れていく。
もし、この迷いに、自分なりの「決め方」があったら、どうでしょう。
数字と体感がズレた朝、何を見て、どの順番で判断すればいいかが、分かっている。
「今日は走る。ただし、ここまで」
「今日は休む。理由はこれ」
と、数分で決められる。
迷いで練習を止めることが、なくなる。
走ると決めた日は、無理のない負荷で、確実に積み上げられる。
休むと決めた日は、後ろめたさなく、体を休められる。
判断に自信が持てると、練習は途切れなくなります。
私が実際に、そうなったからです。
「そんな判断力は、経験豊富な人にしかない」
そう思うかもしれません。
でも、それは違います。
私も、走り直した当初は、毎朝迷っていました。
数字が良ければ走り、悪ければ休む。
そんな単純なやり方で、何度も体を壊しかけました。
変わったのは、才能でも、感覚の鋭さでもありません。
「数字と体感が食い違ったときは、こう考える」という、自分なりの判断の基準を、一つ持ったことでした。
判断力は、生まれつきの感覚ではなく、基準があれば誰でも身につけられる、技術です。
そして、その基準は、難しい理論ではありません。
7月のある日、私が実際に迷い、実際に決めた、たった一日の判断の中に、すべて詰まっています。
7月27日。
朝の安静時心拍は45。私の平常値からすれば、悪くない数字です。
ところが、体調評価は「悪」。
さらに、この日の予定は「完全休養、または回復ジョグ+体幹」。
そして夕方の気温は、33℃。
数字だけを見れば「走れそう」。
体感や条件を見れば「休んだほうがよさそう」。
まさに、あの朝でした。
この記事では、この日に至る7月24日からの4日間の練習日誌——予定していた練習、実際に行った練習、ペース、平均心拍、安静時心拍、体調評価——をすべて並べて公開します。
そのうえで、私が7月27日に、
・数字と体感が食い違ったとき、どちらを優先したか
・どの数字は、単独で判断材料にしなかったか
・なぜ「走る」と決めたのか
・走ると決めたとき、どの程度の負荷で、何を守って走ったか
を、迷いの過程ごと、順を追ってお話しします。
そして最後に、この一日から取り出した「安静時心拍と体調評価が食い違うとき、どちらを信じるか」という判断の基準を、あなたの明日の朝に、そのまま使える形にしてお渡しします。
単なる「この日はこう走りました」という練習日誌ではありません。
数字と体感がズレた朝に、迷わず決めるための、私の判断ルールです。
明日の朝、また、数字と体感がズレるかもしれません。
そのとき、迷って練習を止めるのか。
それとも、自分の基準で、数分で決めて、走り出すのか。
その違いを作るのは、今日、この記事を読むかどうかだと、私は思っています。
もし今、
「数字は悪くないのに、体調がいまひとつ」
「休むべきか、軽く走るべきか、毎回迷う」
「どの程度の負荷で走ればいいのか、判断できない」
と感じているなら——
この続きが、あなたの迷いを、一つ減らします。
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