26/27 J1 第5節 町田vs川崎 感想戦 ~小川航基劇場

FC町田ゼルビアが好きでサッカー観てます。
ただサッカー未経験なので、勉強のために、時々試合の振り返りを書き残すnoteです。
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土曜の水戸戦から中3日で水曜開催の試合。
第5節にしてようやく、初の野津田ホーム。
相手はお近くの川崎フロンターレです。
町田の鶴川近隣に住んでると、ちょっと道を間違えただけで川崎市に入るので、身近なところのチームですね。


スタメン

町田はとうとうリューホがリーグ戦に帰ってきました。
前週の天皇杯で試合復帰し、サポの歓声を受けたリューホ。
今季はダビドの名を背負い(?)、ここでJ1復帰です。
そして、黒田監督はほかのメンツも少し弄ってきました。
北斗とヘンリーが今季初スタメンですね。
過密日程への対処もあると思いますが、ぜひここで活躍してほしい。

相手の川崎は4-2-3-1で、去年のベストイレブンの伊藤や、前線にデリキといった強そうな選手がいます。

前半の展開

まず、前半互いに一進一退で、締まった良いゲームだったと思います。

町田はいつものように3-2-5でビルドアップをし、明本と相馬はポジションをよく入れ替えることで相手4バックの更に大外の相馬エリアを使えるようにする。
左サイドの相馬・明本コンビのストロングを活かす動き。

また、テテがその抜群の存在感で、川崎のCBを2枚引き付けるため、シャドーの位置に入り込んだ明本が若干浮き、それを気にして川崎の橘田が引き気味で守る場面も。
そうなると、川崎は中盤の枚数が1枚減るので、その中盤エリアを町田はボランチが使ったり。
川崎の脇坂がその中盤を埋めに下がったら、町田は最終ラインで落ち着いてボールを持つ。そんな具合で進めていました。

あと今節は、相手が4バックで守備の幅が狭いのに加え、右WBヘンリー左CB昌子ということで、もはや懐かしの昌子→ヘンリー対角フィードが復活。

ヘンリーはまだ足元技術に不安があり、今節もパスミスがちょくちょくありましたが、彼が右WBで最前線まで上がることで、相手との高さギャップを作って前線でポイントとなることも。
あとは、対角フィードを受けた後の仕掛けをもうちょっとね~
後半の話ですが、58分の昌子→ヘンリーからの、中央の北斗に出したパスなんかは、北斗の利き足に出せないところで、まだディティールを詰めたパスが出来ないんだと思ってしまう点でした。本人も北斗にめちゃ謝ってたけど。

今節面白かったのは、相馬が何かに目が覚めたかのようにクロスを放り込みまくってたところですかね。
彼は大外の相馬エリアでボールを持つと、普段ならちょくちょくドリブル突破を仕掛けますが、今節はとにかくクロス。
反対サイドも、北斗が持つととにかくクロス。

DAZN解説も言ってましたが、川崎はクロスに弱いデータがあるそうで。
加えて町田の選手達は高さもあるので、そういったスカウティングでの攻撃だったのかもしれませんね。

ただ、これらの攻撃で良い具合までいきますが、川崎のゴールネットを揺らすことはできませんでした。

一方の川崎ですが、素人目に見た印象ですと、攻撃時は町田よりも個々のスキルといいますか、感性や創造性に任せている印象でした。

敵陣に入るまではある程度決め事がありそうで、町田の前線3枚プレスに対し4バックの数的優位で広くかわしつつ、2ボラの上手さを活かしてすんなり中盤にボールを通す。
町田陣に入ってからは前線3枚+トップ下+2ボラで皆自由に動き、テンポよくパスでボールを動かし、町田の足が止まったら裏抜けに対して鋭くスルーを通す。
町田の3CBには前線の3枚をぴったり当てておけば、あとはパスを回せば隙ができるのを計算したような攻撃です。

あと困ったのは、相手の4バックが広がるとWBが釣り出された際に、その後ろのスペースをよく使われたことですね。やはりこれが3バックの弱点。

川崎はボランチの山本がやけに上手くボールを獲られない上に、ピシッと前線にパスを通してくるから敵ながら見事。
トップ下の脇坂も、高いポジショニングセンスでパッとボールを受けたと思ったら、スッと裏抜けのスルーを通してくる。
前半早々の伊藤によるチャンスもそんな感じで脇坂からで、谷がよく触ってくれました。

伊藤も独特な細かいタッチのドリブルでするするっとボールを持ち上がってきますが、これがなかなか止められない。
さすが川崎、中盤でボール動かすのが皆うまい。

あと印象的だったのは左SBの三浦。
足速すぎ。彼には前半だけでなく、試合を通してその快速でチャンスを作られました。

そんな川崎の攻撃も、肝心のフィニッシュの部分では町田も最後までやらせない守備で前半はしのいでいました。

後半の展開

後半は立ち上がりからややワイドな展開。

前半でも見せていましたが、川崎の4-2-4プレスに対し、町田はCBの左右どちらかを上げ、そのサイドを押し上げる布陣。上の図だとヘンリーを。
結果として、疑似4-2-4(4-4-2)っぽくなったり。
川崎が右SBの山原が明本が引いた際に食いつき気味なので、最終ラインが1枚減ったところに前線にロングボールを入れると数的優位になることも。

三浦の抜け出しから失点

後半の59分には、相手の上手いボール回しから、大外マルシーニョ→三浦の高速抜け出しに大八も振り切られ、クロスから失点。
マルシーニョをマークすることが多かった大八にとっては、三浦の快速が想定以上だったのかもしれません。
マルシーニョを意識し過ぎて、三浦の加速に遅れてしまいました。

割と均衡して進んでいた試合でやられてしまいます。

で……

構想リーグまでの町田だったら、相手に後半でリードを許すとほぼ負け確だったのですが、今季の町田は違いました。
今季の町田は、後半もイケます。

後半の60分に、テテに変わって小川航基が味方を鼓舞しながら交代出場。
野津田デビューです。

この辺りは町田も攻めが渋く、特にヘンリーはボールがなかなか足に付かず、仕掛けの殆どを相手に止められてしまい、テンポが出ません。ヘンリー…
逆に相手にチャンスを作られる始末。

そんな雰囲気を察してか、町田が3枚代えを敢行。
リューホ→帆高、北斗→ラヴィ、西村→松尾
この交代が効果テキメン。

松尾とラヴィ、意味わかんねーうめぇ

とにかく驚愕だったのが松尾。
縦突破のイメージな選手でしたが、足元でボールを受けての持ち方が異様に上手かったですね。
入った途端から、相手を背負っていながら、ボールを受けたら相手に取られない位置にチョンとトラップして、スッとプレスをかわして前を向いてしまう。
こんなに足元上手い選手だとは。これには驚きました。
しかも速いから、この時間に投入されると相手は松尾を捕まえられない。

そしてラヴィも、相変わらずあんだけ相手に囲まれてもボールを奪われず、こちらもチョンとボールを動かすだけで相手のプレスをかわしてしまう。
魔法かよ。

「この2人からはボール獲れない」と思わせるスキルでした。

小川航基

今節はですね、このお方、「小川航基」サンの劇場でしたね。

後半の75分、CKを相馬が蹴ると、後ろから走り込んできた航基が流れるようなヘディング。
見事にファーに送り込み、同点弾。

いやこの状況でしっかり決めるか
コウキお見事、さすが代表
この時点で既に役者なのですが、、、

そこから6分。
川崎は失点の失意や疲れからか、段々守備間隔が間延び。
また、見た感じ町田ほどは守備時の互いのカバー意識が徹底されていないようなので、徐々に川崎陣内にスペースが生まれてきます。

でもって、途中交代の松尾が中盤でも相手のプレスを全部かわすので、川崎は守備が重くなる。

そんな頃でした。

帆高が入ったのもデカかったですね~

航基のポスト→マッツォの捌き→フレッシュな帆高が1対1をブチ抜きクロス→松尾が中央で潰れつつ、ボールはファーへ。
これを、ファーで待っていた航基が蹴り込み、勝ち越し弾!

まさに千両役者👏
いくら代表だからって、J1で活躍するのは容易ではない。
なんなら活躍しない可能性だってある中で、しっかり、途中出場で、しかも初野津田でドッペルパックでの逆転弾ですか。

この試合は彼のために用意された、と言ってもいいくらいの小川航基劇場でした。
私は用事で現地に行けませんでしたが、行った方はおめでとうございます!

ラヴィの怪我だけ心配

逆転したのは最高ですが、途中交代で入ったラヴィが負傷交代してしまいます。
途中から入ってすぐ素晴らしいパフォーマンスだったのですが。
というか…

ということで、今やJ屈指のボランチだと思うので、マジで重症じゃないことを祈ります。

ちょっと危ないシーンもあったが、しっかり守り切って試合終了

ビハインドになった川崎はさすがに攻勢を強めましたが、町田は組織的に集中した守備でなんとか守り切り、試合終了を迎えました。

2-1にて勝利、首位返り咲き!

そして、小川劇場閉幕です。

試合の所感として、色々要素はあったはずですが、
もう今節は、小川航基でいいんじゃないでしょうか笑

強いて言うなら、松尾のスキルが想像以上だったことは嬉しいですね。
年俸もだいぶ払っているということで、「そんなになのか?」という声もありますが、今節の数十分の様子だけ見れば、いやはやこれは活躍してくれそうだぞと。

あとは、松尾はラヴィ同様、前所属でも怪我がちでスタメンを離れていた選手なので、今後の過密日程でしっかり稼働してくれるのを祈るばかりです。

さて、興奮の逆転勝利の余韻十分に、もうすぐまた次の試合です。

過密日程と、天皇杯やこの川崎戦を経て、どんな布陣で挑むかがまた注目しつつ、楽しみに待ちたいですね。
勝ってくれよ~

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